異世界転移の特典はとんでも無いチートの能力だった。俺はこの能力を極力抑えて使わないと、魔王認定されかねん!

アノマロカリス

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第二章 自分勝手な聖女編

第三十九話 魔王アヴェルユージェン…(画像追加・魔王ヴァージョン)

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 今回は旅の仲間であるアヴェルユージェンについて話そう。

 本来ならもう少し早くに紹介するところだけど、その辺は許して欲しい。

 魔王アヴェルユージェン、本名は知らんし、魔王の異名の意味は魔族領の王という意味だ。

 5大陸より遥か離れている場所の巨大な島を住処としているが、アヴェルユージェンがいる場所はその中の集落の様な場所だ。

 集落の中には300人程度で、集落の外には数千の民が暮らしているという話だった。

 集落に入り切れないから…という訳でなく、個体によっては家の様な生活が出来ずに自然の中で生活した者が楽な場合があるとか?

 アヴェルユージェンはあまりラノベやゲームの様な魔王らしくはない。

 元々アヴェルユージェンは力をひけらかす魔王では無くて、知の魔王として表には出ずに指揮をするというタイプの魔王だった。

 知の魔王というだけあって、チェスを教えるとあっという間にルールを覚えて…この世界で俺は唯一敗北した相手だった。

 数日間の城での滞在の時に色々と勝負をしたのだが、勝利数は10勝10敗という感じだった。

 アレフはまだ俺に勝てた試しがないないので、打倒俺…という目的を掲げていたのだが、俺に勝利したアヴェルユージェンに挑む様になったので開放されたので色々出来た。

 その時に馬車製作をした。

 アレフも決して弱くは無いのだが、アヴェルユージェンには1度も勝てなかった。

 知の魔王という名前は、伊達ではないという事だな。

 ただしそんなアヴェルユージェンも魔王と呼ばれる様な力を示す時もある。

 それは奥さんであるミンフィーリアを卑下したり、危害を加えようとした場合だ。

 アヴェルユージェンは奥さんを何より愛する愛妻家なので、ミンフィーリアに関する事だと普通にキレる。

 宥めるのは何故か俺の役目になっていたりもする。

 これも数日間の城の中にいた時の話なのだが…?

 騎士は別に問題は無かったのだが、兵士の中ではミンフィーリアの事を揶揄する者もいた。

 少し卑猥な揶揄の仕方をした故に…アヴェルユージェンがキレた。

 さすがに手を出す様な真似はしなかったが、人間の姿に近い擬態を解いて魔王本来の姿になって兵士に対して殺気を放ちながら威圧していた。

 兵士はその場で漏らしてしばらくの間は兵舎から出ることは無かったという話だ。

 さすがの俺もミンフィーリアを揶揄する度胸は無い…と言うか関係を壊したくないのでそういう事はしない。

 レベル的な事を考えれば別に問題は無いのだが、ミンフィーリアに関する時だけのアヴェルユージェンは洒落にならない程にキレる。

 性格としては人当たりも良く、話す迄は誤解を受けるが話してみればなんて事はないという爽やかな感じの魔王だった。

 アヴェルユージェンも民を思う心優しい魔王なので、国王との話し合いも楽しそうに会話をしていた。

 国王曰く…アヴェルユージェンを相談役に欲しいと言っていた位だった。

 魔王がこんなので良いのかと思うが、まぁこんな魔王が居ても良いだろう。

 これが俺から見た魔王アヴェルユージェンという男だった。

 ちなみに擬態の人間体は黒髪で金眼のイケメンなのだが…魔王の姿になるとこんな感じである。

 
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