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ヒーローズ大会への参戦
惨憺たる敗北
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リンリンは完全に再起不能になった。キラーボクシングに5千発ものパンチを数秒で食らい、ダメージのあまりに倒れてしまった。しかし、それでもあきらめずにキラーボクシングを止めたはいいが、結局とどめの顔面パンチを正々堂々と食らい、血だらけの状態で地面に突っ伏した。
「さて、次の獲物はどこかな」
キラーボクシングは、ついにリンリンの下を離れた。すべての敵を片付かせたら、彼女を連れ去るという段取りだった。
一方で、ニニーの方も惨憺たる敗北を喫していた。たった数回の塗料攻撃で、ニニーは体中複雑骨折状態になり下がっていた。
「154、155、156…もう数えるのもつらいな…」
デーモンペイントが数えるたびにニニーの体は思いっきり地面にたたきつけられていた。すでに彼女は戦意を喪失しており、たびたび声を上げて解放を要求していた。
「160…もう懲りただろう…」
デーモンペイントは160回目で彼女を地面にたたきつける遠隔行為を止めた。ニニーは何も言わずに、デーモンペイントの手から離れた。
すると、そこにアルファが現れた。アルファは見るも無様に負け果てたニニーの姿と、デーモンペイントの2者が織りなした空間を見て、目を疑った。
「もう遅かったか…」
一言そうはなったアルファは、どこか予想通りという顔つきをしていた。
「お前もこいつの仲間か?」
デーモンペイントがアルファに問いかけた。アルファは倒れこんで動きもしないニニーを見て先ほど彼女に大敗を喫したことを思い出した。そして、デーモンペイントに向かって言い放った。
「お前はどう思う?」
「俺か?俺は、仲間だと思うね」
デーモンペイントは答えた。また、アルファは続いて口を開く。
「ニニー、お前、もう負けたのか?」
ニニーに問ったが、当然返事はなかった。倒れこむ彼女に言葉を発する気力があるようには見えない。
「おい、男、お前は何しに来たんだ?こいつを助けに来たのか?」
デーモンペイントはアルファも倒す気満々な様子で彼に聞いた。しかし、アルファはその問いには答えず、ニニーのもとにレベッカからのメッセージをおいた。
一方で、ヨシロウはゾンビキングというEVILSと敵対し、クレメンタインはカニバルマン、そしてファーブルはフィッシュヘッドと遭遇していた。
ゾンビキングはその名の通りゾンビの王で、ありとあらゆるゾンビを自分の体から生成できる化け物だった。10メートルもある其の巨体にすっかりヨシロウは圧倒され身動きのできない状況に陥っていた。
「ハロー。ヒーローズさん。どうやら2人ほど僕の味方があなたたちの味方を倒したらしいね」
「何を言っている。愚問過ぎるな…ゾンビの王よ」
ゾンビキングの特性上、本体の体に触れると、その触れたところが腐ってしまい、自身もゾンビになってしまうということがある。そのために、ヨシロウはなるべくゾンビキングに触れないように倒さなければいけないのであった。しかし、そんなことはすぐに不可能になった。
「ヨシロウ、すぐにお前もゾンビにしてやるよ」
「やれるもんならやってみな」
ヨシロウは正面からゾンビキングを倒すことを誓っていた。しかし、その読みは甘かった。ヨシロウ自身の足元が、ゾンビキングの腐食作用によって崩されてしまったのだ。これにより、ヨシロウは地面に足をはめられた状態になり一瞬だけ身動きが鈍くなった。
そのとたん、ゾンビキングはヨシロウに接近し、彼の体をむさぼるように触れまわした。
「やめろ!ゾンビキング!」
「ヨシロウ…否定するな…受け入れろ…」
ゾンビキングは容赦なくヨシロウの肢体を触りまくった。
「クソ…!」
ヨシロウの叫びは、むなしくも、上からはゾンビキング、下からは腐食により完全に封じ込められてしまった。
「ヨシロウ。お前もゾンビにならないか?」
耳元でささやくゾンビキングの声に抗うことができず、ヨシロウは徐々に、ゾンビ化していった。
其の他方で、ファーブルは頭が魚で胴体に口のあるフィッシュヘッドと対峙していた。
「まったく気持ち悪い体をしているな…お前さんは」
準備運動をするファーブルにフィッシュヘッドは首を傾げた。
「何を言ってるんだ?」
「自分の体を鏡で見たこともないのか?」
煽るようにフィッシュヘッドを挑発するファーブル。しかし、フィッシュヘッドはそれを煽りだとは認識していないようだった。
「今すぐに貴様の体、食ってやろう」
フィッシュヘッドはそういうと、指を鳴らした。
ファーブルはなんの合図か分からなかったが、それを待っていては不利になると感じ、とっさに攻撃を仕掛けた。持っていた刀で、フィッシュヘッドの頭を吹っ飛ばした。
フィッシュヘッドの頭は見事に吹き飛んだ。絶命したと思ったが、胴体だけが動き出し、ファーブル本人を襲い掛かった。
咄嗟に食われると思ったファーブルは回避行動によって一命をとりとめた。
「なんだ…中身のないやつだな」
これにて終了かと思われたが、空からフィッシュヘッドの一族が何十人と降ってきた。
何十人どころではない。何百人、何千人…その数は3万という数だった。あまりの多さに、戦闘エリアの周辺に山の様なフィッシュヘッドの大群が形成された。このことは、付近で戦闘を繰り広げていたクレメンタインの下にもはっきりと分かるほどだった。
クレメンタインもカニバルマンという部族を相手に戦いを申し込まれていた。しかし、何とも迷惑なのが、このカニバルマンも500体の軍勢で戦いを申し込んできたのだ。これにはクレメンタインといえど困惑した。
「数が、多すぎないですか…?いつも乱入イベントはありますが、せいぜい数人でしょう?」
そういって慄きながらカニバルマンに問いかけるが、当の本人はどこ吹く風だった。
「お前を食う!」
たった一言だけはなったあと、カニバルマンは総出でクレメンタインに向かって突撃してきたのだ。一度に何百人という軍勢が同時に襲い掛かってくる迫力はひとたまりでもなかった。其のうえに、クレメンタインはギガポリス大運動場の中央部で戦闘を繰り広げていたためにその凄まじさを増大させていた。
ヒーローズのちょっとした息抜きイベントが大事件に発展しているこの状況は、当然ギガポリス中からの注目を浴びていた。其のうえに、ギガポリスにおいて「ヒーローズ」というのは誇り高き戦士のイメージが強かっただけにその衝撃は凄まじいものだった。
ギガポリス中の報道機関が現状を伝えに浮遊ビークルなどで駆け出してきた。
リンダは命からがらレッドスパイダーを撒いていた。
「危なかった…なんていう敵…!」
そこへ、一人の報道官がやってきた。
「あなたはリンダさんですか!?あのヒーローズのリンダさんで間違いないでしょうか?」
「はい!そうですが何か?」
リンダは大声で返事した。「何が起こっているんですか!?」
そう問われたリンダは、すぐには何も言えなかったが、少し間をおいて口を開いた。
「分かりません!だけどトラブルがありました!」
「どんなトラブルですか?」
「…今わかってることだけでいうと…EVILSが異様に強いというトラブルです!」
これは一大事件だったが、その時報道官には現状の悲惨さが伝わっていなかった。
「さて、次の獲物はどこかな」
キラーボクシングは、ついにリンリンの下を離れた。すべての敵を片付かせたら、彼女を連れ去るという段取りだった。
一方で、ニニーの方も惨憺たる敗北を喫していた。たった数回の塗料攻撃で、ニニーは体中複雑骨折状態になり下がっていた。
「154、155、156…もう数えるのもつらいな…」
デーモンペイントが数えるたびにニニーの体は思いっきり地面にたたきつけられていた。すでに彼女は戦意を喪失しており、たびたび声を上げて解放を要求していた。
「160…もう懲りただろう…」
デーモンペイントは160回目で彼女を地面にたたきつける遠隔行為を止めた。ニニーは何も言わずに、デーモンペイントの手から離れた。
すると、そこにアルファが現れた。アルファは見るも無様に負け果てたニニーの姿と、デーモンペイントの2者が織りなした空間を見て、目を疑った。
「もう遅かったか…」
一言そうはなったアルファは、どこか予想通りという顔つきをしていた。
「お前もこいつの仲間か?」
デーモンペイントがアルファに問いかけた。アルファは倒れこんで動きもしないニニーを見て先ほど彼女に大敗を喫したことを思い出した。そして、デーモンペイントに向かって言い放った。
「お前はどう思う?」
「俺か?俺は、仲間だと思うね」
デーモンペイントは答えた。また、アルファは続いて口を開く。
「ニニー、お前、もう負けたのか?」
ニニーに問ったが、当然返事はなかった。倒れこむ彼女に言葉を発する気力があるようには見えない。
「おい、男、お前は何しに来たんだ?こいつを助けに来たのか?」
デーモンペイントはアルファも倒す気満々な様子で彼に聞いた。しかし、アルファはその問いには答えず、ニニーのもとにレベッカからのメッセージをおいた。
一方で、ヨシロウはゾンビキングというEVILSと敵対し、クレメンタインはカニバルマン、そしてファーブルはフィッシュヘッドと遭遇していた。
ゾンビキングはその名の通りゾンビの王で、ありとあらゆるゾンビを自分の体から生成できる化け物だった。10メートルもある其の巨体にすっかりヨシロウは圧倒され身動きのできない状況に陥っていた。
「ハロー。ヒーローズさん。どうやら2人ほど僕の味方があなたたちの味方を倒したらしいね」
「何を言っている。愚問過ぎるな…ゾンビの王よ」
ゾンビキングの特性上、本体の体に触れると、その触れたところが腐ってしまい、自身もゾンビになってしまうということがある。そのために、ヨシロウはなるべくゾンビキングに触れないように倒さなければいけないのであった。しかし、そんなことはすぐに不可能になった。
「ヨシロウ、すぐにお前もゾンビにしてやるよ」
「やれるもんならやってみな」
ヨシロウは正面からゾンビキングを倒すことを誓っていた。しかし、その読みは甘かった。ヨシロウ自身の足元が、ゾンビキングの腐食作用によって崩されてしまったのだ。これにより、ヨシロウは地面に足をはめられた状態になり一瞬だけ身動きが鈍くなった。
そのとたん、ゾンビキングはヨシロウに接近し、彼の体をむさぼるように触れまわした。
「やめろ!ゾンビキング!」
「ヨシロウ…否定するな…受け入れろ…」
ゾンビキングは容赦なくヨシロウの肢体を触りまくった。
「クソ…!」
ヨシロウの叫びは、むなしくも、上からはゾンビキング、下からは腐食により完全に封じ込められてしまった。
「ヨシロウ。お前もゾンビにならないか?」
耳元でささやくゾンビキングの声に抗うことができず、ヨシロウは徐々に、ゾンビ化していった。
其の他方で、ファーブルは頭が魚で胴体に口のあるフィッシュヘッドと対峙していた。
「まったく気持ち悪い体をしているな…お前さんは」
準備運動をするファーブルにフィッシュヘッドは首を傾げた。
「何を言ってるんだ?」
「自分の体を鏡で見たこともないのか?」
煽るようにフィッシュヘッドを挑発するファーブル。しかし、フィッシュヘッドはそれを煽りだとは認識していないようだった。
「今すぐに貴様の体、食ってやろう」
フィッシュヘッドはそういうと、指を鳴らした。
ファーブルはなんの合図か分からなかったが、それを待っていては不利になると感じ、とっさに攻撃を仕掛けた。持っていた刀で、フィッシュヘッドの頭を吹っ飛ばした。
フィッシュヘッドの頭は見事に吹き飛んだ。絶命したと思ったが、胴体だけが動き出し、ファーブル本人を襲い掛かった。
咄嗟に食われると思ったファーブルは回避行動によって一命をとりとめた。
「なんだ…中身のないやつだな」
これにて終了かと思われたが、空からフィッシュヘッドの一族が何十人と降ってきた。
何十人どころではない。何百人、何千人…その数は3万という数だった。あまりの多さに、戦闘エリアの周辺に山の様なフィッシュヘッドの大群が形成された。このことは、付近で戦闘を繰り広げていたクレメンタインの下にもはっきりと分かるほどだった。
クレメンタインもカニバルマンという部族を相手に戦いを申し込まれていた。しかし、何とも迷惑なのが、このカニバルマンも500体の軍勢で戦いを申し込んできたのだ。これにはクレメンタインといえど困惑した。
「数が、多すぎないですか…?いつも乱入イベントはありますが、せいぜい数人でしょう?」
そういって慄きながらカニバルマンに問いかけるが、当の本人はどこ吹く風だった。
「お前を食う!」
たった一言だけはなったあと、カニバルマンは総出でクレメンタインに向かって突撃してきたのだ。一度に何百人という軍勢が同時に襲い掛かってくる迫力はひとたまりでもなかった。其のうえに、クレメンタインはギガポリス大運動場の中央部で戦闘を繰り広げていたためにその凄まじさを増大させていた。
ヒーローズのちょっとした息抜きイベントが大事件に発展しているこの状況は、当然ギガポリス中からの注目を浴びていた。其のうえに、ギガポリスにおいて「ヒーローズ」というのは誇り高き戦士のイメージが強かっただけにその衝撃は凄まじいものだった。
ギガポリス中の報道機関が現状を伝えに浮遊ビークルなどで駆け出してきた。
リンダは命からがらレッドスパイダーを撒いていた。
「危なかった…なんていう敵…!」
そこへ、一人の報道官がやってきた。
「あなたはリンダさんですか!?あのヒーローズのリンダさんで間違いないでしょうか?」
「はい!そうですが何か?」
リンダは大声で返事した。「何が起こっているんですか!?」
そう問われたリンダは、すぐには何も言えなかったが、少し間をおいて口を開いた。
「分かりません!だけどトラブルがありました!」
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