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そもそも… END後半
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酉野「俺は男だ!」
大三「うん、我に返って良かった」
そうだ、俺が女だった方が
何かと都合が良いと思ったから
自分が女だと思い込んだんだ。
蛙谷「そもそも、俺らは小学校の時
普通に女装してなかったろ」
井森「あぁ~、中学からだもんね」
蛙谷「何でその辺すっ飛んでんの?
俺らが女装してた理由は、酉野…
ゲンタが女だと思い込んだからだ」
井森「本当、意味分からない事に
付き合ってんだからね~」
蛙谷「俺らはゲンタが同性でも
そんなん関係なく好きだって証明する為に
女装に付き合ってたんだよ」
井森「そうそう、ゲンちゃんが男でも女でも
好きなの!」
酉野「でも、高校は?」
井森「流石に無理が出てきたからだよ」
今でも女に見えるけどなと
3人の顔を見て思う。
蛙谷「で、ゲンタは自分が
女だと思い込んでたから、
女子に恐がられてたんだぞ」
井森「女子に成りきれてない男子が、
近付いて来たら恐いでしょ?
それにタチ悪いのが女子だって思い込んでるから
普通に女子トイレ使ってたよね?」
そりゃ襲われるかもしれないとか
思われるよなと、女装すらしてない自分の
頭をかく。
大三「やっと、解決したな」
俺は鏡を見直すが、
どの角度から見ても男である。
井森「そうそう!
思い込み過ぎると幻覚とか見るって事なの?」
蛙谷「自分が女になるって、
くだりがすっ飛んでっから
おかしくなったんだぞ!」
酉野「だってさ…俺が男で
マキハもミズもショウも男なら
結局、結婚は出来ないだろ」
大三「ゲンタ」
酉野「お前らが男だから、
俺は女になろうとしてたのに」
大三「ゲンタッ」
ショウに大声で呼ばれ、
顔を上げるとマキハもミズも驚いているようだ。
大三「そこも解決させないといけない」
酉野「結婚する為にって事?」
大三「違う、あの時
俺達3人はゲンタを友達として
好きだと言ったんだ」
蛙谷・井森「…あ」
マキハとミズは、そうだったという顔を
しているが、それよりも
こんな険悪なショウの顔を見た事がなかった。
大三「好きでも、likeとloveの2種類あって
俺達は前者だ」
酉野「友達として、好きって事か!」
そうだったのかと衝撃を受けるが、
ショウにため息をはかれる。
大三「普通、そう思うだろ。
ゲンタが暴走した原因は
勘違いさせた俺達にもあるが、
そもそもが間違ってたんだ」
俺は勘違いして、思い込んで
3人の中学3年間を台無しにした。
酉野「謝って済むことじゃないけど、
俺のせいで、迷惑掛けてごめん!」
俺は3人に頭を下げ、頭を上げると
ショウに肩を掴まれる。
大三「ゲンタが馬鹿なのは理解してるから、
今後は男友達として…」
蛙谷「ちょっと、待て!」
酉野「うわっ何、マキハ!」
井森「本当、2人だけで進まないで!」
マキハとミズがストップを掛けた。
蛙谷「ショウ、勘違いが本当になる事って
あると思うか?」
大三「え?」
蛙谷「だから、勘違いが本当になるって事!」
大三「いや、ゲンタが自分を女だと勘違いしても
身体は女には、ならなかっただろ?」
井森「ショウちゃん、あのね
ゲンちゃんの勘違いの話じゃなくて
僕らの気持ちの話」
大三「気持ち?」
酉野「何の話?」
ショウはピンと来ておらず、
マキハとミズだけ、何かあるようだ。
井森「僕らは、ゲンちゃんを
好きだと言ったよね?」
酉野「うん、友達としてでしょ」
井森「ショウちゃんは違うみたいだけど、
マキちゃんと僕はちょこっと…」
ミズは顔を手で覆い、頭を振り出した。
大三「…勘違いが本当って、まさか」
井森「ゲンちゃんを好き好き言ってたら…
本当に好きになっちゃった」
酉野「うん?」
蛙谷「だから!
ショウのゲンタに対する好きは、like!
俺とミズの好きは、loveって事だ!」
俺は2人に片手ずつ掴まれる。
蛙谷「結婚するぞ!ゲンタ!」
井森「ゲンちゃん!愛してるからね~」
両手の甲にキスをされ、
まじかよと、正面のショウに助けを求める。
酉野「ショウ!
どうすればいいの!」
大三「don't know」
酉野「英語やめて!」
大三「This is the end of the story」
酉野「英語はやめてってば!」
おわり
大三「うん、我に返って良かった」
そうだ、俺が女だった方が
何かと都合が良いと思ったから
自分が女だと思い込んだんだ。
蛙谷「そもそも、俺らは小学校の時
普通に女装してなかったろ」
井森「あぁ~、中学からだもんね」
蛙谷「何でその辺すっ飛んでんの?
俺らが女装してた理由は、酉野…
ゲンタが女だと思い込んだからだ」
井森「本当、意味分からない事に
付き合ってんだからね~」
蛙谷「俺らはゲンタが同性でも
そんなん関係なく好きだって証明する為に
女装に付き合ってたんだよ」
井森「そうそう、ゲンちゃんが男でも女でも
好きなの!」
酉野「でも、高校は?」
井森「流石に無理が出てきたからだよ」
今でも女に見えるけどなと
3人の顔を見て思う。
蛙谷「で、ゲンタは自分が
女だと思い込んでたから、
女子に恐がられてたんだぞ」
井森「女子に成りきれてない男子が、
近付いて来たら恐いでしょ?
それにタチ悪いのが女子だって思い込んでるから
普通に女子トイレ使ってたよね?」
そりゃ襲われるかもしれないとか
思われるよなと、女装すらしてない自分の
頭をかく。
大三「やっと、解決したな」
俺は鏡を見直すが、
どの角度から見ても男である。
井森「そうそう!
思い込み過ぎると幻覚とか見るって事なの?」
蛙谷「自分が女になるって、
くだりがすっ飛んでっから
おかしくなったんだぞ!」
酉野「だってさ…俺が男で
マキハもミズもショウも男なら
結局、結婚は出来ないだろ」
大三「ゲンタ」
酉野「お前らが男だから、
俺は女になろうとしてたのに」
大三「ゲンタッ」
ショウに大声で呼ばれ、
顔を上げるとマキハもミズも驚いているようだ。
大三「そこも解決させないといけない」
酉野「結婚する為にって事?」
大三「違う、あの時
俺達3人はゲンタを友達として
好きだと言ったんだ」
蛙谷・井森「…あ」
マキハとミズは、そうだったという顔を
しているが、それよりも
こんな険悪なショウの顔を見た事がなかった。
大三「好きでも、likeとloveの2種類あって
俺達は前者だ」
酉野「友達として、好きって事か!」
そうだったのかと衝撃を受けるが、
ショウにため息をはかれる。
大三「普通、そう思うだろ。
ゲンタが暴走した原因は
勘違いさせた俺達にもあるが、
そもそもが間違ってたんだ」
俺は勘違いして、思い込んで
3人の中学3年間を台無しにした。
酉野「謝って済むことじゃないけど、
俺のせいで、迷惑掛けてごめん!」
俺は3人に頭を下げ、頭を上げると
ショウに肩を掴まれる。
大三「ゲンタが馬鹿なのは理解してるから、
今後は男友達として…」
蛙谷「ちょっと、待て!」
酉野「うわっ何、マキハ!」
井森「本当、2人だけで進まないで!」
マキハとミズがストップを掛けた。
蛙谷「ショウ、勘違いが本当になる事って
あると思うか?」
大三「え?」
蛙谷「だから、勘違いが本当になるって事!」
大三「いや、ゲンタが自分を女だと勘違いしても
身体は女には、ならなかっただろ?」
井森「ショウちゃん、あのね
ゲンちゃんの勘違いの話じゃなくて
僕らの気持ちの話」
大三「気持ち?」
酉野「何の話?」
ショウはピンと来ておらず、
マキハとミズだけ、何かあるようだ。
井森「僕らは、ゲンちゃんを
好きだと言ったよね?」
酉野「うん、友達としてでしょ」
井森「ショウちゃんは違うみたいだけど、
マキちゃんと僕はちょこっと…」
ミズは顔を手で覆い、頭を振り出した。
大三「…勘違いが本当って、まさか」
井森「ゲンちゃんを好き好き言ってたら…
本当に好きになっちゃった」
酉野「うん?」
蛙谷「だから!
ショウのゲンタに対する好きは、like!
俺とミズの好きは、loveって事だ!」
俺は2人に片手ずつ掴まれる。
蛙谷「結婚するぞ!ゲンタ!」
井森「ゲンちゃん!愛してるからね~」
両手の甲にキスをされ、
まじかよと、正面のショウに助けを求める。
酉野「ショウ!
どうすればいいの!」
大三「don't know」
酉野「英語やめて!」
大三「This is the end of the story」
酉野「英語はやめてってば!」
おわり
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