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7で手を取らなかったパターン
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修学旅行で慎の手を取らなかったパターン
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バタンッ
「さとー、この箱で最後よ」
木谷「はーい、ありがと」
「着いたら、連絡するんだぞ」
木谷「はいはい、分かってるよ」
高校卒業し、私は実家を離れ
地方の大学に通う事にした。
勿論、あいつらから離れる為だ。
私は修学旅行で、慎の手は掴まなかった。
その影響なのか、その後の学校生活では
ありとあらゆる事に巻き込まれ、
何度か、慎に手を差し伸べられたが
その手を取る事はしなく、
残りの高校生活は過酷なモノだった。
男問題をでっちあげられ学校に居場所が無くなったり、
あんな仲良かった友達連中から嫌がらせを受けたり、
暴漢に襲われて入院したり…
慎の手を取れば、
あんな最悪な高校生活にならなかっただろうが
それでも、私は慎が言った流れに身を任せる事は
したくなかった。
「じゃあ、気をつけるんだぞ」
私は卒業祝いで買ってもらった車に乗り込み
親に手を振り、発進した。
コレであいつらと顔合わせる事が無くなる、
自分の幸せは自分の力で手に入れる。
やっと、解放されるんだ…
そう思った瞬間、車の前に
何かが飛び出して来た。
ドンッ
車に衝撃があり、私は前のめりになり
ハンドルにぶつかった。
淳太「何逃げようとしてんだよ…」
頭から血を流した淳太が立ち上がり、
外からドアを開けられた。
淳太「さとッ」
木谷「淳太⁈」
淳太は私の手を掴み、引いてくる。
淳太「自分だけ、逃げるなんて許さないからな」
木谷「何言ってんの…き…救急車を」
私は車から降りる。
淳太「自分だけ幸せになろうなんて…絶対に許さない
俺もここから、連れ出してくれよ」
ホラーかよと血が流れ続ける淳太は
私の手を離さない。
木谷「何言ってんのか、分からないから!
本当に救急車呼ばないと」
私は手が震えて、スマホが出せない。
淳太「さとッ!」
淳太は私の名前を怒鳴り、力尽きたのか倒れた。
茅波「きゃーッ!」
後ろから聞きたくも無い叫び声。
茅波「そんなぁ…淳太」
茅波は倒れた淳太に駆け寄った。
私はそんな2人に後退りをする。
逃げられない…
コレ…もう…絶対に逃げられないじゃん…
~修学旅行で慎の手を取らなかったパターン終わり
修学旅行で慎の手を取らなかったパターン
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バタンッ
「さとー、この箱で最後よ」
木谷「はーい、ありがと」
「着いたら、連絡するんだぞ」
木谷「はいはい、分かってるよ」
高校卒業し、私は実家を離れ
地方の大学に通う事にした。
勿論、あいつらから離れる為だ。
私は修学旅行で、慎の手は掴まなかった。
その影響なのか、その後の学校生活では
ありとあらゆる事に巻き込まれ、
何度か、慎に手を差し伸べられたが
その手を取る事はしなく、
残りの高校生活は過酷なモノだった。
男問題をでっちあげられ学校に居場所が無くなったり、
あんな仲良かった友達連中から嫌がらせを受けたり、
暴漢に襲われて入院したり…
慎の手を取れば、
あんな最悪な高校生活にならなかっただろうが
それでも、私は慎が言った流れに身を任せる事は
したくなかった。
「じゃあ、気をつけるんだぞ」
私は卒業祝いで買ってもらった車に乗り込み
親に手を振り、発進した。
コレであいつらと顔合わせる事が無くなる、
自分の幸せは自分の力で手に入れる。
やっと、解放されるんだ…
そう思った瞬間、車の前に
何かが飛び出して来た。
ドンッ
車に衝撃があり、私は前のめりになり
ハンドルにぶつかった。
淳太「何逃げようとしてんだよ…」
頭から血を流した淳太が立ち上がり、
外からドアを開けられた。
淳太「さとッ」
木谷「淳太⁈」
淳太は私の手を掴み、引いてくる。
淳太「自分だけ、逃げるなんて許さないからな」
木谷「何言ってんの…き…救急車を」
私は車から降りる。
淳太「自分だけ幸せになろうなんて…絶対に許さない
俺もここから、連れ出してくれよ」
ホラーかよと血が流れ続ける淳太は
私の手を離さない。
木谷「何言ってんのか、分からないから!
本当に救急車呼ばないと」
私は手が震えて、スマホが出せない。
淳太「さとッ!」
淳太は私の名前を怒鳴り、力尽きたのか倒れた。
茅波「きゃーッ!」
後ろから聞きたくも無い叫び声。
茅波「そんなぁ…淳太」
茅波は倒れた淳太に駆け寄った。
私はそんな2人に後退りをする。
逃げられない…
コレ…もう…絶対に逃げられないじゃん…
~修学旅行で慎の手を取らなかったパターン終わり
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