17 / 63
第十五話 焦るドレクス達
しおりを挟む
「最近は本当に凄ぇな、ドレクス達はよぉ‼︎」
「ここの所は連戦連勝じゃねぇか‼︎」
私達は今日も魔獣を討伐してかなりの金額を得ていた。
更には冒険者ランクも上がり、パーティーランクも上がっていた。
周囲から褒められているはずのドレクス達なのだが、メナス以外は苦い表情をしていた。
遡る事数日前…
あのブルードラゴンの襲撃以降に、ドレクス達のパーティーには指名依頼がわんさか届いた。
主な依頼は討伐依頼で、魔獣討伐の依頼だった。
冒険者ギルド側もドラゴンを討伐出来るパーティーなら、魔獣の討伐なら可能だと思っていたみたいで…
災害級に近い魔獣の討伐の依頼が多々あった。
ドレクス達は今迄に魔獣を討伐した経験はあまりなかった。
なので私が弱体魔法で魔獣を捕縛したり、支援魔法で強化したドレクス達が攻撃をしたりして、トドメは私がする感じで葬って行った。
パーティーで活動していても、攻撃を一切当てないで経験値は入らない。
なので、この方法で片っ端から倒して行くと…ドレクス達はかなりのレベルアップを果たした。
…のだけど?
私とメナスが買い物で出ている時に、ドレクス達は冒険者ギルドの酒場では無く…少し高級な酒場の個室に入って話をしていた。
「このままではダメだな…」
「ファスティアのお陰でレベルもランクも上がってはいるが…」
「拙者達はファスティアに寄生しているような…ヒモの様な状態ではござらんか?」
「「「はぁ~~~」」」
ファスティアが正式に加入したことにより、戦闘がかなり楽になった。
まさか自分達が魔獣相手に立ち回れるとは夢にも思わなかったからだ。
ただ、あまりにも楽な戦いが続いて行った所為で…自分達の強さが見失い始めていたのだった。
「このまま楽を覚えてしまうと、俺達は本当にファスティアに依存する戦い方が当たり前になってしまう。」
「メナスと同じ年なのに、俺達の方が足手纏いの様な感じだもんな。」
「なら、いっその事…拙者達だけで魔獣に挑んでみるというのは如何だろうか?」
レドナースの言葉にドレクスとフレクスは沈黙した。
確かに自分達の実力を知るにはそれが手っ取り早い。
だが、魔獣と言っても様々な種類がいる。
大型の魔獣相手には絶対に敵わないだろうが、自分達と寸分違わない魔獣なら…?
そう思いながらドレクス達は、魔獣討伐の依頼書を見比べていた。
「…とは言ってもなぁ、魔獣と魔物では同じ大きさでも段違いな強さだぞ?」
「ファスティアには極力頼りたくは無いが、魔獣が相手になると…」
「ファスティアには危なくなったと感じたら助けに入ってもらうという感じにして、それまでは某達が相手をするという方法を取る形に願うのはどうだろうか?」
ドレクス達は支援魔法で強化されて楽に倒せる様な事になったのが何度続いても、自分達の実力は把握していた。
その点は褒められるべき事である。
若い者の場合では、楽に倒せ続けられていると自分の力と勘違いをして自惚れる者が出て来るが…ドレクス達にはその思想は全く無い。
そして翌日から決行するのだが…?
確かにファスティアの加護無しで魔獣を倒せない事はなかった…が、かなりの重傷を負いつつも何とか倒せられるレベルという事を痛感したのだった。
「このままでは本当にダメだな! お前等…強くなるぞ‼︎」
「「おぉ!」」
それから数日後…ファスティアの強さは相変わらずだが、ドレクス達もそれなりの強さを身に付けつつあった。
だが数日後、少し厄介な依頼がドレクス達に舞い込んで来たのだった。
その依頼とは…?
「ここの所は連戦連勝じゃねぇか‼︎」
私達は今日も魔獣を討伐してかなりの金額を得ていた。
更には冒険者ランクも上がり、パーティーランクも上がっていた。
周囲から褒められているはずのドレクス達なのだが、メナス以外は苦い表情をしていた。
遡る事数日前…
あのブルードラゴンの襲撃以降に、ドレクス達のパーティーには指名依頼がわんさか届いた。
主な依頼は討伐依頼で、魔獣討伐の依頼だった。
冒険者ギルド側もドラゴンを討伐出来るパーティーなら、魔獣の討伐なら可能だと思っていたみたいで…
災害級に近い魔獣の討伐の依頼が多々あった。
ドレクス達は今迄に魔獣を討伐した経験はあまりなかった。
なので私が弱体魔法で魔獣を捕縛したり、支援魔法で強化したドレクス達が攻撃をしたりして、トドメは私がする感じで葬って行った。
パーティーで活動していても、攻撃を一切当てないで経験値は入らない。
なので、この方法で片っ端から倒して行くと…ドレクス達はかなりのレベルアップを果たした。
…のだけど?
私とメナスが買い物で出ている時に、ドレクス達は冒険者ギルドの酒場では無く…少し高級な酒場の個室に入って話をしていた。
「このままではダメだな…」
「ファスティアのお陰でレベルもランクも上がってはいるが…」
「拙者達はファスティアに寄生しているような…ヒモの様な状態ではござらんか?」
「「「はぁ~~~」」」
ファスティアが正式に加入したことにより、戦闘がかなり楽になった。
まさか自分達が魔獣相手に立ち回れるとは夢にも思わなかったからだ。
ただ、あまりにも楽な戦いが続いて行った所為で…自分達の強さが見失い始めていたのだった。
「このまま楽を覚えてしまうと、俺達は本当にファスティアに依存する戦い方が当たり前になってしまう。」
「メナスと同じ年なのに、俺達の方が足手纏いの様な感じだもんな。」
「なら、いっその事…拙者達だけで魔獣に挑んでみるというのは如何だろうか?」
レドナースの言葉にドレクスとフレクスは沈黙した。
確かに自分達の実力を知るにはそれが手っ取り早い。
だが、魔獣と言っても様々な種類がいる。
大型の魔獣相手には絶対に敵わないだろうが、自分達と寸分違わない魔獣なら…?
そう思いながらドレクス達は、魔獣討伐の依頼書を見比べていた。
「…とは言ってもなぁ、魔獣と魔物では同じ大きさでも段違いな強さだぞ?」
「ファスティアには極力頼りたくは無いが、魔獣が相手になると…」
「ファスティアには危なくなったと感じたら助けに入ってもらうという感じにして、それまでは某達が相手をするという方法を取る形に願うのはどうだろうか?」
ドレクス達は支援魔法で強化されて楽に倒せる様な事になったのが何度続いても、自分達の実力は把握していた。
その点は褒められるべき事である。
若い者の場合では、楽に倒せ続けられていると自分の力と勘違いをして自惚れる者が出て来るが…ドレクス達にはその思想は全く無い。
そして翌日から決行するのだが…?
確かにファスティアの加護無しで魔獣を倒せない事はなかった…が、かなりの重傷を負いつつも何とか倒せられるレベルという事を痛感したのだった。
「このままでは本当にダメだな! お前等…強くなるぞ‼︎」
「「おぉ!」」
それから数日後…ファスティアの強さは相変わらずだが、ドレクス達もそれなりの強さを身に付けつつあった。
だが数日後、少し厄介な依頼がドレクス達に舞い込んで来たのだった。
その依頼とは…?
85
あなたにおすすめの小説
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
聖女を追い出しても平気だと思っていた国の末路
藤原遊
ファンタジー
聖女が国を去った日、神官長は分かっていた。
この国は、彼女を軽く扱いすぎたのだと。
「聖女がいなくても平気だ」
そう言い切った王子と人々は、
彼女が“何もしていない”まま国が崩れていく現実を、
やがて思い知ることになる。
――これは、聖女を追い出した国の末路を、
静かに見届けた者の記録。
【完結】残酷な現実はお伽噺ではないのよ
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「アンジェリーナ・ナイトレイ。貴様との婚約を破棄し、我が国の聖女ミサキを害した罪で流刑に処す」
物語でよくある婚約破棄は、王族の信頼を揺るがした。婚約は王家と公爵家の契約であり、一方的な破棄はありえない。王子に腰を抱かれた聖女は、物語ではない現実の残酷さを突きつけられるのであった。
★公爵令嬢目線 ★聖女目線、両方を掲載します。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
2023/01/11……カクヨム、恋愛週間 21位
2023/01/10……小説家になろう、日間恋愛異世界転生/転移 1位
2023/01/09……アルファポリス、HOT女性向け 28位
2023/01/09……エブリスタ、恋愛トレンド 28位
2023/01/08……完結
結婚十年目の夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。彼は「送り間違えた」というけれど、それはそれで問題なのでは?
ぽんた
恋愛
レミ・マカリスター侯爵夫人は、夫と政略結婚をして十年目。侯爵夫人として、義父母の介護や領地経営その他もろもろを完ぺきにこなしている。そんなある日、王都に住む夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。義弟を通じ、夫を追求するも夫は「送り間違えた。ほんとうは金を送れというメモを送りたかった」という。レミは、心から思った。「それはそれで問題なのでは?」、と。そして、彼女の夫にたいするざまぁがはじまる。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです
きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」
5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。
その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる