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第九話 キレる聖女様
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「いい加減にして下さい‼︎」
…あれから1週間が経過した。
セイカは相変わらず、聖女として手厚く持て囃されてはいたが…肝心の魔法の事は一切教えては貰えずに既に1週間経っていた。
オタクとしては、いち早く魔法を使ってみたいというのに、その気持ちを汲んでくれないクレイマン王子を今では疎ましく思っていた。
「セイカ、焦る必要は無いからさ…」
「焦りたくもなりますよ、聖女として異世界より召喚はされました。 ですが、鑑定により聖女という事は証明された以外に、これと言った魔法の訓練がさせてくれないじゃないですか‼︎」
セイカの家は、長女と次女はともかく…それ以降のセイカや妹に関しては結構緩い。
セイカ自身…幼い頃から蝶よ花よと育てられてきた所もあるので、少し我儘なお嬢様気質が見受けられる。
だけど、やるべき事の部は弁えている。
異世界で聖女として選ばれた…からには、何としてもその役目を全うしたい…と思う反面、早く魔法を覚えて使ってみたいと思うのが本音だったりもする。
その為に、クレイマン王子のノンビリな性格に嫌気がさしてきているのだった。
「あーあ…こんな事なら、聖と一緒に…あの黒髪王子の方に行きたかったなぁ。」
「な、何だと…セイカをセイファームラートに呼んだのは、我が国の聖女召喚だというのに…何が不満なんだ‼︎」
「聖女召喚に呼んでくれたことには感謝はしています、ですが…何もせずにダラダラと過ごしているのは性分ではありません。」
「今は、来るべきの刻の為の休息と思う事は出来ないのか⁉︎」
「それなら…魔法が使える事を確認してからでも構いませんよね? 私は聖女の証明をする為に、修行を行いたいと思っているんです。」
使える属性が聖属性だけだけど、それでも魔法という物を早くに使ってみたいと思うのは、オタクのサガよね?
それを邪魔するというのであれば、例え金髪碧眼のイケメンであっても。
「分かった………セイカの気持ちを汲んで、聖女の為の修行を許可しよう。 だが、聖女の修行は、かなり厳しいという話なので…辛くても簡単には休む事は出来ないぞ。 それでも……」
「上等‼︎」
魔法を使う為の修行が生易しく無いなんて、そんな事はオタクにとって…燃え上がる展開じゃない。
それに家の修行だって、決して易しい物ばかりじゃなかったしね。
セイカや妹は、割と緩い教育をされて来た…とはいえ、別にベタネタに甘やかされて育てられてきた訳ではない。
長女や次女に比べれば緩いというだけで、厳しい時は普通に厳しく接しられて育てられて来ていた。
それからセイカは、神殿から講師を付けられて…聖女に関する修行が開始されたんだけど?
ちょっと辛いと思った事で、クレイマン王子が講師に茶々を入れてくるお陰で修行が進まずに、セイカはイライラが募って行った。
「あのクソ王子…私の邪魔をしてんじゃないわよ‼︎」
最初はイケメンに見惚れていたセイカも、こうまで邪魔をされ続けていると、流石にうんざりして来た。
そして、セイカが魔法を覚えた時の目標…?
それは、最初の一手はクレイマン王子にぶっ放そうと考えているのでした。
…あれから1週間が経過した。
セイカは相変わらず、聖女として手厚く持て囃されてはいたが…肝心の魔法の事は一切教えては貰えずに既に1週間経っていた。
オタクとしては、いち早く魔法を使ってみたいというのに、その気持ちを汲んでくれないクレイマン王子を今では疎ましく思っていた。
「セイカ、焦る必要は無いからさ…」
「焦りたくもなりますよ、聖女として異世界より召喚はされました。 ですが、鑑定により聖女という事は証明された以外に、これと言った魔法の訓練がさせてくれないじゃないですか‼︎」
セイカの家は、長女と次女はともかく…それ以降のセイカや妹に関しては結構緩い。
セイカ自身…幼い頃から蝶よ花よと育てられてきた所もあるので、少し我儘なお嬢様気質が見受けられる。
だけど、やるべき事の部は弁えている。
異世界で聖女として選ばれた…からには、何としてもその役目を全うしたい…と思う反面、早く魔法を覚えて使ってみたいと思うのが本音だったりもする。
その為に、クレイマン王子のノンビリな性格に嫌気がさしてきているのだった。
「あーあ…こんな事なら、聖と一緒に…あの黒髪王子の方に行きたかったなぁ。」
「な、何だと…セイカをセイファームラートに呼んだのは、我が国の聖女召喚だというのに…何が不満なんだ‼︎」
「聖女召喚に呼んでくれたことには感謝はしています、ですが…何もせずにダラダラと過ごしているのは性分ではありません。」
「今は、来るべきの刻の為の休息と思う事は出来ないのか⁉︎」
「それなら…魔法が使える事を確認してからでも構いませんよね? 私は聖女の証明をする為に、修行を行いたいと思っているんです。」
使える属性が聖属性だけだけど、それでも魔法という物を早くに使ってみたいと思うのは、オタクのサガよね?
それを邪魔するというのであれば、例え金髪碧眼のイケメンであっても。
「分かった………セイカの気持ちを汲んで、聖女の為の修行を許可しよう。 だが、聖女の修行は、かなり厳しいという話なので…辛くても簡単には休む事は出来ないぞ。 それでも……」
「上等‼︎」
魔法を使う為の修行が生易しく無いなんて、そんな事はオタクにとって…燃え上がる展開じゃない。
それに家の修行だって、決して易しい物ばかりじゃなかったしね。
セイカや妹は、割と緩い教育をされて来た…とはいえ、別にベタネタに甘やかされて育てられてきた訳ではない。
長女や次女に比べれば緩いというだけで、厳しい時は普通に厳しく接しられて育てられて来ていた。
それからセイカは、神殿から講師を付けられて…聖女に関する修行が開始されたんだけど?
ちょっと辛いと思った事で、クレイマン王子が講師に茶々を入れてくるお陰で修行が進まずに、セイカはイライラが募って行った。
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最初はイケメンに見惚れていたセイカも、こうまで邪魔をされ続けていると、流石にうんざりして来た。
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