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第三話 最悪の再会
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―三年後・王都にて―
俺「任務を終えました。騎士長様」
騎士長「うむ、ご苦労だった。思っていたより、ずっと早くに戻ってきてくれるね、キミは」ニイ
騎士長 「さすがは士官学校、決闘祭三年連続優勝の快挙を果たした男だ」
騎士長「私でも、優勝は二年時に一度だけだったよ」
俺「……」
騎士長「…ふうむ、キミは影があるね」
俺「すいません、決闘祭には苦い思い出があって」
騎士長「ほう?」
俺「…三年たった今でも、行方不明のままなんです。決勝戦の相手が」
騎士長「……」
騎士長「…そうか、キミがいつも探しているのはその女か」
――
騎士長「こんな遅くに出歩くな! 早く戻れ!」
街人「す、すいません!」
俺「…出歩く人は減りませんね。本当に、危うい事態なのに」
騎士長「真剣に罰金でも課すべきだろうか」ハァ
ドサッ…
騎士長「…何の音だ?」
俺「俺が確認します」サッ
騎士長「馬鹿者、不用意に逸れるな!」
女剣士「禁魔流・羅刹」ガシュッ
騎士長「がっ!」
女剣士「あら…外れた。心臓を不意打ちで貫く技なのに」
女剣士「でも、その外傷じゃ無駄! 天道貫!」ザスッ
騎士長「あ、あ、あ…」ドサッ
女剣士「フ、フフ、首の神経を削ったわ。これで貴女ももう、動けないお人形さん」
俺「き、騎士長様!」
女剣士「…せっかくの再開なのに、他の女の名前を呼ぶの?」ペロ
俺「なぜ、なぜだ女剣士! お前っ…!」
女剣士「あれから三年…ずっと、ずっと、ずっとずっと貴方が憎くて仕方なかった」
女剣士「ただ、ずっと貴方のことを考えていた」
女剣士「起きているときも、寝ているときも、鍛錬のときも、ずっと、ずっと…」
俺「女剣士、お前…」
女剣士「貴方への憎しみを忘れないために、毒を呑んで喉を潰して、身体を焼いて、その痛みが貴方のせいだってずっと言い聞かせてたの」ハァハァ
女剣士「他の生き方を選べないように、人だってこんなに殺したの! 見て、これぜぇんぶ、貴方のせいなの!」ジャラッ
俺(首飾りにした、脊髄の一部…)ゾッ
女剣士「羅刹! 羅刹!」ガシュッ、ガシュッ
俺「そんな不意打ち前提の技が当たるか!」ガンッ、ガンッ
ザクッ
俺(防ぎきれなかった…横っ腹、持っていかれた…)ガハッ
女剣士「ああ、あら、ごめんなさい、貴方の身体に傷をつけるつもりはなかったのに」ペロッ
俺(俺の血を、美味そうに舐めてやがる…)ゾッ
女剣士「貴方、私が思っていた程強くはなかったのね」シュッ
女剣士「手足落としで達磨にして、ずぅっと、生涯愛してあげるわ」ハァハァ
俺(不意打ちとはいえ、騎士長に致命傷を与えた剣の腕は、明らかに俺より数段上だ!)
俺(こいつは狂ってるが、俺と覚悟が違う!)
女剣士「フフ、フフフフ、アハハハハ!」
俺「…ずっと、あれからお前のことを考えていた」
女剣士「あら、愛の告白? 嬉しいわねぇ」
俺「止めてやれなくて、悪かった」
俺「俺も、覚悟をする」
俺「被害者のためにも、騎士長ためにも、お前のためにも……ここで絶対に、お前を殺す!」
女剣士「その構え…」
俺「…我流奥義・虎牙閃」スッ
女剣士「わざわざその技を仕掛けて来るなんてね」
女剣士「愛している貴方のことなら…私、なんでも知っているのよ」ペロッ
女剣士(とはいえ、猫崩しへの変化は、見てからは対応できない)
女剣士(勝負するなら、二分の一に賭けることになる)
女剣士(技量で勝ってる私は、下がって守りに徹して、この剣技の相手をしないのが正解だけど…)
女剣士「アハ、いいわ、乗ってあげる! 貴方の覚悟、逃げずに受け止めてあげる! 貴方と私、賭けに負けた方が死ぬことになるわ!」
女剣士(あの人の性格上……一度猫崩しを見せている以上、ここはそのまま虎牙閃で突っ込んでくるはず…!)
俺「……」シュッ
女剣士(ほら来た! ここまで来て姿勢を変えていないということは、猫崩しに変化する気がないということっ!)ググッ
女剣士(なぜなら、ここまで来てしまったら、私の剣を避けられないから!)
ザシュッ
女剣士「アハ、私の勝ち……このまま追撃で……!」スカッ
女剣士「え……?」
俺「……猫崩し」ザクッ
女剣士(確実に猫崩しを通すために、わざと私の攻撃を受けるまで引き付けてから変化した……?)
俺「任務を終えました。騎士長様」
騎士長「うむ、ご苦労だった。思っていたより、ずっと早くに戻ってきてくれるね、キミは」ニイ
騎士長 「さすがは士官学校、決闘祭三年連続優勝の快挙を果たした男だ」
騎士長「私でも、優勝は二年時に一度だけだったよ」
俺「……」
騎士長「…ふうむ、キミは影があるね」
俺「すいません、決闘祭には苦い思い出があって」
騎士長「ほう?」
俺「…三年たった今でも、行方不明のままなんです。決勝戦の相手が」
騎士長「……」
騎士長「…そうか、キミがいつも探しているのはその女か」
――
騎士長「こんな遅くに出歩くな! 早く戻れ!」
街人「す、すいません!」
俺「…出歩く人は減りませんね。本当に、危うい事態なのに」
騎士長「真剣に罰金でも課すべきだろうか」ハァ
ドサッ…
騎士長「…何の音だ?」
俺「俺が確認します」サッ
騎士長「馬鹿者、不用意に逸れるな!」
女剣士「禁魔流・羅刹」ガシュッ
騎士長「がっ!」
女剣士「あら…外れた。心臓を不意打ちで貫く技なのに」
女剣士「でも、その外傷じゃ無駄! 天道貫!」ザスッ
騎士長「あ、あ、あ…」ドサッ
女剣士「フ、フフ、首の神経を削ったわ。これで貴女ももう、動けないお人形さん」
俺「き、騎士長様!」
女剣士「…せっかくの再開なのに、他の女の名前を呼ぶの?」ペロ
俺「なぜ、なぜだ女剣士! お前っ…!」
女剣士「あれから三年…ずっと、ずっと、ずっとずっと貴方が憎くて仕方なかった」
女剣士「ただ、ずっと貴方のことを考えていた」
女剣士「起きているときも、寝ているときも、鍛錬のときも、ずっと、ずっと…」
俺「女剣士、お前…」
女剣士「貴方への憎しみを忘れないために、毒を呑んで喉を潰して、身体を焼いて、その痛みが貴方のせいだってずっと言い聞かせてたの」ハァハァ
女剣士「他の生き方を選べないように、人だってこんなに殺したの! 見て、これぜぇんぶ、貴方のせいなの!」ジャラッ
俺(首飾りにした、脊髄の一部…)ゾッ
女剣士「羅刹! 羅刹!」ガシュッ、ガシュッ
俺「そんな不意打ち前提の技が当たるか!」ガンッ、ガンッ
ザクッ
俺(防ぎきれなかった…横っ腹、持っていかれた…)ガハッ
女剣士「ああ、あら、ごめんなさい、貴方の身体に傷をつけるつもりはなかったのに」ペロッ
俺(俺の血を、美味そうに舐めてやがる…)ゾッ
女剣士「貴方、私が思っていた程強くはなかったのね」シュッ
女剣士「手足落としで達磨にして、ずぅっと、生涯愛してあげるわ」ハァハァ
俺(不意打ちとはいえ、騎士長に致命傷を与えた剣の腕は、明らかに俺より数段上だ!)
俺(こいつは狂ってるが、俺と覚悟が違う!)
女剣士「フフ、フフフフ、アハハハハ!」
俺「…ずっと、あれからお前のことを考えていた」
女剣士「あら、愛の告白? 嬉しいわねぇ」
俺「止めてやれなくて、悪かった」
俺「俺も、覚悟をする」
俺「被害者のためにも、騎士長ためにも、お前のためにも……ここで絶対に、お前を殺す!」
女剣士「その構え…」
俺「…我流奥義・虎牙閃」スッ
女剣士「わざわざその技を仕掛けて来るなんてね」
女剣士「愛している貴方のことなら…私、なんでも知っているのよ」ペロッ
女剣士(とはいえ、猫崩しへの変化は、見てからは対応できない)
女剣士(勝負するなら、二分の一に賭けることになる)
女剣士(技量で勝ってる私は、下がって守りに徹して、この剣技の相手をしないのが正解だけど…)
女剣士「アハ、いいわ、乗ってあげる! 貴方の覚悟、逃げずに受け止めてあげる! 貴方と私、賭けに負けた方が死ぬことになるわ!」
女剣士(あの人の性格上……一度猫崩しを見せている以上、ここはそのまま虎牙閃で突っ込んでくるはず…!)
俺「……」シュッ
女剣士(ほら来た! ここまで来て姿勢を変えていないということは、猫崩しに変化する気がないということっ!)ググッ
女剣士(なぜなら、ここまで来てしまったら、私の剣を避けられないから!)
ザシュッ
女剣士「アハ、私の勝ち……このまま追撃で……!」スカッ
女剣士「え……?」
俺「……猫崩し」ザクッ
女剣士(確実に猫崩しを通すために、わざと私の攻撃を受けるまで引き付けてから変化した……?)
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