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「いいか、ユーミア。結婚式は『神聖な儀式』だ。決して『新作発表会』ではない」
式の三日前。
辺境伯邸のサロンで、アレクセイ様は眉間に皺を寄せて言った。
テーブルの上には、結婚式の進行表(プログラム)が広げられている。
そこには、私の直筆で修正が加えられていた。
「わかっていますよ。だからこそ、参列者の記憶に深く刻み込む演出が必要なんです」
私は赤ペンを回しながら反論した。
「例えばここ。『ケーキ入刀』のシーンですが……普通のナイフじゃつまらないですよね?」
「普通でいいんだ。ナイフでケーキを切る。それだけの儀式だ」
「いいえ。後方の席の人には見えません。視認性を高めるために、ナイフの刀身を三メートルに延長し、プラズマ発光させるべきです」
「それはもう『ライトセーバー』だろうが!」
「名付けて『愛の断罪剣(ウェディング・エクスカリバー)』です! ケーキだけでなく、テーブルごと両断する威力があります!」
「ケーキだけを切れ! テーブルを切ったら弁償だぞ!」
アレクセイ様は頭を抱えた。
「次だ。『新郎新婦入場』。……なぜここに『射出』と書いてある?」
「インパクトです。バージンロードを歩くのは時間がかかります。カタパルトで祭壇まで一気に飛べば、所要時間は〇・五秒。効率的です」
「花嫁が空を飛んで祭壇に突っ込む結婚式があるか!」
「着地には『エアバッグ・ドレス』を使いますから安全ですよ?」
「そういう問題じゃない。……はぁ。お前任せにすると、式が『スタントショー』になりかねん」
アレクセイ様は疲れたようにペンを置いた。
「ユーミア。今回は、俺の顔に免じて『普通』にしてくれ。……頼む」
「う……」
天下の騎士団長に、そこまで懇願されては断れない。
それに、前回の舞踏会での「光るドレス」騒動で、教会の神父様が「心臓に悪い演出は控えてください」と泣きついてきたのも事実だ。
「わかりました。……じゃあ、ケーキ爆破と新郎射出は諦めます」
「俺も射出される予定だったのか……」
***
準備の合間。
夜風に当たるため、私たちは庭園のベンチに座っていた。
王都の喧騒とは違う、辺境の静かな夜。
虫の声だけが聞こえる。
「……ふぅ」
アレクセイ様が、缶コーヒー(私が開発した自動販売機で購入)を開けた。
「忙しいな、結婚式というのは」
「そうですね。パラメータ調整が多すぎます。招待客の配置、料理のカロリー計算、引き出物の選定……。研究の方がよっぽど楽です」
私も隣で、栄養ドリンクをストローで啜った。
「でも……不思議と、嫌じゃありません」
「ん?」
「だって、これ全部……アレクセイ様との未来のための作業ですから」
私がポツリと言うと、アレクセイ様が飲む手を止めた。
「……そうか」
彼は短く答え、夜空を見上げた。
「俺は……正直、不安だった」
「不安? 何がです? 予算ですか? 大丈夫ですよ、ミナ様たちの発電所が黒字を出してますから」
「金の話じゃない」
アレクセイ様は苦笑し、私の方を向いた。
「お前のことだ。俺との結婚は……その、王都から逃げるための『手段』や、研究を続けるための『契約』だと思っているんじゃないかと」
「……え」
私は目を丸くした。
確かに、最初はそうだった。
婚約破棄され、行く当てがなかった私を拾ってくれた幼馴染。
彼と結婚すれば、生活の安定と研究環境が手に入る。
それは非常に合理的な判断だった。
でも、今は。
「違いますよ」
私はドリンクの空き缶を握りしめた。
「今は……アレクセイ様がいないと、調子が出ないんです」
「調子?」
「はい。実験に失敗して爆発した時、怒ってくれる人がいないと張り合いがないし。新しい発明をした時、最初に驚いてくれる顔が見たいし。……それに」
私は胸元の指輪(隕石製)に触れた。
「この指輪のバイタルチェック機能がなくても……あなたの隣にいると、私の心臓はずっとうるさいままなんです」
私の精一杯の告白。
数式も理論もない、ただの感情論。
アレクセイ様は、驚いたように目を見開き、そして……ふわりと優しく微笑んだ。
「……そうか」
彼は缶を置き、私の両手を包み込んだ。
「ユーミア」
「はい」
「俺は、お前の発明品が好きだ。便利だし、面白いし、夢がある」
「ありがとうございます。カタログ請求しますか?」
「だが」
彼は私の言葉を遮り、真剣な瞳で私を射抜いた。
「発明品がなくても……魔導具師としての才能がなくても。ただのユーミア・ベルンシュタインという一人の女性として」
彼の顔が近づく。
逃げ場はない。
「俺には、お前が必要だ。……これからの人生、どんな実験よりも優先して、お前を愛し抜くと誓う」
「……っ!」
ドキュン!!
心臓が跳ねた。
これは、以前の「婚約者宣言(ブラフ)」とは違う。
アレクセイ様の魂からの言葉だ。
あまりの直球な愛の言葉に、私の思考回路は完全にショートした。
「あ、あう……えっと、その……」
顔が熱い。
耳から蒸気が出そうだ。
何か返事をしなければ。気の利いた、知的な返事を。
でも、口から出たのは、とんでもなくポンコツな言葉だった。
「……そ、そのセリフ! もう一回言ってください!」
「は?」
私は慌てて懐からボイスレコーダー(ペン型)を取り出し、スイッチを入れた。
「今、録音ボタン押しました! もう一度! できれば『愛し抜く』のところを、もっと低音ボイスでお願いします! 家宝にしますから! 毎朝目覚ましにしますから!」
「……お前なぁ」
アレクセイ様の感動的なムードが、ガラガラと崩れ去る音がした。
「雰囲気というものを考えろ、雰囲気を!」
「だって! こんなレアなデータ、保存しない手はありません! 言質(げんち)も取れますし!」
「言質とか言うな!」
アレクセイ様は呆れつつも、私の手からレコーダーを取り上げた。
そして、スイッチを切……らずに、そのまま口元に近づけた。
「……え?」
「一生に一度しか言わないからな。……よく聞いておけ」
彼はレコーダーではなく、私の目を見て、囁いた。
「愛してるぞ、ユーミア」
そして、そのまま唇が重なった。
チュッ。
「~~~~っ!!!」
私の頭の中で、花火が一斉に打ち上がった。
隕石の指輪が危険信号を発するレベルの心拍数上昇。
唇が離れると、アレクセイ様は悪戯っぽく笑って、レコーダーを私に返した。
「……録音できたか?」
「…………はい」
私は茹でダコのように真っ赤になりながら、レコーダーを握りしめた。
「……バックアップ、取っておきます」
「好きにしろ」
アレクセイ様は笑って、私を抱き寄せた。
星空の下。
私たちは長い時間、言葉もなく寄り添っていた。
明日はいよいよ結婚式。
私の作った「仕掛け」たちが、誤作動を起こさないことを祈りつつ……いや、きっと何か起きるだろうけど、彼となら笑って乗り越えられる。
そう確信できる夜だった。
***
そして、運命の結婚式当日。
「準備はいいか、ユーミア」
控室。
純白のタキシード姿のアレクセイ様が、私に手を差し出す。
私は、特注のウェディングドレスに身を包んでいた。
あの「光るドレス」ではない。
アレクセイ様のリクエスト通り、シンプルで、でも最高級のシルクを使った、正統派のドレスだ。
(ただし、靴には『転倒防止ジャイロ』を仕込んであるけどね)
「はい、完璧です」
私は彼の手を取った。
「行きましょう、アレクセイ様。……私たちの『実験(生活)』のスタートラインへ!」
教会の扉が開く。
眩い光と、参列者たちの祝福の声。
そして……なぜか天井から降りてくる、私がキャンセルしたはずの「くす玉(中身は鳩)」が見えた気がしたが、見なかったことにしよう。
私たちのドタバタな結婚生活は、まだ始まったばかりなのだから。
式の三日前。
辺境伯邸のサロンで、アレクセイ様は眉間に皺を寄せて言った。
テーブルの上には、結婚式の進行表(プログラム)が広げられている。
そこには、私の直筆で修正が加えられていた。
「わかっていますよ。だからこそ、参列者の記憶に深く刻み込む演出が必要なんです」
私は赤ペンを回しながら反論した。
「例えばここ。『ケーキ入刀』のシーンですが……普通のナイフじゃつまらないですよね?」
「普通でいいんだ。ナイフでケーキを切る。それだけの儀式だ」
「いいえ。後方の席の人には見えません。視認性を高めるために、ナイフの刀身を三メートルに延長し、プラズマ発光させるべきです」
「それはもう『ライトセーバー』だろうが!」
「名付けて『愛の断罪剣(ウェディング・エクスカリバー)』です! ケーキだけでなく、テーブルごと両断する威力があります!」
「ケーキだけを切れ! テーブルを切ったら弁償だぞ!」
アレクセイ様は頭を抱えた。
「次だ。『新郎新婦入場』。……なぜここに『射出』と書いてある?」
「インパクトです。バージンロードを歩くのは時間がかかります。カタパルトで祭壇まで一気に飛べば、所要時間は〇・五秒。効率的です」
「花嫁が空を飛んで祭壇に突っ込む結婚式があるか!」
「着地には『エアバッグ・ドレス』を使いますから安全ですよ?」
「そういう問題じゃない。……はぁ。お前任せにすると、式が『スタントショー』になりかねん」
アレクセイ様は疲れたようにペンを置いた。
「ユーミア。今回は、俺の顔に免じて『普通』にしてくれ。……頼む」
「う……」
天下の騎士団長に、そこまで懇願されては断れない。
それに、前回の舞踏会での「光るドレス」騒動で、教会の神父様が「心臓に悪い演出は控えてください」と泣きついてきたのも事実だ。
「わかりました。……じゃあ、ケーキ爆破と新郎射出は諦めます」
「俺も射出される予定だったのか……」
***
準備の合間。
夜風に当たるため、私たちは庭園のベンチに座っていた。
王都の喧騒とは違う、辺境の静かな夜。
虫の声だけが聞こえる。
「……ふぅ」
アレクセイ様が、缶コーヒー(私が開発した自動販売機で購入)を開けた。
「忙しいな、結婚式というのは」
「そうですね。パラメータ調整が多すぎます。招待客の配置、料理のカロリー計算、引き出物の選定……。研究の方がよっぽど楽です」
私も隣で、栄養ドリンクをストローで啜った。
「でも……不思議と、嫌じゃありません」
「ん?」
「だって、これ全部……アレクセイ様との未来のための作業ですから」
私がポツリと言うと、アレクセイ様が飲む手を止めた。
「……そうか」
彼は短く答え、夜空を見上げた。
「俺は……正直、不安だった」
「不安? 何がです? 予算ですか? 大丈夫ですよ、ミナ様たちの発電所が黒字を出してますから」
「金の話じゃない」
アレクセイ様は苦笑し、私の方を向いた。
「お前のことだ。俺との結婚は……その、王都から逃げるための『手段』や、研究を続けるための『契約』だと思っているんじゃないかと」
「……え」
私は目を丸くした。
確かに、最初はそうだった。
婚約破棄され、行く当てがなかった私を拾ってくれた幼馴染。
彼と結婚すれば、生活の安定と研究環境が手に入る。
それは非常に合理的な判断だった。
でも、今は。
「違いますよ」
私はドリンクの空き缶を握りしめた。
「今は……アレクセイ様がいないと、調子が出ないんです」
「調子?」
「はい。実験に失敗して爆発した時、怒ってくれる人がいないと張り合いがないし。新しい発明をした時、最初に驚いてくれる顔が見たいし。……それに」
私は胸元の指輪(隕石製)に触れた。
「この指輪のバイタルチェック機能がなくても……あなたの隣にいると、私の心臓はずっとうるさいままなんです」
私の精一杯の告白。
数式も理論もない、ただの感情論。
アレクセイ様は、驚いたように目を見開き、そして……ふわりと優しく微笑んだ。
「……そうか」
彼は缶を置き、私の両手を包み込んだ。
「ユーミア」
「はい」
「俺は、お前の発明品が好きだ。便利だし、面白いし、夢がある」
「ありがとうございます。カタログ請求しますか?」
「だが」
彼は私の言葉を遮り、真剣な瞳で私を射抜いた。
「発明品がなくても……魔導具師としての才能がなくても。ただのユーミア・ベルンシュタインという一人の女性として」
彼の顔が近づく。
逃げ場はない。
「俺には、お前が必要だ。……これからの人生、どんな実験よりも優先して、お前を愛し抜くと誓う」
「……っ!」
ドキュン!!
心臓が跳ねた。
これは、以前の「婚約者宣言(ブラフ)」とは違う。
アレクセイ様の魂からの言葉だ。
あまりの直球な愛の言葉に、私の思考回路は完全にショートした。
「あ、あう……えっと、その……」
顔が熱い。
耳から蒸気が出そうだ。
何か返事をしなければ。気の利いた、知的な返事を。
でも、口から出たのは、とんでもなくポンコツな言葉だった。
「……そ、そのセリフ! もう一回言ってください!」
「は?」
私は慌てて懐からボイスレコーダー(ペン型)を取り出し、スイッチを入れた。
「今、録音ボタン押しました! もう一度! できれば『愛し抜く』のところを、もっと低音ボイスでお願いします! 家宝にしますから! 毎朝目覚ましにしますから!」
「……お前なぁ」
アレクセイ様の感動的なムードが、ガラガラと崩れ去る音がした。
「雰囲気というものを考えろ、雰囲気を!」
「だって! こんなレアなデータ、保存しない手はありません! 言質(げんち)も取れますし!」
「言質とか言うな!」
アレクセイ様は呆れつつも、私の手からレコーダーを取り上げた。
そして、スイッチを切……らずに、そのまま口元に近づけた。
「……え?」
「一生に一度しか言わないからな。……よく聞いておけ」
彼はレコーダーではなく、私の目を見て、囁いた。
「愛してるぞ、ユーミア」
そして、そのまま唇が重なった。
チュッ。
「~~~~っ!!!」
私の頭の中で、花火が一斉に打ち上がった。
隕石の指輪が危険信号を発するレベルの心拍数上昇。
唇が離れると、アレクセイ様は悪戯っぽく笑って、レコーダーを私に返した。
「……録音できたか?」
「…………はい」
私は茹でダコのように真っ赤になりながら、レコーダーを握りしめた。
「……バックアップ、取っておきます」
「好きにしろ」
アレクセイ様は笑って、私を抱き寄せた。
星空の下。
私たちは長い時間、言葉もなく寄り添っていた。
明日はいよいよ結婚式。
私の作った「仕掛け」たちが、誤作動を起こさないことを祈りつつ……いや、きっと何か起きるだろうけど、彼となら笑って乗り越えられる。
そう確信できる夜だった。
***
そして、運命の結婚式当日。
「準備はいいか、ユーミア」
控室。
純白のタキシード姿のアレクセイ様が、私に手を差し出す。
私は、特注のウェディングドレスに身を包んでいた。
あの「光るドレス」ではない。
アレクセイ様のリクエスト通り、シンプルで、でも最高級のシルクを使った、正統派のドレスだ。
(ただし、靴には『転倒防止ジャイロ』を仕込んであるけどね)
「はい、完璧です」
私は彼の手を取った。
「行きましょう、アレクセイ様。……私たちの『実験(生活)』のスタートラインへ!」
教会の扉が開く。
眩い光と、参列者たちの祝福の声。
そして……なぜか天井から降りてくる、私がキャンセルしたはずの「くす玉(中身は鳩)」が見えた気がしたが、見なかったことにしよう。
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