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「マグナ・ヴァイオレット! 貴様のような冷酷非道な女との婚約は、今この時をもって破棄する!!」
王宮の大広間に、よく通る声が響き渡った。
きらびやかなシャンデリアがわずかに震えるほどの声量である。
その声の主は、この国の第一王子であるレオナルド殿下だった。
豪奢な金髪を揺らし、その整った顔を真っ赤にして私を指差している。
彼の隣には、小柄で可愛らしい男爵令嬢、ミナ・ピーチ様が震えるように寄り添っていた。
周囲を取り囲む貴族たちから、一斉に悲鳴にも似たざわめきが上がる。
「なんと……! 公爵令嬢との婚約破棄だと?」
「やはり噂は本当だったのか。マグナ様がミナ様を虐めていたという……」
「あの氷のような冷たい視線を見れば、さもありなん……」
ひそひそとした囁き声が、波紋のように広がっていく。
私は扇子を閉じて、目の前の光景を静かに見つめた。
(……やっと、この時が来たか)
私の名前はマグナ・ヴァイオレット。
代々、王家を支える宰相を輩出してきたヴァイオレット公爵家の長女であり、レオナルド殿下の婚約者である。
いや、「元」婚約者、と呼ぶべきか。
周囲の貴族たちは、私がショックで言葉を失っていると思っているようだ。
あるいは、怒りに震えていると見ているのかもしれない。
だが、私の内面は、彼らの予想とは裏腹に、かつてないほどの冷静さと、沸き立つような高揚感に包まれていた。
なぜなら。
(これで……これでやっと、あの地獄の残業生活から解放される……!!)
私の心の中で、盛大なファンファーレが鳴り響いていた。
王太子の婚約者として指名されてからの五年間、私の生活はまさに「地獄」だった。
次期王妃教育という名のもとに課せられたのは、王家の裏帳簿の整理、外交文書の添削、そして浪費家であるレオナルド殿下の尻拭い。
朝は四時に起きて公務の予習。
昼は学園に通いながら、生徒会の予算管理を一人でこなし、放課後は王宮に呼び出されて深夜まで書類仕事。
睡眠時間は平均三時間。
肌荒れを隠すために化粧は厚くなり、目の下のクマをごまかすために表情筋は死滅した。
その結果が、今のこの「悪役令嬢」としての風貌である。
「……レオナルド殿下。今一度、確認させていただきます」
私は努めて冷静な声を出し、一歩前へ進み出た。
ヒールの音が、静まり返ったホールに鋭く響く。
ミナ様が「ひっ」と小さな悲鳴を上げて、殿下の背中に隠れた。
「な、なんだ! まだ言い逃れをするつもりか!」
レオナルド殿下が虚勢を張るように叫ぶ。
私はゆっくりと首を横に振った。
「いいえ。私が伺いたいのは、その宣言が『確定的』なものかということです。一時の感情によるものではなく、王家としての正式な決定と捉えてよろしいのでしょうか?」
私の問いに、殿下は一瞬たじろいだ。
おそらく、私が泣いてすがるか、あるいは激昂して暴れだすと思っていたのだろう。
しかし、事務的な私の口調に、彼は調子を狂わされたようだ。
「も、もちろんだ! 父上……国王陛下にもすでに話は通してある! 貴様のような女を王妃にするわけにはいかないとな!」
その言葉を聞いた瞬間、私の脳内で何かが弾けた。
国王陛下の承認済み。
つまり、これは法的効力を持つ、正式な「解雇通知」だ。
(勝った……!!)
私は思わず、扇子を握りしめる手に力を込めた。
これで、明日の朝四時に起きなくていい。
山のように積まれた未決裁の書類を見なくていい。
殿下がカジノで負けた借金の肩代わりをしなくていい。
これからは、好きな時間に起き、好きなものを食べ、二度寝をする権利が私にはあるのだ。
こみ上げてくる笑いを必死で噛み殺す。
今ここで高笑いをしてしまっては、不敬罪で捕まりかねない。
私は深呼吸をして、あえて冷徹な表情を作った。
「……理由は、ミナ様へのいじめ、でしょうか?」
形式上の確認をしておく。
退職手続きには、解雇理由の明記が必要だからだ。
「そうだ! 貴様はミナの教科書を破り捨て、階段から突き落とそうとし、さらにはお茶会でドレスにワインをかけたそうだな!」
殿下が自信満々に罪状を読み上げる。
周囲からは「なんて恐ろしい……」という声が漏れる。
もちろん、それらはすべて誤解だ。
教科書を破ったのではなく、間違った記述だらけの古い資料を廃棄し、最新のものを製本して渡しただけ。
階段から突き落としたのではなく、足を踏み外した彼女を、反射神経の限界を超えて抱き留めた(その勢いで二人で転がり落ちた)だけ。
ドレスにワインをかけたのではなく、彼女がこぼしそうになったグラスを受け止め、その反動で私のドレスが濡れただけだ。
だが、今ここで弁解をする必要はない。
むしろ、弁解をして婚約破棄が撤回されては困るのだ。
(冤罪だろうが何だろうが、この際どうでもいい。重要なのは『クビ』になったという事実だけ!)
私はパチン、と扇子を閉じた。
その乾いた音が、判決を下す木槌のように響いた。
「……承知いたしました」
私は静かに告げた。
「は……?」
殿下が間の抜けた声を出す。
「マグナ、お前……反論しないのか? いつもなら、理屈を並べて私をやり込めるくせに……」
「殿下のご意志が固いのであれば、私が申し上げることは何もございません。その婚約破棄、謹んでお受けいたします」
私は優雅にカーテシー(膝を折る礼)をした。
その動きには、一点の淀みもない。
完璧な所作である。
顔を上げ、私はレオナルド殿下とミナ様に向かって、満面の笑みを向けた。
普段、能面のように無表情な私が笑ったことで、周囲の貴族たちが「ひっ」と息を呑む。
「レオナルド殿下、そしてミナ様。どうぞお幸せに。私のことはお気になさらず、真実の愛を貫いてくださいませ」
私の言葉に、殿下は呆気にとられたように口を開けている。
ミナ様も、予想外の反応に目を白黒させている。
私は心の中でガッツポーズをした。
よし、これで言質は取った。
これ以上の長居は無用だ。
一刻も早く実家に帰り、荷物をまとめて王都を脱出しなければならない。
「それでは、私はこれにて失礼いたします。慰謝料や解決金に関する書類は、後日、代理人を通して送付させていただきますので」
事務的な連絡を付け加えることも忘れない。
「お、おい待て! マグナ!」
殿下が慌てて呼び止めるが、私は振り返らなかった。
背中で手を振り、颯爽と出口へと向かう。
その足取りは、羽が生えたように軽かった。
大広間の扉を開けると、夜の冷たい風が頬を撫でた。
星空が、かつてないほど美しく輝いて見える。
「……自由だ」
誰にも聞こえないほどの小さな声で、私は呟いた。
私の目尻には、嬉し涙がうっすらと浮かんでいたかもしれない。
こうして、悪役令嬢マグナ・ヴァイオレットの、華麗なる「退職」劇は幕を開けたのである。
だが、この時の私はまだ知らなかった。
有能すぎる私を失った王宮が、明日から大パニックに陥ることを。
そして、あの「氷の宰相」と呼ばれる男が、執拗に私を追いかけてくることを。
私のバカンスは、まだ始まったばかりである。
王宮の大広間に、よく通る声が響き渡った。
きらびやかなシャンデリアがわずかに震えるほどの声量である。
その声の主は、この国の第一王子であるレオナルド殿下だった。
豪奢な金髪を揺らし、その整った顔を真っ赤にして私を指差している。
彼の隣には、小柄で可愛らしい男爵令嬢、ミナ・ピーチ様が震えるように寄り添っていた。
周囲を取り囲む貴族たちから、一斉に悲鳴にも似たざわめきが上がる。
「なんと……! 公爵令嬢との婚約破棄だと?」
「やはり噂は本当だったのか。マグナ様がミナ様を虐めていたという……」
「あの氷のような冷たい視線を見れば、さもありなん……」
ひそひそとした囁き声が、波紋のように広がっていく。
私は扇子を閉じて、目の前の光景を静かに見つめた。
(……やっと、この時が来たか)
私の名前はマグナ・ヴァイオレット。
代々、王家を支える宰相を輩出してきたヴァイオレット公爵家の長女であり、レオナルド殿下の婚約者である。
いや、「元」婚約者、と呼ぶべきか。
周囲の貴族たちは、私がショックで言葉を失っていると思っているようだ。
あるいは、怒りに震えていると見ているのかもしれない。
だが、私の内面は、彼らの予想とは裏腹に、かつてないほどの冷静さと、沸き立つような高揚感に包まれていた。
なぜなら。
(これで……これでやっと、あの地獄の残業生活から解放される……!!)
私の心の中で、盛大なファンファーレが鳴り響いていた。
王太子の婚約者として指名されてからの五年間、私の生活はまさに「地獄」だった。
次期王妃教育という名のもとに課せられたのは、王家の裏帳簿の整理、外交文書の添削、そして浪費家であるレオナルド殿下の尻拭い。
朝は四時に起きて公務の予習。
昼は学園に通いながら、生徒会の予算管理を一人でこなし、放課後は王宮に呼び出されて深夜まで書類仕事。
睡眠時間は平均三時間。
肌荒れを隠すために化粧は厚くなり、目の下のクマをごまかすために表情筋は死滅した。
その結果が、今のこの「悪役令嬢」としての風貌である。
「……レオナルド殿下。今一度、確認させていただきます」
私は努めて冷静な声を出し、一歩前へ進み出た。
ヒールの音が、静まり返ったホールに鋭く響く。
ミナ様が「ひっ」と小さな悲鳴を上げて、殿下の背中に隠れた。
「な、なんだ! まだ言い逃れをするつもりか!」
レオナルド殿下が虚勢を張るように叫ぶ。
私はゆっくりと首を横に振った。
「いいえ。私が伺いたいのは、その宣言が『確定的』なものかということです。一時の感情によるものではなく、王家としての正式な決定と捉えてよろしいのでしょうか?」
私の問いに、殿下は一瞬たじろいだ。
おそらく、私が泣いてすがるか、あるいは激昂して暴れだすと思っていたのだろう。
しかし、事務的な私の口調に、彼は調子を狂わされたようだ。
「も、もちろんだ! 父上……国王陛下にもすでに話は通してある! 貴様のような女を王妃にするわけにはいかないとな!」
その言葉を聞いた瞬間、私の脳内で何かが弾けた。
国王陛下の承認済み。
つまり、これは法的効力を持つ、正式な「解雇通知」だ。
(勝った……!!)
私は思わず、扇子を握りしめる手に力を込めた。
これで、明日の朝四時に起きなくていい。
山のように積まれた未決裁の書類を見なくていい。
殿下がカジノで負けた借金の肩代わりをしなくていい。
これからは、好きな時間に起き、好きなものを食べ、二度寝をする権利が私にはあるのだ。
こみ上げてくる笑いを必死で噛み殺す。
今ここで高笑いをしてしまっては、不敬罪で捕まりかねない。
私は深呼吸をして、あえて冷徹な表情を作った。
「……理由は、ミナ様へのいじめ、でしょうか?」
形式上の確認をしておく。
退職手続きには、解雇理由の明記が必要だからだ。
「そうだ! 貴様はミナの教科書を破り捨て、階段から突き落とそうとし、さらにはお茶会でドレスにワインをかけたそうだな!」
殿下が自信満々に罪状を読み上げる。
周囲からは「なんて恐ろしい……」という声が漏れる。
もちろん、それらはすべて誤解だ。
教科書を破ったのではなく、間違った記述だらけの古い資料を廃棄し、最新のものを製本して渡しただけ。
階段から突き落としたのではなく、足を踏み外した彼女を、反射神経の限界を超えて抱き留めた(その勢いで二人で転がり落ちた)だけ。
ドレスにワインをかけたのではなく、彼女がこぼしそうになったグラスを受け止め、その反動で私のドレスが濡れただけだ。
だが、今ここで弁解をする必要はない。
むしろ、弁解をして婚約破棄が撤回されては困るのだ。
(冤罪だろうが何だろうが、この際どうでもいい。重要なのは『クビ』になったという事実だけ!)
私はパチン、と扇子を閉じた。
その乾いた音が、判決を下す木槌のように響いた。
「……承知いたしました」
私は静かに告げた。
「は……?」
殿下が間の抜けた声を出す。
「マグナ、お前……反論しないのか? いつもなら、理屈を並べて私をやり込めるくせに……」
「殿下のご意志が固いのであれば、私が申し上げることは何もございません。その婚約破棄、謹んでお受けいたします」
私は優雅にカーテシー(膝を折る礼)をした。
その動きには、一点の淀みもない。
完璧な所作である。
顔を上げ、私はレオナルド殿下とミナ様に向かって、満面の笑みを向けた。
普段、能面のように無表情な私が笑ったことで、周囲の貴族たちが「ひっ」と息を呑む。
「レオナルド殿下、そしてミナ様。どうぞお幸せに。私のことはお気になさらず、真実の愛を貫いてくださいませ」
私の言葉に、殿下は呆気にとられたように口を開けている。
ミナ様も、予想外の反応に目を白黒させている。
私は心の中でガッツポーズをした。
よし、これで言質は取った。
これ以上の長居は無用だ。
一刻も早く実家に帰り、荷物をまとめて王都を脱出しなければならない。
「それでは、私はこれにて失礼いたします。慰謝料や解決金に関する書類は、後日、代理人を通して送付させていただきますので」
事務的な連絡を付け加えることも忘れない。
「お、おい待て! マグナ!」
殿下が慌てて呼び止めるが、私は振り返らなかった。
背中で手を振り、颯爽と出口へと向かう。
その足取りは、羽が生えたように軽かった。
大広間の扉を開けると、夜の冷たい風が頬を撫でた。
星空が、かつてないほど美しく輝いて見える。
「……自由だ」
誰にも聞こえないほどの小さな声で、私は呟いた。
私の目尻には、嬉し涙がうっすらと浮かんでいたかもしれない。
こうして、悪役令嬢マグナ・ヴァイオレットの、華麗なる「退職」劇は幕を開けたのである。
だが、この時の私はまだ知らなかった。
有能すぎる私を失った王宮が、明日から大パニックに陥ることを。
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