ヒロインのジレンマ

なゆか

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慎、茅波、残りは淳太か…

淳太からの告白をフれば、後は自由になれるはず
幼馴染という呪縛、本当に長かった。

私は修学旅行最終日の夜
淳太を呼び出した。

木谷「淳太と恋人になる未来は無いから」

これで…終わる。

これで…解放される。

淳太「…」

淳太は黙って私の言葉を聞いた後、口を開いた。

淳太「なんで俺は幸せになれねーんだよ」

木谷「何?」

淳太「俺の事なんて何も考えてねーで、
逃げようとしやがって」

木谷「は?」

淳太「そうやって俺の事を苦しめて、
何が楽しいんだよ」

苦しめる?

淳太「さとが俺と茅波がくっ付くとか言ったから、
俺は茅波が好きだと勘違いさせられた」

木谷「だって、淳太はずっと茅波の事が」

淳太「俺は茅波が好きだなんて一言も言ってねーよ、
周りやさとがそう言わせたんだろ」

木谷「何言ってんの…だって昔から」

そうだったっけ?

淳太が昔から茅波の事を何度も呼んでいた事は
覚えてる…でも…それ以上に…



淳太「さと!」



淳太「お前らが作った環境のせいで、
俺は…」

バンッ

淳太は壁を殴った。

淳太「俺と茅波が結ばれる運命なんて
誰が決めたんだよ」

木谷「…」

淳太「お前らのせいで、自分自身の気持ちに
気付くことさえ許されなかった」

淳太は私の腕を掴む。

淳太「絶対に逃がさない」

そっか…私が淳太の事を苦しめてたのか…
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