ハーレム相撲部~女4人に男1人。おまけにかわいい守護霊も憑いてきて、一体何がどうしてこうなった?~

Ring_chatot

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第5章:相撲部、復活

11話

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「ありがとうございます。それでは、相撲同好会として、よろしくお願いします……本当に、何もかも貴方たちのおかげなので……いつかは皆さんの人助けに、私も手伝えるようになりたいと思います」
 どうにも、真由美はこの相撲同好会を相撲をやる部活というよりも、人助けをする部活として認識しているようであった。今の状況を鑑みれば間違ってはいないのだが、相撲部(同好会)というよりは人助け部(同好会)、といったほうが正しいような状況に、裕也はどうしてこうなったのだろうなと苦笑が漏れた。

 そうして、真由美が入部を決めたところで裕也は古々に愚痴を漏らしたいがためにトイレに行き、目立たないところで古々のほうを見る。
「なぁ、古々。また相撲部……って言うか相撲同好会に女子が増えるけれど、いいのか?」
『いいのよ。でも、確かに女の子ばっかりじゃ練習がはかどらないのはちょっと気の毒ね……』
「相撲部に女性部員が3人か……なんというか、妙な部活になってしまったな。俺は女は好きだ……でも、相撲部に女が欲しいわけじゃない」
『いいじゃない、華があって』
「彼女らに技をかけてもいいのならいくらでもな。女がいても、触れられもしないんじゃ生殺しだっつーの!」
『あらぁ、若いわね。実際にかけるならどんな技? 一本背負い? 寄り倒し? やぐら投げ? って、これは技じゃなくって決まり手か』
「……俺の思考を口に出すのはやめてくれ」
 古々が言わんとしているのは、すべてが相手に密着する可能性の高い決まりてということ。実際に古々の言う通りの決まり手を想像したわけではないものの、裕也が言わんとしていることとはだいたい一致している。
『あら、正解なのね? やっぱり、体が密着する技を打ちたいのね、どうせなら?』
「そうだよ、悪いかよ」
 裕也だって、女性に対しては紳士的な態度を取りたいが、男として人並みの性欲はある。高校生ということもあり、女性に触れたい、抱きしめたい、感触や体温を確かめたい、そんな欲求は一番強い年齢でもある。無論、彼がその欲求を暴発させたことなど今までなく、これからもない予定ではあるが。
『いいじゃない、若いうちはそういう欲求を糧に強くなるものよ。いつかいい男になれば、そうさせてくれる異性も寄ってくるはず』
「だといいがな。そのためにも男子部員と一緒に切磋琢磨したいってのになぁ……」
 それにしても、相変わらず古々は下品で、何ともデリカシーにかけた奴である。男同士で会話をしているかのようなフランクさには、相手が異性であることを(生殖は不可能だが)しばしば忘れてしまいそうだ。男同士でくだらない話をしたいときも、古々ならば案外男の代わりになってくれるかもしれない。
 肝心の相撲で男の代わりに実戦的な稽古を務められないのがとても残念で仕方がないが……
「さーて、練習練しゅ……」
 トイレから戻ると、明日香たちと話している百合根がいた。裕也は嫌な予感がして、思わず絶句した。
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