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第一章
第十三話 相棒…(通じているのかなぁ?)
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その日………僕の生活に同居人が現れた。
その同居人の名前は、ライムスと名付けた。
名前から分かる通り、同居人はクリアスライム…と鑑定に表示されていた。
見た目は…某RPGの様な頭が尖っている訳でもなく、どちらかというとただの丸っこい姿をしていて、大きさはバレーボールくらいだろう。
見た目が透明の様な透き通った姿をしていて、まるで水信玄餅の様な姿だった。
この世界のスライムは、一定の時期までは透明な見た目で、その後に何を捕食したかによって、色が付くというらしい。
ちなみに、このクリアスライムの主な食事は綺麗な水だった。
なので、この様な姿をしているのだが…?
「話している言葉が通じているのかが怪しいなぁ…」
出会いは…最初に見た時に、このクリアスライムは足元に引っ付いていた。
ただ、どこで接触をしているかが分からなかった。
気付いたら足元にいた。
僕は動物を抱き上げる様に持ち上げると、クリアスライムは大人しくしていて抵抗をしなかった。
「ねぇ、君は…いや、僕と一緒にいてくれないかい?」
クリアスライムは、体を横に伸ばしてから元の姿に戻った。
次に縦に伸びてから、また元の姿に戻った。
………意思疎通出来ているのかなぁ?
試しに…?
「ハイなら縦に、イイエなら横に体を伸ばしてくれる?」
こう言ってみたのだが、横に伸びてからすぐに縦に伸びた。
僕は鑑定スキルをもう一度使ってみた。
最初に鑑定を使ったのは、クリアスライムの種類を調べる為だったが、今度は知能指数を調べる為だったが。
鑑定で見えた知能指数は2だったのだが、いつから意思疎通が可能になるのかが問題だった。
だって、2進法でしか表現ができず…最初にイイエと答えたんだよ?
どう見たって、話が通じている様には思えない。
「人間の子供だったら、何度も教えれば理解は出来るかもしれないが…魔物の場合はどうなんだろう?」
そもそも、知能指数2というのがどれ程の知能レベルなのかが分からない。
この場合は…2歳くらいの子供と同じだと認識をするしかないのか?
2歳………2歳ねぇ?
早熟な子供の場合、2歳からでも言葉を話す事が出来る子もいれば、ある程度の言葉を理解出来る子もいる。
なので、簡単な意思疎通は大丈夫だろうか?
………うん、通じていると思う事にしよう。
「……ん? あ、ごはんが欲しいのかな?」
ライムスを見ると、ペットボトルの方に手を伸ばしていた。
最初に拾った時に、鑑定でクリアスライムは綺麗な水しか飲まないと出たので、地下ダンジョンの扉前にある噴水から水を汲んでからライムスにあげていた。
ライムスも噴水の穢れない透き通った水は美味かったみたいで、何度か催促されていた。
「こういう感じの意思は疎通出来るんだけどなぁ?」
まぁ、急いでいても仕方がない。
魔物は、成長速度が人間より速いという話なので、それに期待をする事にしよう。
ライムスは、ペットボトルの水を飲み干すと、今度はおかわりを要求して来た。
僕は何度か地下に行ってから水を汲むという作業を行っていた。
…というのも、魔物はこの噴水の中に手を入れる事が出来ないみたいで、ライムスが体を伸ばして水に入ろうとすると弾かれたからだ。
そして5回くらいおかわりをすると、ライムスは体を横に伸ばしてから動かなくなった。
一瞬…死んだのかと思って近付いてみると、どうやら満たされて眠っている様だった。
「焦らしてくれるなよ、まぁ…これから宜しくな、相棒!」
これで、話は出来なくても…一緒に生活をしてくれる相棒が出来た訳なのだが…?
僕は、ライムスの成長速度を侮っていた事を、後に後悔する事になったのだった。
その同居人の名前は、ライムスと名付けた。
名前から分かる通り、同居人はクリアスライム…と鑑定に表示されていた。
見た目は…某RPGの様な頭が尖っている訳でもなく、どちらかというとただの丸っこい姿をしていて、大きさはバレーボールくらいだろう。
見た目が透明の様な透き通った姿をしていて、まるで水信玄餅の様な姿だった。
この世界のスライムは、一定の時期までは透明な見た目で、その後に何を捕食したかによって、色が付くというらしい。
ちなみに、このクリアスライムの主な食事は綺麗な水だった。
なので、この様な姿をしているのだが…?
「話している言葉が通じているのかが怪しいなぁ…」
出会いは…最初に見た時に、このクリアスライムは足元に引っ付いていた。
ただ、どこで接触をしているかが分からなかった。
気付いたら足元にいた。
僕は動物を抱き上げる様に持ち上げると、クリアスライムは大人しくしていて抵抗をしなかった。
「ねぇ、君は…いや、僕と一緒にいてくれないかい?」
クリアスライムは、体を横に伸ばしてから元の姿に戻った。
次に縦に伸びてから、また元の姿に戻った。
………意思疎通出来ているのかなぁ?
試しに…?
「ハイなら縦に、イイエなら横に体を伸ばしてくれる?」
こう言ってみたのだが、横に伸びてからすぐに縦に伸びた。
僕は鑑定スキルをもう一度使ってみた。
最初に鑑定を使ったのは、クリアスライムの種類を調べる為だったが、今度は知能指数を調べる為だったが。
鑑定で見えた知能指数は2だったのだが、いつから意思疎通が可能になるのかが問題だった。
だって、2進法でしか表現ができず…最初にイイエと答えたんだよ?
どう見たって、話が通じている様には思えない。
「人間の子供だったら、何度も教えれば理解は出来るかもしれないが…魔物の場合はどうなんだろう?」
そもそも、知能指数2というのがどれ程の知能レベルなのかが分からない。
この場合は…2歳くらいの子供と同じだと認識をするしかないのか?
2歳………2歳ねぇ?
早熟な子供の場合、2歳からでも言葉を話す事が出来る子もいれば、ある程度の言葉を理解出来る子もいる。
なので、簡単な意思疎通は大丈夫だろうか?
………うん、通じていると思う事にしよう。
「……ん? あ、ごはんが欲しいのかな?」
ライムスを見ると、ペットボトルの方に手を伸ばしていた。
最初に拾った時に、鑑定でクリアスライムは綺麗な水しか飲まないと出たので、地下ダンジョンの扉前にある噴水から水を汲んでからライムスにあげていた。
ライムスも噴水の穢れない透き通った水は美味かったみたいで、何度か催促されていた。
「こういう感じの意思は疎通出来るんだけどなぁ?」
まぁ、急いでいても仕方がない。
魔物は、成長速度が人間より速いという話なので、それに期待をする事にしよう。
ライムスは、ペットボトルの水を飲み干すと、今度はおかわりを要求して来た。
僕は何度か地下に行ってから水を汲むという作業を行っていた。
…というのも、魔物はこの噴水の中に手を入れる事が出来ないみたいで、ライムスが体を伸ばして水に入ろうとすると弾かれたからだ。
そして5回くらいおかわりをすると、ライムスは体を横に伸ばしてから動かなくなった。
一瞬…死んだのかと思って近付いてみると、どうやら満たされて眠っている様だった。
「焦らしてくれるなよ、まぁ…これから宜しくな、相棒!」
これで、話は出来なくても…一緒に生活をしてくれる相棒が出来た訳なのだが…?
僕は、ライムスの成長速度を侮っていた事を、後に後悔する事になったのだった。
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