つたえたいこと

ゆーゆー太

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第一章

出会い

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いつも通り、定時であがる池袋の金曜日の夜は若者とサラリーマンで賑わっていた。

私はその中に1人の男性に目がいった。

それはボロボロの汚い男性。ホームレスだろうか。

僕はその男性と目があった。

なぜなのか。その男性に引き寄せられるように近づいていく。

もう手を伸ばせば触れられる距離。
その時、男性は口を開いた。

「ありがとう」

その瞬間、強い風が吹いた。
その男性はもういない。。。。

この突拍子もない状況に何故か冷静な私がいた。

それは、「ありがとう」と急に言われたこの言葉。

僕は全てを理解していた。
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