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ある晴れた日の朝。
鳥のさえずりが響くテラスで、私は優雅に紅茶を飲んでいた。
時計の針は午前十時。
いつもなら書類の山と格闘している時間だが、今日の私は違う。
「……マーガレット。いい加減にしてくれ」
向かいの席で、サイラスが唸り声を上げた。
彼の手は震え、視線は私の背後にある執務室のドアに釘付けになっている。
「ペンを……私の万年筆を返してくれ……。あの書類、あと一行で決裁が終わるんだ……禁断症状が出る……」
「却下です」
私はニッコリと微笑み、取り上げた彼の万年筆を胸の谷間――ではなく、ドレスのポケットにしまった。
「本日は日曜日。労働基準法(私が昨日制定した)に基づき、完全休養日とします。サイラス様、貴方はここ数日、働きすぎです。目の下のクマが深すぎて、パンダになりかけていますよ」
「パンダでもいい。仕事がしたいんだ。目の前に未処理の案件があるのに休むなんて、拷問に近い」
「効率が落ちています。昨日の貴方は、単純な計算ミスを三回もしました。脳の疲労は判断力を鈍らせる。休むことも仕事のうちです」
私は立ち上がった。
つばの広い麦わら帽子を被り、ピクニックバスケットを手に取る。
「さあ、行きますよ」
「……どこへ?」
「『視察』という名のピクニックへ。緑を見て眼精疲労を回復させ、新鮮な空気を吸って脳細胞を活性化させるのです。これも業務命令です」
「……君は、私を過労死させる気か、それとも健康にさせたいのか、どっちなんだ」
サイラスは深いため息をついたが、しぶしぶと立ち上がった。
なんだかんだ言いつつ、彼は私の指示には従う。
そこが、あのバカ王子との決定的な違いであり、愛すべき点だ。
◇
私たちは、領地の外れにある丘へと向かった。
護衛は遠巻きにつけているが、実質二人きりだ。
風が草原を渡り、草の匂いを運んでくる。
空は高く、雲ひとつない快晴。
絶好の行楽日和だ。
「……眩しい」
サイラスが手をかざして空を睨んだ。
「太陽光が強すぎる。紫外線は肌の敵だ。カーテンを閉め切った部屋に戻りたい」
「光合成だと思って諦めてください。人間もたまには日光を浴びないと、カビが生えますよ」
私たちは丘の上の大きな木の下にシートを広げた。
バスケットから、ガストン特製のサンドイッチと、ポットに入ったアイスティーを取り出す。
「どうぞ。毒は入っていません」
「……君の領地に来てから、その言葉が素直に信じられなくなったな」
サイラスは苦笑しながらサンドイッチを手に取った。
一口食べる。
「……旨い」
「でしょう? 領内で採れた新鮮なトマトとレタスです。地産地消の推進により、輸送コストがかかっていない分、原価率も低いのです」
「君は、サンドイッチ一つ食べるにも原価率の話をするのか」
「職業病です。……で、どうですか?」
私はアイスティーを注ぎながら、彼の横顔を覗き込んだ。
「王城を離れて一週間。少しは気が休まりましたか?」
サイラスは遠くの景色――パッチワークのように広がる畑や、点在する農家――を眺めながら、ゆっくりと咀嚼した。
「……ああ。不思議なくらいにな」
彼はぽつりと漏らした。
「王城にいた時は、常に何かに追われていた。王子の尻拭い、派閥争いの調整、予算の奪い合い……。息をする暇もなかった。だが、ここは違う」
「田舎ですからね。流れる時間が違います」
「いや、違うな」
サイラスは私の方を向いた。
眼鏡の奥の瞳が、静かに私を射抜く。
「ここには『無駄』がない。君がいるからだ。君が指揮を執るこの場所は、全ての歯車が噛み合って回っている音がする。……それが心地いいんだ」
「……」
不意打ちだった。
褒められることには慣れていない。
特に、こんな真っ直ぐな瞳で言われると、調子が狂う。
「……買い被りすぎです。私はただ、自分が楽をしたいだけですから」
私は視線を逸らし、サンドイッチを頬張った。
心拍数が少し上がっている気がする。
非効率的だ。
「それに、君とこうして話していると……自分が『宰相補佐』という肩書きの道具ではなく、一人の人間として扱われている気がする」
「道具だなんて思ったことはありませんよ。貴方は『非常に高性能な演算装置』だとは思っていますが」
「それを道具と言うんだ」
サイラスがクスクスと笑った。
初めて見る、屈託のない笑顔だった。
いつも眉間に皺を寄せていた彼が笑うと、意外と幼い顔立ちになるのだな、と新たな発見をする。
「……ジェラルド殿下も、もう少し君の価値を理解していればよかったのにな」
「今さらです。それに、理解されても困ります。私はもう、あの方の子守は御免ですから」
「違いない。……だが、もし」
サイラスの声が少し低くなった。
「もし、私がもっと早く君に出会っていたら。……いや、もし私が王子だったら、君を絶対に手放さなかっただろうな」
「!」
心臓が、ドキンと大きく跳ねた。
これは……なんだ?
不整脈か?
それとも、カフェインの過剰摂取か?
サイラスは自分の発言に気づいていないのか、それとも確信犯なのか、平然と紅茶を飲んでいる。
「……仮定の話に意味はありません。確率はゼロです」
私は努めて冷静に返した。
「それに、貴方が王子だったら、私は教育係になる必要もなかったでしょうから、そもそも出会っていませんよ」
「論破されたか。……やはり君には勝てないな」
サイラスは肩をすくめ、そして――。
そっと、私の手に自分の手を重ねた。
「え?」
「ゴミがついている」
彼は私の手首についていた草の種を、指先で弾き飛ばした。
それだけだ。
それだけなのに、触れられた部分が熱い。
「……ありがとうございます」
「どういたしまして」
妙な沈黙が流れる。
だが、それは決して嫌な沈黙ではなかった。
風の音だけが聞こえる。
私たちはそのまま、しばらくの間、ただ並んで景色を眺めていた。
効率とか、利益とか、数字とか。
そんなものが頭から消え去る、不思議な時間。
ああ、これが『休日』というものか。
悪くない。
たまには、こんな非生産的な時間も……。
「――お、お嬢様ーッ!!」
その静寂を、絶叫が切り裂いた。
丘の下から、セバスチャンが全力疾走してくるのが見える。
その後ろには、数人の使用人たちが続く。
まるでマラソン大会だ。
「……私の休日は終了のようです」
私はため息をつき、手を引っ込めた。
魔法が解けた気分だ。
「はぁ、はぁ……! お、お嬢様……! 大変です!」
セバスチャンが私たちの前で膝をつき、肩で息をする。
「どうしたの? 屋敷が火事?」
「い、いえ! もっと悪いことが……! 旦那様が! 公爵様がお戻りになりました!」
「父様が? 予定より一日早いですね」
「それだけなら良いのですが……旦那様、屋敷に戻るなり、執務室で仕事をされているサイラス様(の残像)を見て、勘違いをなさいまして!」
「勘違い?」
「『マーガレットが国を乗っ取る気だ!』と」
「は?」
セバスチャンは泣きそうな顔で続けた。
「『王城から宰相補佐を拉致し、ここで革命軍を組織しているに違いない! 私の平和な隠居生活が危ない! すぐに衛兵を呼べ!』と大騒ぎを……!」
私とサイラスは顔を見合わせた。
「……君のお父上は、想像力が豊かだな」
「ええ。その想像力を少しでも領地経営に活かしてくれれば良かったのですが」
私は立ち上がり、スカートの土を払った。
パンパン、という音が響く。
それは、私の戦闘開始の合図でもあった。
「行きましょう、サイラス様。ピクニックは終わりです」
「やれやれ。今度は反乱軍の首謀者扱いか」
サイラスも苦笑しながら立ち上がる。
だが、その表情にもう疲れは見えなかった。
数時間の休息と、私の淹れたアイスティー(と、少しのドキドキ)が効いたらしい。
「説明責任を果たしに行きます。父様に、現実というものを見せて差し上げないと」
「手伝おう。私も、自分の名誉のために弁明が必要だからな」
私たちは並んで丘を降りた。
行きよりも足取りは軽い。
隣を歩くサイラスとの距離が、少しだけ縮まった気がした。
「……ねえ、サイラス様」
「ん?」
「先ほどの仮定の話ですが」
私は前を向いたまま言った。
「もし貴方が王子でなくても……私は、今の貴方で十分、有能なパートナーだと思っていますよ」
「……!」
サイラスが立ち止まる気配がした。
私は振り返らなかった。
顔が熱いのがバレてしまうからだ。
「急ぎましょう! 父様が衛兵を呼ぶ前に!」
私は早足で歩き出した。
背後で、「ああ、今行く」という、弾んだ声が聞こえた。
アデレード公爵邸には、新たな嵐――父との対決――が待ち受けていた。
だが今の私には、最強の参謀がいる。
怖いものなど、何一つなかった。
鳥のさえずりが響くテラスで、私は優雅に紅茶を飲んでいた。
時計の針は午前十時。
いつもなら書類の山と格闘している時間だが、今日の私は違う。
「……マーガレット。いい加減にしてくれ」
向かいの席で、サイラスが唸り声を上げた。
彼の手は震え、視線は私の背後にある執務室のドアに釘付けになっている。
「ペンを……私の万年筆を返してくれ……。あの書類、あと一行で決裁が終わるんだ……禁断症状が出る……」
「却下です」
私はニッコリと微笑み、取り上げた彼の万年筆を胸の谷間――ではなく、ドレスのポケットにしまった。
「本日は日曜日。労働基準法(私が昨日制定した)に基づき、完全休養日とします。サイラス様、貴方はここ数日、働きすぎです。目の下のクマが深すぎて、パンダになりかけていますよ」
「パンダでもいい。仕事がしたいんだ。目の前に未処理の案件があるのに休むなんて、拷問に近い」
「効率が落ちています。昨日の貴方は、単純な計算ミスを三回もしました。脳の疲労は判断力を鈍らせる。休むことも仕事のうちです」
私は立ち上がった。
つばの広い麦わら帽子を被り、ピクニックバスケットを手に取る。
「さあ、行きますよ」
「……どこへ?」
「『視察』という名のピクニックへ。緑を見て眼精疲労を回復させ、新鮮な空気を吸って脳細胞を活性化させるのです。これも業務命令です」
「……君は、私を過労死させる気か、それとも健康にさせたいのか、どっちなんだ」
サイラスは深いため息をついたが、しぶしぶと立ち上がった。
なんだかんだ言いつつ、彼は私の指示には従う。
そこが、あのバカ王子との決定的な違いであり、愛すべき点だ。
◇
私たちは、領地の外れにある丘へと向かった。
護衛は遠巻きにつけているが、実質二人きりだ。
風が草原を渡り、草の匂いを運んでくる。
空は高く、雲ひとつない快晴。
絶好の行楽日和だ。
「……眩しい」
サイラスが手をかざして空を睨んだ。
「太陽光が強すぎる。紫外線は肌の敵だ。カーテンを閉め切った部屋に戻りたい」
「光合成だと思って諦めてください。人間もたまには日光を浴びないと、カビが生えますよ」
私たちは丘の上の大きな木の下にシートを広げた。
バスケットから、ガストン特製のサンドイッチと、ポットに入ったアイスティーを取り出す。
「どうぞ。毒は入っていません」
「……君の領地に来てから、その言葉が素直に信じられなくなったな」
サイラスは苦笑しながらサンドイッチを手に取った。
一口食べる。
「……旨い」
「でしょう? 領内で採れた新鮮なトマトとレタスです。地産地消の推進により、輸送コストがかかっていない分、原価率も低いのです」
「君は、サンドイッチ一つ食べるにも原価率の話をするのか」
「職業病です。……で、どうですか?」
私はアイスティーを注ぎながら、彼の横顔を覗き込んだ。
「王城を離れて一週間。少しは気が休まりましたか?」
サイラスは遠くの景色――パッチワークのように広がる畑や、点在する農家――を眺めながら、ゆっくりと咀嚼した。
「……ああ。不思議なくらいにな」
彼はぽつりと漏らした。
「王城にいた時は、常に何かに追われていた。王子の尻拭い、派閥争いの調整、予算の奪い合い……。息をする暇もなかった。だが、ここは違う」
「田舎ですからね。流れる時間が違います」
「いや、違うな」
サイラスは私の方を向いた。
眼鏡の奥の瞳が、静かに私を射抜く。
「ここには『無駄』がない。君がいるからだ。君が指揮を執るこの場所は、全ての歯車が噛み合って回っている音がする。……それが心地いいんだ」
「……」
不意打ちだった。
褒められることには慣れていない。
特に、こんな真っ直ぐな瞳で言われると、調子が狂う。
「……買い被りすぎです。私はただ、自分が楽をしたいだけですから」
私は視線を逸らし、サンドイッチを頬張った。
心拍数が少し上がっている気がする。
非効率的だ。
「それに、君とこうして話していると……自分が『宰相補佐』という肩書きの道具ではなく、一人の人間として扱われている気がする」
「道具だなんて思ったことはありませんよ。貴方は『非常に高性能な演算装置』だとは思っていますが」
「それを道具と言うんだ」
サイラスがクスクスと笑った。
初めて見る、屈託のない笑顔だった。
いつも眉間に皺を寄せていた彼が笑うと、意外と幼い顔立ちになるのだな、と新たな発見をする。
「……ジェラルド殿下も、もう少し君の価値を理解していればよかったのにな」
「今さらです。それに、理解されても困ります。私はもう、あの方の子守は御免ですから」
「違いない。……だが、もし」
サイラスの声が少し低くなった。
「もし、私がもっと早く君に出会っていたら。……いや、もし私が王子だったら、君を絶対に手放さなかっただろうな」
「!」
心臓が、ドキンと大きく跳ねた。
これは……なんだ?
不整脈か?
それとも、カフェインの過剰摂取か?
サイラスは自分の発言に気づいていないのか、それとも確信犯なのか、平然と紅茶を飲んでいる。
「……仮定の話に意味はありません。確率はゼロです」
私は努めて冷静に返した。
「それに、貴方が王子だったら、私は教育係になる必要もなかったでしょうから、そもそも出会っていませんよ」
「論破されたか。……やはり君には勝てないな」
サイラスは肩をすくめ、そして――。
そっと、私の手に自分の手を重ねた。
「え?」
「ゴミがついている」
彼は私の手首についていた草の種を、指先で弾き飛ばした。
それだけだ。
それだけなのに、触れられた部分が熱い。
「……ありがとうございます」
「どういたしまして」
妙な沈黙が流れる。
だが、それは決して嫌な沈黙ではなかった。
風の音だけが聞こえる。
私たちはそのまま、しばらくの間、ただ並んで景色を眺めていた。
効率とか、利益とか、数字とか。
そんなものが頭から消え去る、不思議な時間。
ああ、これが『休日』というものか。
悪くない。
たまには、こんな非生産的な時間も……。
「――お、お嬢様ーッ!!」
その静寂を、絶叫が切り裂いた。
丘の下から、セバスチャンが全力疾走してくるのが見える。
その後ろには、数人の使用人たちが続く。
まるでマラソン大会だ。
「……私の休日は終了のようです」
私はため息をつき、手を引っ込めた。
魔法が解けた気分だ。
「はぁ、はぁ……! お、お嬢様……! 大変です!」
セバスチャンが私たちの前で膝をつき、肩で息をする。
「どうしたの? 屋敷が火事?」
「い、いえ! もっと悪いことが……! 旦那様が! 公爵様がお戻りになりました!」
「父様が? 予定より一日早いですね」
「それだけなら良いのですが……旦那様、屋敷に戻るなり、執務室で仕事をされているサイラス様(の残像)を見て、勘違いをなさいまして!」
「勘違い?」
「『マーガレットが国を乗っ取る気だ!』と」
「は?」
セバスチャンは泣きそうな顔で続けた。
「『王城から宰相補佐を拉致し、ここで革命軍を組織しているに違いない! 私の平和な隠居生活が危ない! すぐに衛兵を呼べ!』と大騒ぎを……!」
私とサイラスは顔を見合わせた。
「……君のお父上は、想像力が豊かだな」
「ええ。その想像力を少しでも領地経営に活かしてくれれば良かったのですが」
私は立ち上がり、スカートの土を払った。
パンパン、という音が響く。
それは、私の戦闘開始の合図でもあった。
「行きましょう、サイラス様。ピクニックは終わりです」
「やれやれ。今度は反乱軍の首謀者扱いか」
サイラスも苦笑しながら立ち上がる。
だが、その表情にもう疲れは見えなかった。
数時間の休息と、私の淹れたアイスティー(と、少しのドキドキ)が効いたらしい。
「説明責任を果たしに行きます。父様に、現実というものを見せて差し上げないと」
「手伝おう。私も、自分の名誉のために弁明が必要だからな」
私たちは並んで丘を降りた。
行きよりも足取りは軽い。
隣を歩くサイラスとの距離が、少しだけ縮まった気がした。
「……ねえ、サイラス様」
「ん?」
「先ほどの仮定の話ですが」
私は前を向いたまま言った。
「もし貴方が王子でなくても……私は、今の貴方で十分、有能なパートナーだと思っていますよ」
「……!」
サイラスが立ち止まる気配がした。
私は振り返らなかった。
顔が熱いのがバレてしまうからだ。
「急ぎましょう! 父様が衛兵を呼ぶ前に!」
私は早足で歩き出した。
背後で、「ああ、今行く」という、弾んだ声が聞こえた。
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