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~美桜の目覚めの章~
~異世界で目覚めた日~
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朝が来て目を覚ます美桜。ぼんやりと天井を見ていると見慣れない天井だ。だんだんと意識が覚醒し、勢いよく起き上がると違和感がある。まず服だ。昨日の晩こんなにかわいいフリルのついたパジャマを着て寝た記憶はない。そもそもこんなパジャマは持っていない。
あたりを見回しても見慣れない部屋の中。「私の部屋じゃないです!まってください!昨日私ちゃんと自分の部屋で自分のベッドで寝ましたよね?ここはどこですか!私は私なのでしょうか?お待ちください、どういう事でしょう?私は私ですよね!」目の前の光景と昨日の自分の記憶を照らし合わせるが、違いが大きすぎて頭が追い付かず訳も分からない自問自答をする美桜。
落ち着くように自分に言い聞かせてようやく落ち着いてきたところで改めて部屋の中を見回す。
広い部屋に大きなベッドやチェスト、クローゼットに本棚。見れば女の子の部屋とわかるのだが、カントリーな雰囲気で落ち着く。部屋を見回していると、部屋の中にもう一つの扉がある。その扉の隣にはなぜか後ろ向きに置かれている大き目の置物が目に入る。美桜はその置物に近づき手を伸ばしくるりと回転させた。そこでまた盛大に驚く。
「えーーーーーー!?」その置物は姿鏡で、そこに移っていたのは夢で見た少女。カノン・グレイス・フローライトだった。
「えっ、カノンさん⁉どうしてここに!あれっ、これ、私がカノンさん!?いやいやいや、何かの間違いですよね!?ありえません!夢です、そう夢!ほっぺたをつねって痛くなければ夢といいますし。………いたいです…ということは夢じゃないのですね…」現状を把握しようと落ち着きを試みる。すると部屋のドアがノックされた。
「カノン様?いかがされましたか?何かご不便でもありましたか?」美桜の騒ぎに駆け付けた使用人だ。「い、いいえ、大丈夫です、心配かけてごめんなさい」そう答えると安心した使用人は朝の準備の支度を始めるか提案を持ち掛けた。「もう少しゆっくりしてもいいですか?。また声を掛けます。」と美桜は伝える。美桜の返事を聞いた使用人は「かしこまりました。またいつでもお呼びください。」と部屋から離れていった。安堵した美桜は、再び鏡の前に立つ「やっぱりどうみてもカノンさんよね。何がどうなっているの。手掛かりになるものがないか探してみよう。」
完全に落ち着きを取り戻した美桜は部屋の中を散策し始めた。
「まずは気になってたこの扉ですね。」鏡の隣の扉を開ける。目の前に大きな洗面台があり左側はどうやらトイレのようだ。そして右側はお風呂になっている。「部屋の中に扉でその先は大きな洗面台にお風呂とトイレ…カノンさん、本物のお嬢様だったのですね…」一度その場から離れ、改めてカノンという人物に興味がわいた美桜は再び部屋の散策を開始する。大きな本棚が目に入り次に本棚へと近づいて本を眺めていると見覚えのある本があった。少しよれて古びた茶色の薄い本。そう、美桜が昨日手に持ってたおまじないの本だ。本の表紙を開けると束になった紙が足元に落ちた。それを拾い上げて読もうとしたが、自分がまだパジャマなのを思い出し、使用人がいないか確認し身支度を始めると声をかける。
あたりを見回しても見慣れない部屋の中。「私の部屋じゃないです!まってください!昨日私ちゃんと自分の部屋で自分のベッドで寝ましたよね?ここはどこですか!私は私なのでしょうか?お待ちください、どういう事でしょう?私は私ですよね!」目の前の光景と昨日の自分の記憶を照らし合わせるが、違いが大きすぎて頭が追い付かず訳も分からない自問自答をする美桜。
落ち着くように自分に言い聞かせてようやく落ち着いてきたところで改めて部屋の中を見回す。
広い部屋に大きなベッドやチェスト、クローゼットに本棚。見れば女の子の部屋とわかるのだが、カントリーな雰囲気で落ち着く。部屋を見回していると、部屋の中にもう一つの扉がある。その扉の隣にはなぜか後ろ向きに置かれている大き目の置物が目に入る。美桜はその置物に近づき手を伸ばしくるりと回転させた。そこでまた盛大に驚く。
「えーーーーーー!?」その置物は姿鏡で、そこに移っていたのは夢で見た少女。カノン・グレイス・フローライトだった。
「えっ、カノンさん⁉どうしてここに!あれっ、これ、私がカノンさん!?いやいやいや、何かの間違いですよね!?ありえません!夢です、そう夢!ほっぺたをつねって痛くなければ夢といいますし。………いたいです…ということは夢じゃないのですね…」現状を把握しようと落ち着きを試みる。すると部屋のドアがノックされた。
「カノン様?いかがされましたか?何かご不便でもありましたか?」美桜の騒ぎに駆け付けた使用人だ。「い、いいえ、大丈夫です、心配かけてごめんなさい」そう答えると安心した使用人は朝の準備の支度を始めるか提案を持ち掛けた。「もう少しゆっくりしてもいいですか?。また声を掛けます。」と美桜は伝える。美桜の返事を聞いた使用人は「かしこまりました。またいつでもお呼びください。」と部屋から離れていった。安堵した美桜は、再び鏡の前に立つ「やっぱりどうみてもカノンさんよね。何がどうなっているの。手掛かりになるものがないか探してみよう。」
完全に落ち着きを取り戻した美桜は部屋の中を散策し始めた。
「まずは気になってたこの扉ですね。」鏡の隣の扉を開ける。目の前に大きな洗面台があり左側はどうやらトイレのようだ。そして右側はお風呂になっている。「部屋の中に扉でその先は大きな洗面台にお風呂とトイレ…カノンさん、本物のお嬢様だったのですね…」一度その場から離れ、改めてカノンという人物に興味がわいた美桜は再び部屋の散策を開始する。大きな本棚が目に入り次に本棚へと近づいて本を眺めていると見覚えのある本があった。少しよれて古びた茶色の薄い本。そう、美桜が昨日手に持ってたおまじないの本だ。本の表紙を開けると束になった紙が足元に落ちた。それを拾い上げて読もうとしたが、自分がまだパジャマなのを思い出し、使用人がいないか確認し身支度を始めると声をかける。
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