異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた！（もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します）

真来の誕生日とモフにゃーの過去

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　うさっぴーが「改めまして真来お誕生日おめでとう乾杯～」と音頭を取りオレンジジュースの注がれているグラスを高く掲げた。わたし達もそれに続きオレンジジュース入りのグラスを高く掲げる。因みに真来のグラスは赤ワインだ。

「真来お誕生日おめでとう」
「真来お誕生日おめでとうだぜ、ガォ～」
「真来お誕生日おめでとうにゃん」
「真来お誕生日を祝ってやるぜ」
「わたしも仲間に入れてくれてありがとうにゃん。真来お誕生日おめでとうにゃん」

　みんなのお祝いの言葉に「ありがとうみんな」と言った真来は満面の笑みを浮かべた。


「ハッピーバースデートゥーユー♪　真来♪」と、わたしが誕生日ソングを歌った。わたしに続きみんなも「ハッピーバースデートゥーユー♪」の大合唱だ。

「た、誕生日ソングまで歌ってもらえるなんて俺は幸せ者だよ」

　真来は嬉しそうに顔を輝かせる。その真来の笑顔を見ているわたしも幸せな気持ちになる。

「みんな、たくさん食べてね。では、いただきま～す」とうさっぴーが手を当わせ、それに続きわたし達も手を合わせた。いただきますだ。

　わたしの目の前にはチーズケーキやチキングラタンにりんごと野菜のサラダ、鶏肉やキャベツのスープに紅茶などが並べられている。

　それと、わたしが持参したりんごとりんご煮が大皿に盛り付けられている。

　先ずスープの鶏肉を口に運ぶ。たっぷりのキャベツの甘味とスープに鶏肉の旨味がじゅわっと出ていてほっぺたが落っこちそうだ。

　わたしの正面に座る真来も幸せそうにりんごをかじっていた。