【完結】異世界転移特典で創造作製のスキルを手に入れた俺は、好き勝手に生きてやる‼~魔王討伐?そんな物は先に来た転移者達に任せれば良いだろ!~

アノマロカリス

文字の大きさ
5 / 45
異世界転移の章

第四話 アーダイン村

しおりを挟む
 俺は今、アーダイン村の村長の家に来ている。

 俺以外の転移者達皆は、この村の村長に挨拶に来て情報を聞いて言ったらしい。

 そして次々にこの村から旅立っていったという話…なのだが?

 「それでラックさん、貴方が最後の迷い人ですかな?」

 「まぁ、普通に考えればそうなるでしょうねぇ。 俺の前に来た者達が勇者や聖女、剣聖などのジョブを貰った者達ですからね。」

 「それでラックさんのジョブは何でしょうか?」

 「俺は薬品などを作り出せるアイテム士…というところでしょうが、果たして俺の力が必要になるかどうか?」

 この世界の魔王がどんな強さかは全く分からないが、先人の転移者達のジョブを見る限り…俺の入る幕はないだろう。

 仮に合流した所で、非戦闘員扱いをされて荷物持ちでもやらされるのがオチだろう。

 「では、ラックさんは皆さんと合流はしないのですか?」

 「…っていうか、寧ろ聞きたいんですけど…非戦闘員の俺が合流する必要があると思いますか?」

 「あ~~~あまり必要ないかもしれませんね。」

 「なので状況を見ながら他の仲間達に合流するか決めますので…」

 俺のレベルは恐らくだが…先に行った転移者達よりも遥かに上だろう。

 合流しても立派に前衛を務められるだろうが、まぁ必要は無いだろうな。

 ならば今まで苦労した生活を取り戻す為に、俺は自堕落に生きるとしようか!

 「では、ラックさんに一応…この世界の地図と路銀をお渡ししますね。」

 俺は村長から地図の見方と金について学んだ。

 地球でも地図はあったが、地図帳を広げて見る奴はそんなに居ない。

 皆スマホで事足りるからなのだが、この世界にはそういった端末が無いので、地図は必須だった。

 そしてこの世界の貨幣だが、銅貨→銀貨→金貨→白金貨の順に高くなるという話だ。

 ざっとこの貨幣を見る限り…地球の様な細かい装飾は無いので、俺の創造作製でいくらでも創り出せそうな気がする。

 最近ではレベルが100を越えたので、石を触れただけで金に作り替える事ができる様になった。

 だが、相変わらず…オリハルコンやアダマンタイトといった鉱石には、作り出せ無い事はないが工程が面倒そうだった。

 「そういえば…此処は島ですよね? 他の大陸に渡る方法は船でもあるんですか?」

 「船…? 飛空艇の話か?」

 会話が噛み合わないなぁ?

 俺は村長に崖の方に一緒に向かうと、この島は浮遊島で崖の下には雲海が広がっていた。

 この島に限らず、全ての大陸が浮遊していると言う話だった。

 「ところで、この雲海に落とされたらどうなるんだ?」
 
 「正き心の持ち主は強風により島に押し戻されて、悪しき心の持ち主は地に落ちるという伝承です。 まぁ、本当かどうかは分かりませんが…仮に落ちたら命は無いでしょうね。」

 「…という事は落ちた奴がいるのか?」

 「罪人の処刑方法が雲海に落とされるという話ですからね。 そこから戻って来たという人の話も聞いた事がありませんし…噂では雲海の下は魔界の大地が広がっているとか?」

 まぁ、普通に考えて…

 こんな高さから落とされたら生きている奴はいないだろう。

 よし、あまり近寄らない様にしよう。

 「ところで、他の大陸に渡る手段だが…飛空艇というのに乗って移動するのか?」

 「他の大陸ならそうした方法があるだけで、この島からは転移陣という物で他の大陸に渡る事ができますよ。」

 「そんな便利なものがあるのに、なぜ飛空艇が必要なんだ?」

 「転移陣で移動出来るのが、人とその人物が身に付けているものだけで…荷物の類は移動する際に弾かれてしまうのです。」

 なるほど、ならばマジックバックを持ってない奴らは空輸の手段しかないのか。

 「それでラック様はいつ旅立たれますか?」

 「もう少し…色々確かめる事があるから、それが終わったらでな!」

 まだ準備が完全には終わっていない。

 俺が他の大陸に移動するのは…もう少し先になる。
 

 
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~

ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。 休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。 啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。 異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。 これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。

没落貴族と拾われ娘の成り上がり生活

アイアイ式パイルドライバー
ファンタジー
 名家の生まれなうえに将来を有望視され、若くして領主となったカイエン・ガリエンド。彼は飢饉の際に王侯貴族よりも民衆を優先したために田舎の開拓村へ左遷されてしまう。  妻は彼の元を去り、一族からは勘当も同然の扱いを受け、王からは見捨てられ、生きる希望を失ったカイエンはある日、浅黒い肌の赤ん坊を拾った。  貴族の彼は赤子など育てた事などなく、しかも左遷された彼に乳母を雇う余裕もない。  しかし、心優しい村人たちの協力で何とか子育てと領主仕事をこなす事にカイエンは成功し、おまけにカイエンは開拓村にて子育てを手伝ってくれた村娘のリーリルと結婚までしてしまう。  小さな開拓村で幸せな生活を手に入れたカイエンであるが、この幸せはカイエンに迫る困難と成り上がりの始まりに過ぎなかった。

A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる

国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。 持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。 これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ

さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。 絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。 荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。 優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。 華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。

元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~

下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。 二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。 帝国は武力を求めていたのだ。 フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。 帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。 「ここから逃げて、田舎に籠るか」 給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。 帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。 鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。 「私も連れて行ってください、お兄様」 「いやだ」 止めるフェアに、強引なマトビア。 なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。 ※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。

処理中です...