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第四章 新しい始まりの日
1 新しい朝
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「真理子、起きなさい。朝だよ、真理子起きろ!」
朝からうるさい声だ。その声の主はわたしを揺さぶる。もう少し寝ていたい。眠たくて目がとろりんことしている。
「真理子、朝だよ。朝だってば」
眠たくて仕方がない。それなのに何回も何回もわたしをゆさゆさ揺さぶる。もう少し寝ていたいよ。
「お母さん、わたしは眠たいんだよ」
思わず声を出すと、
「真理子、誰がお母さんなのよ」とわたしをゆさゆさ揺さぶるその声の主が言った。
この声は……?
「真理子、あんたね、寝ぼけていないで早く起きたらどうなのよ」
わたしは、恐る恐る目を開けた。すると、わたしの顔を覗き込むみどりちゃんの顔があった。
「あ、みどりちゃん……」
「あのね、あ、みどりちゃんじゃないよ。朝だよ、おはよう真理子。それにここは沖縄だよ。真理子のお母さんは遥か遠くの東京にいるんだからね」
みどりちゃんは、呆れたようにふぅーと溜め息をついた。
「みどりちゃん眠たいよ~」
わたしは眠たい目を擦り居間に行く。ここは沖縄だった。わたしは寝ぼけると東京の実家の自室で寝ているのと勘違いしてしまう。
「みどりちゃん、おはよう」
わたしは改めて朝の挨拶をした。
「おはよう、真理子。今日はチラシを配るんだからね」
みどりちゃんはお盆に二人分の朝食を載せてこちらに向かって歩いてきた。テーブルの上にさんぴん茶の入っている冷水筒と朝食のパンを並べてくれた。あんぱんにクリームパンだ。美味しそうだ。
わたしはゆっくりと椅子に腰を下ろした。
「うん、チラシ配り頑張るぞ」
わたしは眠たい目を擦りながら言った。
「やっぱり真理子はお寝坊さんだね」
そう言ってみどりちゃんはあんぱんを噛った。わたしもあんぱんに手を伸ばし食べた。
「みどりちゃん、わたし眠たいよ~」
「真理子は本当に子供みたいだね」
みどりちゃんは冷水筒に入っている作り置きのさんぴん茶をグラスに注ぎ「はい、真理子さんぴん茶でも飲んで目を覚ましたら」と言って渡してくれた。
「ありがとう、みどりちゃん」
よく冷えたさんぴん茶をゴクゴク飲むとスッキリして目が覚めた。
朝からうるさい声だ。その声の主はわたしを揺さぶる。もう少し寝ていたい。眠たくて目がとろりんことしている。
「真理子、朝だよ。朝だってば」
眠たくて仕方がない。それなのに何回も何回もわたしをゆさゆさ揺さぶる。もう少し寝ていたいよ。
「お母さん、わたしは眠たいんだよ」
思わず声を出すと、
「真理子、誰がお母さんなのよ」とわたしをゆさゆさ揺さぶるその声の主が言った。
この声は……?
「真理子、あんたね、寝ぼけていないで早く起きたらどうなのよ」
わたしは、恐る恐る目を開けた。すると、わたしの顔を覗き込むみどりちゃんの顔があった。
「あ、みどりちゃん……」
「あのね、あ、みどりちゃんじゃないよ。朝だよ、おはよう真理子。それにここは沖縄だよ。真理子のお母さんは遥か遠くの東京にいるんだからね」
みどりちゃんは、呆れたようにふぅーと溜め息をついた。
「みどりちゃん眠たいよ~」
わたしは眠たい目を擦り居間に行く。ここは沖縄だった。わたしは寝ぼけると東京の実家の自室で寝ているのと勘違いしてしまう。
「みどりちゃん、おはよう」
わたしは改めて朝の挨拶をした。
「おはよう、真理子。今日はチラシを配るんだからね」
みどりちゃんはお盆に二人分の朝食を載せてこちらに向かって歩いてきた。テーブルの上にさんぴん茶の入っている冷水筒と朝食のパンを並べてくれた。あんぱんにクリームパンだ。美味しそうだ。
わたしはゆっくりと椅子に腰を下ろした。
「うん、チラシ配り頑張るぞ」
わたしは眠たい目を擦りながら言った。
「やっぱり真理子はお寝坊さんだね」
そう言ってみどりちゃんはあんぱんを噛った。わたしもあんぱんに手を伸ばし食べた。
「みどりちゃん、わたし眠たいよ~」
「真理子は本当に子供みたいだね」
みどりちゃんは冷水筒に入っている作り置きのさんぴん茶をグラスに注ぎ「はい、真理子さんぴん茶でも飲んで目を覚ましたら」と言って渡してくれた。
「ありがとう、みどりちゃん」
よく冷えたさんぴん茶をゴクゴク飲むとスッキリして目が覚めた。
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