完璧を目指す一華さんは自分好みのスパダリも育成しちゃいます!

涼月

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Episode2 プロデュース第一弾

寄り添うための一歩 (一華side)⑦

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「一華さん、この子たちを見てください。イルミネーションみたいでしょう」
「うわぁ、とっても綺麗ですね。光の粒が動いているから正にイルミネーションですね」
「こっちがウリクラゲで、あっちがカブトクラゲ。どちらも体の表面にある、櫛板くしいたと呼ばれる細かな繊毛を動かして泳いでいるんです。自ら発光しているわけでは無くて、海の中のわずかな光を反射させているので、光っているように見えるんですよ」
「深い海の中って暗いですよね? 太陽の光が届くんですか?」
「おお、良いところに気づいてくれました」

 龍輝が嬉しそうに続ける。

「海の中はとても暗いです。でも、深海の生き物たちは、人間よりもずっと光に敏感なんですよ。僅かな光も感知できるし、こうやって集めて利用することもできる。凄いと思いませんか? 過酷な環境でも、その場に適した体に変化させながら生き残ってきているんですから。逞しいですよね」

 尊敬の眼差しをクラゲに向けている。

 ううん。きっと全ての生命をリスペクトしているのね。

 その横顔が堪らなく可愛いと思いながら、一華は龍輝が続けて語り出した学術的話は右耳から左耳へと流し続けていた。

 話している内容はよくわからないけれど……話している龍輝さんの表情は穏やかで優しくて素敵!


 まだまだ続きそうな龍輝のおしゃべりは、閉館の音楽によって打ち切られた。子供向け施設のため開館時間が短いのだ。

 ほうっと一息ついた一華に、龍輝がにっこりして尋ねてきた。

「お腹すきませんか?」

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