12 / 32
やっとこさ依頼を…
バロムとヨークに勝ったユウキは冒険者ギルド支部に急ぐ。
中に入ると依頼板の前に居た冒険者たちはいなくなっていた。
依頼板を見てみたがめぼしい依頼は持ってかれてしまった。
…まぁ、今日は大銀貨10枚=金貨1枚の収入があったので良しとしよう。
ユウキは適当にとったオーク討伐の依頼を持って受付に向かう。
「クエストを受けたい」
「はい、どのクエストを受けられますか?」
「これだ」
「オーク5体の討伐ですね?」
「あぁ」
「冒険者カードの提示をお願いします」
「はい」
「えっと…すみません。ユウキさんの実力は分かってはいるのですが…その…規則でGランクに依頼を受けされることができないんです」
「…では、なにか良い依頼はありませんか?見繕って貰いたいのですが…」
「分かりました。少々お待ちください」
奥の部屋に入っていった受付嬢は2つの依頼を持って帰ってきた。
ユウキの前にその依頼を置くと説明を始めた。
「ユウキさんの求めているものがわかりませんでしたので2つ持ってきました。1つはお金が手に入る依頼、1つは貢献度が手に入る依頼です。どちらがいいですか?」
貢献度…とはギルドで決められているランクアップに必要な一定の基準のようなものだ。
冒険者ギルドでは貢献度によってCランクまでは自動的に上がる。
Bランクからは試験のようなものがあって常識やBランクという冒険者の手本にふさわしいかを見られる。
基本的にはランクの高い仕事の方が報酬が良い。
商業ギルドでは3級商人になるためには所属する前から貢献度を貯めて試験を受けなくてはならない。
商業ギルドでは購入にも貢献度というものがついており、売買によって貢献度が貯められるのである。
入会費を払えば3級になるまで無料のポイントカードの出来上がりだ。
貴族の中には入会費のみを払い子供にそのカードを持たせる親もいるそうだ。
そうすることで将来、平民になる息子に商人という道を与えることができるからという理由だ。
3級商人になれば金貨1枚の年会費を払わなくてはならないが、資格のみをとって商人ではなく違う業界で働くものも多い。
少なくとも何処の馬の骨かも分からない人を雇うより、商業ギルドが保証する計算のできる人材を雇った方がリスクや育成費が少なくて済むのだ。
確か…冒険者ギルドの受付嬢も入るときに3級商人の資格があれば優遇されたはずだ。
少し話が逸れた気もするが…
「貢献度の方をやります」
「わかりました。では、商業ギルドで荷物を移動させる仕事を受けてもらいたいのですが…どうでしょうか?」
「商業ギルド…ですか?」
「はい、冒険者ギルドと商業ギルドは相互に利益がある関係なので護衛や低ランク用の依頼を出してもらっているのです」
冒険者ギルドとしては護衛の依頼を出してくれるお得意様で素材なんかも買い取ってくれる上客ってところか?
商業ギルドからしたら護衛や積み荷の労働力が手に入り、素材を自分から持ってきてくれる都合のいい存在…ていう風に思っちゃうんだよなぁ…ま、受けるんだけどね。
別に、冒険者ギルドをどうこうしようとか考えてないし。
「では、商業ギルドに行こうと思います」
「わかりました。では、こちらの依頼書を商業ギルドの受付に見せて仕事を開始してください。商業ギルドは、支部を出て左側にある市門の近くに歩道橋がありますので、そこを最後まで渡ってもらい、右の通りを歩いて貰えますと馬車が出入りしてるところがありますので、そこを目指して見てください」
「ご丁寧にどうもありがとう」
「あ、いえ…仕事…なので…」
ユウキは冒険者ギルド支部を出て商業ギルドに向かう。
中に入ると依頼板の前に居た冒険者たちはいなくなっていた。
依頼板を見てみたがめぼしい依頼は持ってかれてしまった。
…まぁ、今日は大銀貨10枚=金貨1枚の収入があったので良しとしよう。
ユウキは適当にとったオーク討伐の依頼を持って受付に向かう。
「クエストを受けたい」
「はい、どのクエストを受けられますか?」
「これだ」
「オーク5体の討伐ですね?」
「あぁ」
「冒険者カードの提示をお願いします」
「はい」
「えっと…すみません。ユウキさんの実力は分かってはいるのですが…その…規則でGランクに依頼を受けされることができないんです」
「…では、なにか良い依頼はありませんか?見繕って貰いたいのですが…」
「分かりました。少々お待ちください」
奥の部屋に入っていった受付嬢は2つの依頼を持って帰ってきた。
ユウキの前にその依頼を置くと説明を始めた。
「ユウキさんの求めているものがわかりませんでしたので2つ持ってきました。1つはお金が手に入る依頼、1つは貢献度が手に入る依頼です。どちらがいいですか?」
貢献度…とはギルドで決められているランクアップに必要な一定の基準のようなものだ。
冒険者ギルドでは貢献度によってCランクまでは自動的に上がる。
Bランクからは試験のようなものがあって常識やBランクという冒険者の手本にふさわしいかを見られる。
基本的にはランクの高い仕事の方が報酬が良い。
商業ギルドでは3級商人になるためには所属する前から貢献度を貯めて試験を受けなくてはならない。
商業ギルドでは購入にも貢献度というものがついており、売買によって貢献度が貯められるのである。
入会費を払えば3級になるまで無料のポイントカードの出来上がりだ。
貴族の中には入会費のみを払い子供にそのカードを持たせる親もいるそうだ。
そうすることで将来、平民になる息子に商人という道を与えることができるからという理由だ。
3級商人になれば金貨1枚の年会費を払わなくてはならないが、資格のみをとって商人ではなく違う業界で働くものも多い。
少なくとも何処の馬の骨かも分からない人を雇うより、商業ギルドが保証する計算のできる人材を雇った方がリスクや育成費が少なくて済むのだ。
確か…冒険者ギルドの受付嬢も入るときに3級商人の資格があれば優遇されたはずだ。
少し話が逸れた気もするが…
「貢献度の方をやります」
「わかりました。では、商業ギルドで荷物を移動させる仕事を受けてもらいたいのですが…どうでしょうか?」
「商業ギルド…ですか?」
「はい、冒険者ギルドと商業ギルドは相互に利益がある関係なので護衛や低ランク用の依頼を出してもらっているのです」
冒険者ギルドとしては護衛の依頼を出してくれるお得意様で素材なんかも買い取ってくれる上客ってところか?
商業ギルドからしたら護衛や積み荷の労働力が手に入り、素材を自分から持ってきてくれる都合のいい存在…ていう風に思っちゃうんだよなぁ…ま、受けるんだけどね。
別に、冒険者ギルドをどうこうしようとか考えてないし。
「では、商業ギルドに行こうと思います」
「わかりました。では、こちらの依頼書を商業ギルドの受付に見せて仕事を開始してください。商業ギルドは、支部を出て左側にある市門の近くに歩道橋がありますので、そこを最後まで渡ってもらい、右の通りを歩いて貰えますと馬車が出入りしてるところがありますので、そこを目指して見てください」
「ご丁寧にどうもありがとう」
「あ、いえ…仕事…なので…」
ユウキは冒険者ギルド支部を出て商業ギルドに向かう。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ねぇ、俺、可哀想すぎない?〜死なないけど攻撃力がなさすぎる俺、仲間の魔物が有能すぎて気づけば最強でした〜
天かす
ファンタジー
〜俺は死なないだけで、攻撃力がなさすぎた。
そして仲間の魔物は有能すぎた。〜
異次元空間で生き残った結果――
ヒマリの回復スキルは、もはや“回復”とは呼べないものへ変わっていた。
名前はヒマリ。
見た目は可愛いが、これでもれっきとした男である。
持っていたスキルは《自己回復(小)》。
小さな村では少し珍しいが、決して特別ではない。
どこにでもある、ありふれた能力だった。
幼馴染のマリーと過ごす穏やかな日々。
平和で、何も変わらないはずだった日常。
しかしある日、魔王の赤い雷が世界を焼いた。
村は崩れ、世界は狂い、逃げ惑う人々の中で――
ヒマリは、時間の狂った異次元空間へと落ちてしまう。
そこからすべてが変わった。
死を覚悟した、その瞬間。
ヒマリのスキルが暴走覚醒した。
《瞬間自己再生(極)》。
その力のおかげで、ヒマリは死ぬことがなくなった。
だが同時に、ひとつの事実を知る。
どうやら――
ここから出るには、魔王を倒さなければならないらしい。
……え?
普通に無理じゃない?
――俺、可哀想すぎない?
不憫な主人公となぜか懐いた、強くて優しい魔物たち。
これは、
死ねない俺と仲間たちが、
失ったものを取り戻し、
やがて世界の真実に辿り着く物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった
よっしぃ
ファンタジー
【祝!3/22~25 ホットランキング第1位獲得!】
皆様の熱い応援、本当にありがとうございます!
ファンタジー部門6位獲得しました!感謝です!
【書籍化作家の本気作。まず1話、読んでください】
電車でマナー違反を注意したら、逆ギレされて殴られた。
気がついたら異世界召喚。
だが能力鑑定は「なし」。魔力適性も「なし」。
52歳のおっさんに、異世界は容赦ない。
結論――王都の地下下水道に「廃棄」。
玄湊康太郎。職業、設備管理。趣味、健康管理。
血管年齢は実年齢マイナス20歳。
そんな自慢も、汚物まみれの下水道じゃ何の役にも立たない。
だが、転んだ拍子に起きた「偶然の浄化」が、すべてを変えた。
下水には、地上の連中が気づかない「資源」が眠っている。
捨てられた魔道具。
長年魔素を吸い続けた高純度魔石。
そして、同じく捨てられた元聖女、セシリア。
チート能力なし。異能なし。魔法も使えない。
あるのは、52年分の知識と経験、そして設備屋としてのプロ意識だけ。
汚物を「資源」に変え、捨てられた者たちと共に成り上がる。
スラムから始まる、おっさんの本気の逆転劇。
この作品には、現代の「病気」と「健康」に対する、作者の本気のメッセージが込められています。
魔力は毒である。代謝こそが命である。
軽い気持ちで読み飛ばせる作品ではありません。
でも、だからこそ――まず1話、読んでください。
【最新情報&著者プロフィール】
代表作『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』(オリコンライトノベル部門18位記録)の著者が贈る最新作!
◆ 2月に待望の【第2巻】刊行!
◆ 現在、怒涛の展開となる【第3巻】を鋭意執筆中!
◆ 【コミカライズ企画進行中】!
すでにキャラデザが完成し、3巻発売と同時に連載スタート予定です。絶対的な勢いで駆け上がる本作に、ぜひご期待ください!
妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転
小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。
人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。
防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。
どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。