わたし異世界でもふもふ達と楽しく過ごします！ もふもふアパートカフェには癒し系もふもふと変わり者達が生活していました

写真を撮りましょうにゃん

「そうだ、ミケにゃんはマリパグちゃんのぬいぐるみを持つにゃん。満里奈ちゃんはトマトのぬいぐるみを持ってにゃん」

　ミケにゃんは言いながらわたしにトマトのぬいぐるみを差し出した。そして、うさぴーに「写真を撮ってにゃん」と言った。

　トマトのぬいぐるみを受け取ったわたしは、この世界にもカメラってあるんだなと思った。

「ミケにゃんってばうさぎ使いが荒いんだから」

「にゃはは、うさぴーお願いだにゃん。満里奈ちゃんと記念撮影だにゃん」

「はいはい」と言いながらうさぴーは棚からカメラを取り出した。そのカメラは地球のスマホをちょっと分厚くした感じのものだった。

「じゃあ、ミケにゃん、満里奈ちゃん並んで撮るよ」

「は～いにゃん」とミケにゃんは元気よく返事をする。

「は～い」とわたしも返事をしてミケにゃんの隣に立つ。

　猫とお互い二本足で立って記念撮影だなんて不思議な感じだ。猫が大好きなわたしはめちゃくちゃ嬉しいけれど。

「満里奈ちゃんとトマト柄のワンピース姿で記念撮影だにゃんてミケにゃんは最高に嬉しいにゃん」

　ミケにゃんはわたしに視線を向けにゃぱーと笑った。

「わたしもミケにゃんとお揃いのトマト柄のワンピース姿で記念撮影嬉しいよ～」

　わたしもにっこりと笑ってみせた。

「さあ、撮るよ～」　

　うさぴーがカメラを構えた。