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第5章:相撲部、復活
17話
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「人となりって言うのは、面相とか格好とかに現れるものだけれど、相手が人外じゃそれも難しい。リアクションを見てみようかと思ったけれど、これも人外だとわかりにくい。尻尾を振るとか、尻尾が縮こまるとか、そういうのも鹿のそれが何を意味するのかもわからないし……貴方たちって犬みたいに嬉しい時や楽しい時に尻尾振ったりとかしないの?」
百合根は二柱の尻尾を見る。鹿特有の、水滴をさかさまにしたような形状の小さな尻尾、(妖怪化してるからだろうか、三つもある)はピョコピョコと動いているが、それがどんな意味を持つかなんてわからない。これが鹿ではなく、犬ならばそれなりにわかるのかもしれないが、犬が人間ほどに賢ければ、尻尾の動きを誤魔化すこともできるだろう……と百合根は諦める。
そもそも、生物が違う以上に、生きている時間が違いすぎる(死んでいるけれど)。人間の感情を匂いで知れるような奴に、まだ人生20年も生きていない自分が太刀打ちできるわけもないのだが。
「うん、まぁとりあえず信用することにする。別に悪いことをしてるわけじゃなさそうだし、何かよからぬことを考えていたとしても、今すぐ取って食われるわけでもないでしょ。貴方たちの人となり、仕草が持つ意味は、じっくりゆっくり見せてもらおうかな」
明日香はもちろん、代々の先祖と親交があるという神使だ。まさか騙すなんてことはないだろうと百合根は警戒を解く。
『ありがとー! 機会があったら、あなたの守護霊もしてあげるね。たまにだけれど』
「それは助かる。有事の際には尾行を頼むかも。貴方たちなら、霊能力者でもない限りは尾行してもバレなそうだし」
古々と振々は何を考えているかわからない。そんな未知の存在に百合根は警戒心を強めてこそいるものの、それはそれとして一般人には認識できないこの存在、調査に使おうと思えば使い放題である。とりあえず、使えるだけ使っておこうと百合根は決めた。
「あ、もちろん。協力してもらえる見返りに人助けも協力するよ。守護霊なんてやってくれるんなら、ギブアンドテイクは必須だよね。そうだ、人助けをするのなら、役に立つアイテムを裕也と明日香ちゃんにプレゼントしてあげるからね」
百合根はそう付け加えた。明日香は嬉しいのか微笑みを浮かべるのであった。ちなみに、プレゼントというのは隠しカメラと盗聴器。人助けに使おうと思えば使えるものではあるが、百合根の言う人助けというのは少し物騒である。
百合根は二柱の尻尾を見る。鹿特有の、水滴をさかさまにしたような形状の小さな尻尾、(妖怪化してるからだろうか、三つもある)はピョコピョコと動いているが、それがどんな意味を持つかなんてわからない。これが鹿ではなく、犬ならばそれなりにわかるのかもしれないが、犬が人間ほどに賢ければ、尻尾の動きを誤魔化すこともできるだろう……と百合根は諦める。
そもそも、生物が違う以上に、生きている時間が違いすぎる(死んでいるけれど)。人間の感情を匂いで知れるような奴に、まだ人生20年も生きていない自分が太刀打ちできるわけもないのだが。
「うん、まぁとりあえず信用することにする。別に悪いことをしてるわけじゃなさそうだし、何かよからぬことを考えていたとしても、今すぐ取って食われるわけでもないでしょ。貴方たちの人となり、仕草が持つ意味は、じっくりゆっくり見せてもらおうかな」
明日香はもちろん、代々の先祖と親交があるという神使だ。まさか騙すなんてことはないだろうと百合根は警戒を解く。
『ありがとー! 機会があったら、あなたの守護霊もしてあげるね。たまにだけれど』
「それは助かる。有事の際には尾行を頼むかも。貴方たちなら、霊能力者でもない限りは尾行してもバレなそうだし」
古々と振々は何を考えているかわからない。そんな未知の存在に百合根は警戒心を強めてこそいるものの、それはそれとして一般人には認識できないこの存在、調査に使おうと思えば使い放題である。とりあえず、使えるだけ使っておこうと百合根は決めた。
「あ、もちろん。協力してもらえる見返りに人助けも協力するよ。守護霊なんてやってくれるんなら、ギブアンドテイクは必須だよね。そうだ、人助けをするのなら、役に立つアイテムを裕也と明日香ちゃんにプレゼントしてあげるからね」
百合根はそう付け加えた。明日香は嬉しいのか微笑みを浮かべるのであった。ちなみに、プレゼントというのは隠しカメラと盗聴器。人助けに使おうと思えば使えるものではあるが、百合根の言う人助けというのは少し物騒である。
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