黒猫ふぅの徒然日記

MOKO

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気の遠くなるほど昔の事

人々に恐れられた鬼の王がいた。

その鬼の王には多くの仲間がいた。

鬼の王とその仲間達が通った村々は

どこもかしこも燦々たる状態で

生きとし生ける者の影は無く、死屍累々の荒野が残るだけ…。


あまりのことに見兼ねた当時の統治者は、どんな手を使っても

鬼の王を倒せと御触れを出した。


腕に覚えがある者達がこぞって鬼の王に戦いを挑んだが

もともと神出鬼没な鬼の王を

見つけ出すことも出来ず、簡単に合間見る事も叶わない。

もしも、上手く鬼を見つけ出せたとしても

挑んだ者達が逃げ出したのか、そのまま鬼に食われたのか…

彼らが再び生きて帰ってくる事はなかった。 





最早打つ手なし…。

諦めかけたその時

3人の修験者を引き連れて1人の巫女が現れた。

修験者は桁外れの霊力と戦力を持っていた。

1人は川を流れを割り開き 雨を呼ぶほどの力…。

1人は風を呼び起こし、また火の海を素足で渡るり切る力…。

1人は大地を割り雷を呼ぶ事が出来る力…。

そんな彼らよりもはるかに強い霊力とあらゆる呪を使いこなす

美しい巫女。




彼らは鬼の住まう里と人の里が繋がる場所が怒塚山である事を見つけだした。

そこから三年三ヶ月 鬼と死闘を繰り広げた。


そしてついに鬼の王を弱らせ 

里の入り口毎 封印する事に成功した。


巫女と修験者達は自らの魂に呪をかけ 

怒塚山の鬼の里の入り口を封印の礎となったのだ。

鬼が出られない二重封印。

以来鬼は人里に現れる事ななくなった。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


宵闇さま曰く

天河さまはその鬼の王なのだという。



しかし天河さまの物腰は柔らかい。

気がきくし、誰よりマメに動く

怪我をすると一番に心配するお母さんみたいな存在だ。

天河さまは確かに背も高く

手もゴツゴツしているし

剣の腕に至っては今だに勝てる気がしない。


大地は宵闇が渡してくれた鬼にまつわる書を読み漁り

封印を解く呪を学んでいるが

読めば読むほど

益々 鬼の王と天河さまとが合致しない…。








おかしい…。

文献が間違ってる…。

天河を伝える真実の文献を必ず自分が作ろう

大地は本気で考えた。





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