冒険者の手帳

sbadow

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第7傭兵団

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俺らは何度も死線をくぐり抜けてきた。
戦争に出された隊の名前が7番だったからそこからとって第七傭兵団にした

山ほど汚れ仕事をして大勢の命を奪ってきた。
国の裏を支えてきたと言ってもいいぐらいだ
いつ殺されてもおかしくないくらい罪は重ねたと思う、悪魔なんて呼ばれたりもした。
でも腕が良すぎて仕事には困らなかった。

でも人員にはいつも困ってた、気がつけば生きてるのは顔の知れた俺たち7人だけだった。
いつだか王様に7つの大罪はお前らがこの世に生まれた事だななんていわれた。
金は貰ったから何も言い返さなかったがな
見分けがつきやすいようにみんな死んだ仲間の服を縫い合わせた布頭巾をかぶってたんだ、

あの日はたしか敗残兵が村を荒らしてるから殺してくれって依頼を受けてそいつらの根城があるらしい森を当てもなく彷徨ってた。

だけど俺らもプロだから根城まで一人も犠牲者をださないでたどり着いたんだ。

でもいやにすんなりたどり着いたっていう違和感には気付けなかったんだよな。


そして現在根城のはずの砦跡に何故か俺らは立て篭ってて外からは数えるのも嫌になるくらいの兵士に追われている。

どうやら貴族達が俺らの首に懸賞金を懸けたらしい。


不意打ちで俺らの7人と一人を除いてみんなやられちまった。

その一人ってのが今更気づいたけどまだの子供だ顔も幼いしこんな状況にビビりまくってる、

「落着けよ新人、いつもの事だ生き残ればお前も立派な第七傭兵団の仲間入りだ」

軽口を叩きながら、弓を使って確実に相手を減らしていく、籠城してるのと夜ってことが最高に運が良かった。

「むりっすよ、もう助かんないっすよ」

新人はそんなこと言いながら弓を撃ってる、意外と大物かもしれん。

一番年下でこんなに生き残ってるこいつをみて、みんな生き残らせたいって気持ちになってたんだろうな。
俺とジャン、アンディ、キース、ディ、ソル、カイ、みんな同じ気持ちだったんだと思う。

暫くして敵の数は殆どいなくなって生き残りも引き上げ始めたときだ。

4人くらいの若い奴らが攻め込んできた、弓で撃っても切り落としてきやがる、

こいつが勇者っていうやつらかよ化け物じゃねぇか。
8人みんな助かるのは無理だなって思った


とうとう矢もなくなった、キースが二手に分かれて何人かが残って戦おうと言った

アンディ、ジャン、キース、カイが残ることになった、
新人と残りで逃げる事にした。

ー砦跡ー


「なぁ、アンディ」

「どうしたジャン」

「言うなよジャン、時間ぐらい稼げるさ」

「キースの言う通りだ、勇者様と対決なんて想像できねぇぜ」

勇者御一行、有名な奴らだ騎士の名家とか魔術師の優秀な血を寄せて寄せて作った最強の人間達

4人もいたらしい、

可愛い顔した白髪と黒髪の女の子二人と
整った顔の男の子と
ちょっと背たけの高めの男の子


見た目はそれだけなんだが、俺らの張ったトラップ全部魔法で燃やしてくれやがった。


だから一発勝負に出る事にしたぜ

アンディ、キース、ジャンと俺で部屋の死角にか隠れる机の裏、天井の隅

部屋に入り込んだ瞬間に部屋に貼った魔法封印の結界を発動そっから4人がかりで男二人を仕留める算段だ。

ひどい案だがこれぐらいしかねぇ



奴らが来た、近くでみてもやっぱりガキだ、新人と同じくらいだろ、殺しても恨まないでくれよ


ジャンが結界を発動する、女の子二人は魔法が使えなくて慌ててるようだ、アンディがイケメンの方を相手してる間に、俺らでこののっぽ野郎を殺す。


のっぽの死角に完全に入った、俺の剣がそいつの首にあたる瞬間だ。

弾かれた、意味がわからなかった、間違いなく死角だったなんでだ、なんでみんな殺されてる!?

だめだ、こいつらには勝てねえ。

新人のところにはいかせねぇえ.....

腹にズブリと剣が二本刺された。

なんつう早さだよ、動きが見えなかった。


人じゃねえよ、なんなんだよいったい。


トーマス、頼むぞ。


パタン.......







ー逃走組ー



砦跡からかなり離れたところに祠を見つけた、奥に祭壇見たいのがあった、その中の社の中に新人を隠れさせた、

ディとソルと俺で砦跡に急いで戻った。

首をスッパリ切られてるジャンとアンディとキースの死体、そして離れたところで何回も刺されたカイの死体を見つけた。みんな耳が切り取られてた。


4人の死体を担いで祠まで戻った。

新人は泣いてたが、俺らは涙が出てこなかった。

あのクソガキどもをぶっ殺すことしか考えてなかったんだと思う、


勇者様達はきっと街に帰ってカイ達の耳を見せて殺したって自慢してるんだろう。

そう考えると眠れなかった。

コツン...コツン....

祠に入ってくる足音した!


おかしい、普通こんなところに誰もこない、追ってはこないように足跡も消してきたはずだ!!!


いったい誰が、カイの死体を見た、血と傷口でわからなかったけど魔法陣になってた。

そうか、死体に追跡の魔法をかけたのか。





ディとソルと一緒に寝てる新人を社の中に隠した

小さな影の4人組の足音がこっちに向かってくる、

正面からじゃ勝てない。

俺らは大急ぎで、薪を何個も作った祠の中は煙が充満してほとんど何にも見えなくなった、大丈夫だ俺らは祠の中の位置関係を覚えてる


4人の足音が止まった。

いまだ!!

3人で切り込みに行く瞬間、突風が吹き荒れ、煙が消え去った。



なんつう魔力だ、このガキが今のを一瞬でやったのか。

魔法ってのは常人にはそもそも使えず使える一部の人間でもその日に数回使うだけで、倒れてしまったりするほど燃費が悪く使いにくいものだが。


このガキはそんなのお構い無さそうに次の魔法を唱えてる、

ディがナイフを投げつけた、びっくりしたのか女が詠唱をやめた、がナイフは男の方にはたき落された。

いまだ!!

ソルとともに男に切り掛かる、



だが男が切る大勢に入る方が早かった、

ソルが自ら剣に刺さりに行った、案だけ深く刺さればすぐには抜けない、

ソルが最後に俺にウインクをした、俺は軽く頷きそのままの足で男の人心臓をひとつきした、が。


剣が刺さらない、皮の鎧だ刺さらないわけがない、変な魔法陣が写っていた。

また魔法かよ!!!


死を覚悟した、

男の剣の突きがくる!!!。


しかし俺が見たのは、剣の飛び出たディの背中だった。

「し...じ...ん..たの..」

ゲホゲホ血を吐きながら喋っていた、

あぁ新人は何としても守る。



社の前まで猛ダッシュした


中から起きた新人が社からでて来ようとしていた。


俺はアンディ達の死体で社の入り口を塞いだ



「俺も戦う!!開けてくれよ!!トーマスさん!!」

新人がそう叫ぶから俺は最後の力で沈黙の魔法を新人にかけた。

意識がぐらついてくる。


アンディ達の死体によりかかり視線 を逃げてきた方向に戻すと4人が歩いてくるのが見えた、人殺し集団の最後は勇者様に退治されて終わりか。
そんな事を考えてると、冷たいものが俺の体を貫いたのを感じた。


みんな新人は守りきったぞ。



「ねぇねぇ、この死体の奥にだれかいるよー?」

!?白髪の女ががなんか言い出した。

「第七傭兵団の殲滅、みんな殺さないとまた王様に怒られちゃうや 」」


まて、そっちに行くな...


最後くらい、最後くらいは、誰かを守る人間でいさせてくれよ。



頼む、頼む、誰でも良いこいつらを倒す力をくれよ。






心で願いつつ祭壇に手を伸ばすと、祭壇が赤く輝きだした。



悪魔でもなんでもよい、今はそんな力があればソレデイイ。

みんなの体が集まってくる、ソウダオレラミンナデダイナナヨウヘイダンダ、勇シャなンテしラない、殺す、コロす。


新人、生きろよ。














男は久々に頭から外したボロボロの黒い布頭巾を眺めながら血の付いた手帳を閉じた。





トーマスの頭、ディの左腕、ソルの左足、キースの右足、アンディの上半身、カイの右腕、ジャンの下半身

それがくっついて合わさった姿は第七傭兵団の成してきた悪事の権化にも見えた。


結局は勇者に封印されいまもあの祠にいる。
街では七つの大罪を犯した蛮族を勇者が封印したなんて言われてるらしい。

国に使われ、国に殺されたもの達だなんて誰も知らずにな。


悪魔が言うには

力の対価に7人の僕を用意するまで永遠に蛮族を苦しめ続けるらしい。

対価が支払われた時初めて蛮族達は罪から解放されるらしい


そんな話を社の中にいた俺に悪魔は言ってきた。

用意しろ、最悪の7人を   と






0番のモンスター、そして俺の恩人の話だ





あの人たちを、俺が助ける。それなら俺は悪魔のいいなりにもなる

後4体だ。
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