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パラレルワールドストーリー 本編とは別のストーリーです。 読むかどうかの判断は任せます。
if~もしも、テトが何の力も持ってなかった場合の世界は?
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「どうも、テトです! 僕は現在…耳長い人達に捕まって牢屋に入れられています!」
ここまでの経緯を話しますと…元いた世界から突然の地面に光る変な円が現れて…気付けば高校生達と城の中に居ました。
元いた世界をこの国の人達は異世界と呼び、僕達は異世界人と呼ばれていました。
そして説明によると、異世界人はこの世界に渡ると何かしらの力を持っているという話だったのですが、検査をすると僕には何も無い事が判明しました。
「王女様…この子供にはジョブはありません。」
「なら…不要ですね。」
僕はこうして、良い訳もさせて貰えないまま…城の騎士に崖から突き落とされて殺されそうになりましたが、奇跡的に木に引っ掛かって死亡を回避、緑色の人達に捕まってから鍋で煮込まれる所を暴れ猪のパニックで逃げ出してから、食人植物に捕まって溶かされそうになった所を耳長い人達に助け出されたんだけど、人間という理由だけで翌日に死刑が待っておりました。
「これが僕の最期の時か…思えば、碌な人生じゃなかったなぁ。 父親が借金が支払えずに蒸発、母親は僕を捨てて男と逃亡、僕は家に会った大量のコメで食い繫いでいたけど家賃の支払いがなくて追い出され、親戚に引き取られるが虐待の毎日で…この世界に来たら無用の者とされて崖から突き落とされて、緑色の人達に喰われそうになり、そこを逃げ出したら食人植物に喰われそうになり、助け出されたと思ったら、耳の長い人達は人間嫌いで僕を処刑をする…逃げ出そうにも牢屋の中に捕まっているので逃げる事が適わない…」
とはいえ、僕は死にたくない!
僕は死を回避する為に、精一杯のアピールをした。
牢屋の中に小さな石があったのでリフティングを披露した。
すると、牢屋の外にいる耳の長い人達の子供が興味を示した。
僕は回数を重ねる事に歓声が沸き起こった。
「…98、99、100…まだまだ続くよ~」
そして130回を過ぎた辺りで失敗をした。
すると牢屋の外では、「あ~あ…」という声が聞こえた。
僕はお腹を押さえてお腹が鳴る音を黙らせようとした。
すると、耳の長い人達の子供…僕と同じ位の子が僕に話し掛けて来た。
「お腹が空いているの?」
「うん、僕はこの世界に来てから何も食べてないんだ。」
この世界に限らず、元いた世界でも腹を満たす程何かを食べていた訳じゃない。
僕はお腹が鳴るのを黙らせようとしながら押さえつけていた。
「お腹がいっぱいなら、さっきのは100回以上続けられる?」
「うん、出来るよ!」
「じゃあ、待っていて! 大人達に言って食べ物を貰って来るから!」
そう言って僕と同じ位の子供は近くにいた大人に声を掛けた。
だけど…大人からの反応は…?
「明日処刑される奴に食べ物は不要だ!」
容赦ない言葉で僕の望みは絶たれた。
初めから期待していなかったし、仕方ないか…
すると、先程の子供が僕の所に来て言った。
「ごめんね、大人達が言う事は絶対だから…」
「いいよ、ありがとう。」
それが最期の言葉になった。
翌日…僕は耳の長い人達に連れられて、森の中の広場に来ていた。
そこで耳の長い人達に木のツルで編み込まれたロープで手足に巻かれて逃げられない様にしていた。
そんな事をしなくても逃げられる訳ではない。
僕の体は他の10歳児に比べて体も小さくて、栄養も行き届いてないので体が細い上に空腹で動けそうもない。
なので、このロープを引き千切れるほどの力は無かった。
すると耳の長い人達は去って行くと、しばらくして…腕の4本ある熊が現れた。
「あ…これ、絶対に逃げられないな。」
僕は死を覚悟すると同時に、熊は僕の首元に噛みついた。
痛いのは一瞬だった…そして僕の体は引き裂かれてから…
僕の人生はここで幕を閉じた。
本来ならこの後にいろんな出会いが待っている筈だったのに…
その後の話をすると、こんな感じだ!
トランドオーケス城で戦闘訓練を重ねて強くなった高校生3人達は、王女に騙されて罪もない亜人を殺して行った。
その中には耳の長い人達も含まれていた。
メーモは盗賊団に捕まって貴族に売られて悲惨な最期を遂げた。
メーミとルーレとナーニヌ卿も、出くわした高校生3人に始末されてこの世を去った。
そして3年の歳月により、この世界から亜人が全て殺害されてから、高校生達の帰還の時…
前日に開かれた宴で睡眠薬を飲まされてから騎士に殺害された。
全ては王女の目論見通りに事が運び…トランドオーケス城は世界を牛耳ったという。
~BAD END~
ここまでの経緯を話しますと…元いた世界から突然の地面に光る変な円が現れて…気付けば高校生達と城の中に居ました。
元いた世界をこの国の人達は異世界と呼び、僕達は異世界人と呼ばれていました。
そして説明によると、異世界人はこの世界に渡ると何かしらの力を持っているという話だったのですが、検査をすると僕には何も無い事が判明しました。
「王女様…この子供にはジョブはありません。」
「なら…不要ですね。」
僕はこうして、良い訳もさせて貰えないまま…城の騎士に崖から突き落とされて殺されそうになりましたが、奇跡的に木に引っ掛かって死亡を回避、緑色の人達に捕まってから鍋で煮込まれる所を暴れ猪のパニックで逃げ出してから、食人植物に捕まって溶かされそうになった所を耳長い人達に助け出されたんだけど、人間という理由だけで翌日に死刑が待っておりました。
「これが僕の最期の時か…思えば、碌な人生じゃなかったなぁ。 父親が借金が支払えずに蒸発、母親は僕を捨てて男と逃亡、僕は家に会った大量のコメで食い繫いでいたけど家賃の支払いがなくて追い出され、親戚に引き取られるが虐待の毎日で…この世界に来たら無用の者とされて崖から突き落とされて、緑色の人達に喰われそうになり、そこを逃げ出したら食人植物に喰われそうになり、助け出されたと思ったら、耳の長い人達は人間嫌いで僕を処刑をする…逃げ出そうにも牢屋の中に捕まっているので逃げる事が適わない…」
とはいえ、僕は死にたくない!
僕は死を回避する為に、精一杯のアピールをした。
牢屋の中に小さな石があったのでリフティングを披露した。
すると、牢屋の外にいる耳の長い人達の子供が興味を示した。
僕は回数を重ねる事に歓声が沸き起こった。
「…98、99、100…まだまだ続くよ~」
そして130回を過ぎた辺りで失敗をした。
すると牢屋の外では、「あ~あ…」という声が聞こえた。
僕はお腹を押さえてお腹が鳴る音を黙らせようとした。
すると、耳の長い人達の子供…僕と同じ位の子が僕に話し掛けて来た。
「お腹が空いているの?」
「うん、僕はこの世界に来てから何も食べてないんだ。」
この世界に限らず、元いた世界でも腹を満たす程何かを食べていた訳じゃない。
僕はお腹が鳴るのを黙らせようとしながら押さえつけていた。
「お腹がいっぱいなら、さっきのは100回以上続けられる?」
「うん、出来るよ!」
「じゃあ、待っていて! 大人達に言って食べ物を貰って来るから!」
そう言って僕と同じ位の子供は近くにいた大人に声を掛けた。
だけど…大人からの反応は…?
「明日処刑される奴に食べ物は不要だ!」
容赦ない言葉で僕の望みは絶たれた。
初めから期待していなかったし、仕方ないか…
すると、先程の子供が僕の所に来て言った。
「ごめんね、大人達が言う事は絶対だから…」
「いいよ、ありがとう。」
それが最期の言葉になった。
翌日…僕は耳の長い人達に連れられて、森の中の広場に来ていた。
そこで耳の長い人達に木のツルで編み込まれたロープで手足に巻かれて逃げられない様にしていた。
そんな事をしなくても逃げられる訳ではない。
僕の体は他の10歳児に比べて体も小さくて、栄養も行き届いてないので体が細い上に空腹で動けそうもない。
なので、このロープを引き千切れるほどの力は無かった。
すると耳の長い人達は去って行くと、しばらくして…腕の4本ある熊が現れた。
「あ…これ、絶対に逃げられないな。」
僕は死を覚悟すると同時に、熊は僕の首元に噛みついた。
痛いのは一瞬だった…そして僕の体は引き裂かれてから…
僕の人生はここで幕を閉じた。
本来ならこの後にいろんな出会いが待っている筈だったのに…
その後の話をすると、こんな感じだ!
トランドオーケス城で戦闘訓練を重ねて強くなった高校生3人達は、王女に騙されて罪もない亜人を殺して行った。
その中には耳の長い人達も含まれていた。
メーモは盗賊団に捕まって貴族に売られて悲惨な最期を遂げた。
メーミとルーレとナーニヌ卿も、出くわした高校生3人に始末されてこの世を去った。
そして3年の歳月により、この世界から亜人が全て殺害されてから、高校生達の帰還の時…
前日に開かれた宴で睡眠薬を飲まされてから騎士に殺害された。
全ては王女の目論見通りに事が運び…トランドオーケス城は世界を牛耳ったという。
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