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第一章
第一話 ん? なんだこれ…⁉︎・前編(送られた目的は?)
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僕は現在…見渡す限り何も無い草原の中心で途方に暮れていた。
「この場所は本当に何も無いな…」
僕はここに着いてからまず最初に周囲を見渡した。
もしかしたら、他の幼馴染達が何処かにいるかも知れないと思ったからだ。
だが、何処を見渡しても…というか?
見渡した所で…この場所は海に浮かんでいる無人島で…100m四方の小さな島なので、遠目をするほど目に負担を掛ける場所では無い。
此処が大きな無人島だったら、あらゆる場所に向かって皆を探し回っただろうが…周囲を見ただけで絶望する位に何も無いし、幼馴染達どころか人影すらない。
森があれば、木を切って小屋を建てたりしている最中に次の良い知恵が浮かんだかも知れないが…?
森どころか木すら無いので、立ち尽くしているしか無いのだった。
「絶望している場合では無いな、とりあえず…」
僕は自分の鞄を探してみると、少し離れた場所に鞄が落ちていたので確認をしてみた。
サバイバル活動第一、所持品の確認!
ハンカチ、ポケットティッシュ、スマホ、タブレット、教科書にノート、先程まで飲んでいたスポドリ、食料なし、鞄のみ。
サバイバル活動第二、水や食料の確認!
僕は海に向かって歩き出し、明らかに海水だろうと思いながら指に付けて舐めてみる…が、案の定、海水だった。
海の中にスマホ(防水性)を入れて何枚かの写真を撮る。
海藻はあるが、魚が見当たらない。
海藻だけはたくさん生えているので、飢える事はないと思うが水がない。
僕は…泥水から真水にする方法は知っているが、海水を真水にする方法は知らないので考えてみた。
あ、いや…?
巨大な機械の濾過装置でもあれば、海水を真水に変える方法はできるかも知れない。
だが、こんな狭い無人島にそんな物はない。
ペットボトルに穴を開けて、小石と砂利で水を濾過する方法では、泥水を真水に変える事は出来ても海水を真水に濾過する事はできない。
海水だと濾過する過程で、隙間に塩が詰まって濾過する工程が出来ないからだった。
それに…この付近の海水は思った以上に塩分濃度が高い。
塩を入手するには苦労はしないが…あ、だから魚がいないのか。
「水と塩があれば、人は生きていけるとは言うが…」
それは水で喉の渇きを潤すという意味の他に、口に入れる物を洗ったりする事で、清潔を促して安全に腹に入れるという事があるわけなのだが…?
そもそも、その水が無い。
僕は空を見上げて、ふと思う。
この無人島に雨は降るのかと…?
「あ、ちょっと待って。 雨が降るどうこう以前に…」
ペットボトルに水を溜める…には、少々無理があるなぁ?
ペットボトルの上にハンカチを広げて…いや、それ以前に雨が降るかすら怪しい。
だって、空気が冷える感覚も…空気が湿気を帯びた感じも無いからだ。
まぁ降らない雨を待っているよりも次に行こう。
サバイバル活動第三、周囲の確認…
…確認と言ってもなぁ?
現在いる場所は、100m四方に囲まれた小さな無人島で、草原が平面に広がっているのみ。
火を起こそうにも木が全くない。
サバイバル活動第四、能力の確認…
ここが異世界なら、何か魔法が使える筈…?
僕は頭の中で火をイメージして、「ファイア!」と唱えた。
だが、何も起きなかった。
「うん、解っていたよ…なら、これなら? ステータスオープン!」
目の前にステータスが空中に表示されるかと思ったけど、何も浮かばなかった。
なるほど、僕には魔法の才能が無いのか…無駄な事は辞める事にした。
次に…まずは塩を手に入れる為に、ペットボトルに入れた海水を大きな岩の上にかけてみた。
これにより…日光で岩に掛かった海水が蒸発をして、塩を手に入れる事が出来るからだ。
ただ、この方法では大量に塩を入手するには手間と時間がかかり過ぎる。
僕は段々と苛つき始めていた。
『僕は何の為にここに連れて来たんだ、誰か答えてくれ‼︎ 説明もなしでこれからどうすれば良いんだよ⁉︎』
僕は空に向かって叫んだ。
地球から異世界に移動させるには、神懸かり的な力が必要な筈だ。
中には…魔法陣に魔力を込めて、人間が呼び出す事があるみたいだが…?
仮に、前者では無くて後者だった場合は、僕の救いはまず無いと思っても良いだろう。
…どうか、後者でありますように…と思いながら、僕は大声で空に向かって叫んでみた。
『おい、誰か聞こえていないのか‼︎ 神様か…イタズラ好きな邪神でも良いから、聞こえているの返事をしろ‼︎』
僕は力の限り叫んだ。
辺りを見ても何も変化が見られないと思っていた。
…が、前方に光の玉が集まって行き、人の形になっていった…と思ったら、ピンク色の髪をした服装がだらしないギャルっぽい見た目になったのだった。
『さっきから聞いていれば~ちょームカつく発言ばっかりしてさぁ!』
僕は見た目だけでは無く口調もギャルっぽい喋り方で唖然とした。
…と同時に、微妙にイラッとする口調に顔を顰めた。
「突然魔法陣が出現して眩しい光を浴びせられたと思ったら、気付いてみれば…こんな何も無い場所にいきなり放置してくれやがって、出現する気があるんだったらもっと早く姿を現せよ!」
僕は目の前にいるピンク色の髪をしたギャルっぽい女を見た。
あんな登場の仕方をするくらいだから、恐らく神だとは思うが…?
だらしない服装の乱れにイラッとする口調を聞いていると、神には違いが無いとは思うが…恐らく邪神の類だろうと思った。
じゃなければ、いきなり異世界のこんな何も無いところに放り出されて、何の音沙汰がない真似はしないだろう。
『ウチわぁ~この世界の創造神・アルテナって言うんよ。 洲河 慱君さぁ~キミをこの地に招いたんわ理由があるんよ~~~と、それとウチは邪神じゃ無いで‼︎』
こんな乱れた服装をして、ギャルっぽいイラッとする喋り方で邪神じゃねぇって…無理があるだろ?
見た目はギャル…で少し幼く見えるが、創造神というくらいだから…この星が創世された時から生きているんだろうなぁ。
だとすると、見た目若作りのロリババァか。
…な~んて心の中で思っていると、目の前にいるロリババァ…もとい、創造神アルテナは顔を真っ赤にして怒鳴って来た。
『だ~れがロリババァですって! 確かにウチは、他の創造神と比べて年齢は下だけど…』
「いや、神と名乗る時点で…他の創造神よりも年下だとしても、数世紀生きてきているんだろ?」
『確かに数世紀は生きてはいるけどさぁ~、でもロリババァって酷くない‼︎』
「あ~はいはい、どうも誠にすんませんでした~~~で、話が進まんから巻いて巻いて」
この手の輩とまともに相手をすると疲れるだけだし、話が先に進まなそうだから…僕は要件を説明して貰おうと思った。
まぁ、こんなギャルっぽい女…女神が姿を現している時点で、恐らくは碌でも無い内容には違いないだろう。
『えーっと、愽君で良いよね? 愽君を呼んだのには理由があるんよ~』
「その前に聞きたいんだけど、僕の近くに居た幼馴染達は何処? もしかして…皆は無事なの?」
『愽君の友達の子達は~本来に行くべき場所に送られたんよ~。これで安心したんなら~愽君がこれからする事に集中してくれるんでしょ♪』
本当にイラッと来る言い方をしているが、この際は目を瞑ろう。
とりあえずは、皆は無事だという事が分かったわけ何だが…?
一体どんな場所で何が目的なんだ⁉︎
…あ、異世界召喚と来て4人が揃っているという事は………テンプレ通りだと、魔王討伐とかか?
まぁとりあえず…皆が同じ世界にいる事が分かって安心をしたが、僕は皆と再会する事が出来るのかな?
『愽君はぁ~頭が良いんだね♪ 説明が不要だとぉ~~~説明する手間が省けるんよぉ~~~♪』
「そりゃどーも。」
さて、僕が此処に送られて来た理由を知る事になる訳なんだけど…?
話を聞いていて、僕は目の前のロリババァギャルをぶっ飛ばしたくなったのだった。
中編に続く
「この場所は本当に何も無いな…」
僕はここに着いてからまず最初に周囲を見渡した。
もしかしたら、他の幼馴染達が何処かにいるかも知れないと思ったからだ。
だが、何処を見渡しても…というか?
見渡した所で…この場所は海に浮かんでいる無人島で…100m四方の小さな島なので、遠目をするほど目に負担を掛ける場所では無い。
此処が大きな無人島だったら、あらゆる場所に向かって皆を探し回っただろうが…周囲を見ただけで絶望する位に何も無いし、幼馴染達どころか人影すらない。
森があれば、木を切って小屋を建てたりしている最中に次の良い知恵が浮かんだかも知れないが…?
森どころか木すら無いので、立ち尽くしているしか無いのだった。
「絶望している場合では無いな、とりあえず…」
僕は自分の鞄を探してみると、少し離れた場所に鞄が落ちていたので確認をしてみた。
サバイバル活動第一、所持品の確認!
ハンカチ、ポケットティッシュ、スマホ、タブレット、教科書にノート、先程まで飲んでいたスポドリ、食料なし、鞄のみ。
サバイバル活動第二、水や食料の確認!
僕は海に向かって歩き出し、明らかに海水だろうと思いながら指に付けて舐めてみる…が、案の定、海水だった。
海の中にスマホ(防水性)を入れて何枚かの写真を撮る。
海藻はあるが、魚が見当たらない。
海藻だけはたくさん生えているので、飢える事はないと思うが水がない。
僕は…泥水から真水にする方法は知っているが、海水を真水にする方法は知らないので考えてみた。
あ、いや…?
巨大な機械の濾過装置でもあれば、海水を真水に変える方法はできるかも知れない。
だが、こんな狭い無人島にそんな物はない。
ペットボトルに穴を開けて、小石と砂利で水を濾過する方法では、泥水を真水に変える事は出来ても海水を真水に濾過する事はできない。
海水だと濾過する過程で、隙間に塩が詰まって濾過する工程が出来ないからだった。
それに…この付近の海水は思った以上に塩分濃度が高い。
塩を入手するには苦労はしないが…あ、だから魚がいないのか。
「水と塩があれば、人は生きていけるとは言うが…」
それは水で喉の渇きを潤すという意味の他に、口に入れる物を洗ったりする事で、清潔を促して安全に腹に入れるという事があるわけなのだが…?
そもそも、その水が無い。
僕は空を見上げて、ふと思う。
この無人島に雨は降るのかと…?
「あ、ちょっと待って。 雨が降るどうこう以前に…」
ペットボトルに水を溜める…には、少々無理があるなぁ?
ペットボトルの上にハンカチを広げて…いや、それ以前に雨が降るかすら怪しい。
だって、空気が冷える感覚も…空気が湿気を帯びた感じも無いからだ。
まぁ降らない雨を待っているよりも次に行こう。
サバイバル活動第三、周囲の確認…
…確認と言ってもなぁ?
現在いる場所は、100m四方に囲まれた小さな無人島で、草原が平面に広がっているのみ。
火を起こそうにも木が全くない。
サバイバル活動第四、能力の確認…
ここが異世界なら、何か魔法が使える筈…?
僕は頭の中で火をイメージして、「ファイア!」と唱えた。
だが、何も起きなかった。
「うん、解っていたよ…なら、これなら? ステータスオープン!」
目の前にステータスが空中に表示されるかと思ったけど、何も浮かばなかった。
なるほど、僕には魔法の才能が無いのか…無駄な事は辞める事にした。
次に…まずは塩を手に入れる為に、ペットボトルに入れた海水を大きな岩の上にかけてみた。
これにより…日光で岩に掛かった海水が蒸発をして、塩を手に入れる事が出来るからだ。
ただ、この方法では大量に塩を入手するには手間と時間がかかり過ぎる。
僕は段々と苛つき始めていた。
『僕は何の為にここに連れて来たんだ、誰か答えてくれ‼︎ 説明もなしでこれからどうすれば良いんだよ⁉︎』
僕は空に向かって叫んだ。
地球から異世界に移動させるには、神懸かり的な力が必要な筈だ。
中には…魔法陣に魔力を込めて、人間が呼び出す事があるみたいだが…?
仮に、前者では無くて後者だった場合は、僕の救いはまず無いと思っても良いだろう。
…どうか、後者でありますように…と思いながら、僕は大声で空に向かって叫んでみた。
『おい、誰か聞こえていないのか‼︎ 神様か…イタズラ好きな邪神でも良いから、聞こえているの返事をしろ‼︎』
僕は力の限り叫んだ。
辺りを見ても何も変化が見られないと思っていた。
…が、前方に光の玉が集まって行き、人の形になっていった…と思ったら、ピンク色の髪をした服装がだらしないギャルっぽい見た目になったのだった。
『さっきから聞いていれば~ちょームカつく発言ばっかりしてさぁ!』
僕は見た目だけでは無く口調もギャルっぽい喋り方で唖然とした。
…と同時に、微妙にイラッとする口調に顔を顰めた。
「突然魔法陣が出現して眩しい光を浴びせられたと思ったら、気付いてみれば…こんな何も無い場所にいきなり放置してくれやがって、出現する気があるんだったらもっと早く姿を現せよ!」
僕は目の前にいるピンク色の髪をしたギャルっぽい女を見た。
あんな登場の仕方をするくらいだから、恐らく神だとは思うが…?
だらしない服装の乱れにイラッとする口調を聞いていると、神には違いが無いとは思うが…恐らく邪神の類だろうと思った。
じゃなければ、いきなり異世界のこんな何も無いところに放り出されて、何の音沙汰がない真似はしないだろう。
『ウチわぁ~この世界の創造神・アルテナって言うんよ。 洲河 慱君さぁ~キミをこの地に招いたんわ理由があるんよ~~~と、それとウチは邪神じゃ無いで‼︎』
こんな乱れた服装をして、ギャルっぽいイラッとする喋り方で邪神じゃねぇって…無理があるだろ?
見た目はギャル…で少し幼く見えるが、創造神というくらいだから…この星が創世された時から生きているんだろうなぁ。
だとすると、見た目若作りのロリババァか。
…な~んて心の中で思っていると、目の前にいるロリババァ…もとい、創造神アルテナは顔を真っ赤にして怒鳴って来た。
『だ~れがロリババァですって! 確かにウチは、他の創造神と比べて年齢は下だけど…』
「いや、神と名乗る時点で…他の創造神よりも年下だとしても、数世紀生きてきているんだろ?」
『確かに数世紀は生きてはいるけどさぁ~、でもロリババァって酷くない‼︎』
「あ~はいはい、どうも誠にすんませんでした~~~で、話が進まんから巻いて巻いて」
この手の輩とまともに相手をすると疲れるだけだし、話が先に進まなそうだから…僕は要件を説明して貰おうと思った。
まぁ、こんなギャルっぽい女…女神が姿を現している時点で、恐らくは碌でも無い内容には違いないだろう。
『えーっと、愽君で良いよね? 愽君を呼んだのには理由があるんよ~』
「その前に聞きたいんだけど、僕の近くに居た幼馴染達は何処? もしかして…皆は無事なの?」
『愽君の友達の子達は~本来に行くべき場所に送られたんよ~。これで安心したんなら~愽君がこれからする事に集中してくれるんでしょ♪』
本当にイラッと来る言い方をしているが、この際は目を瞑ろう。
とりあえずは、皆は無事だという事が分かったわけ何だが…?
一体どんな場所で何が目的なんだ⁉︎
…あ、異世界召喚と来て4人が揃っているという事は………テンプレ通りだと、魔王討伐とかか?
まぁとりあえず…皆が同じ世界にいる事が分かって安心をしたが、僕は皆と再会する事が出来るのかな?
『愽君はぁ~頭が良いんだね♪ 説明が不要だとぉ~~~説明する手間が省けるんよぉ~~~♪』
「そりゃどーも。」
さて、僕が此処に送られて来た理由を知る事になる訳なんだけど…?
話を聞いていて、僕は目の前のロリババァギャルをぶっ飛ばしたくなったのだった。
中編に続く
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