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ヒーローズ大会への参戦
煌々たるTECHROSUS
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ニニーを破壊したデーモンペイントは、アルファと対峙していた。アルファはデーモンペイントの挑発的質問に何問か答えていたが、何も手を打っていなかったわけではなかった。すでに、アレンに連絡を取っていたのだ。
アレンは其の緊急事態を、さっそうとケインから仕入れていた。そして、すぐさまにサイファーとニルヴェ、そしてベゾスに連絡していたのだ。
「アレン…今回の敵は強力みたいだけど…何なの?」
サイファーが問う。
「俺も詳細はわからない。しかし、アルファが必死に訴えてくるもんだからな」
「私も来た意味はあるのか?」
ベゾスも問う。「今にわかる…ベゾスはいま戦えといわれたら戦えるのか?」アレンは聞き直した。
「いま直ぐって、それは無理だろ…だけど戦えはするさ」
「サイファー!目標を補足したぞ」
ニルヴェの合図があった。ニルヴェは輸送用貨物機を操縦しており、その貨物台にサイファーたちが乗り込んでいた。
「よし!みんな降下しろ!目標はアルファケイン‼グラスで確認しろよ」
アレンはそういって、眼鏡の様なものを装着し大空へとダイブした。この眼鏡の様なものはスマートグラスで、標的の場所が仮想化技術を通して視覚的に認知できるようになっている。この時代にしてみればかなりの骨董品だった。
上空からTECHROSUSのメンバーとアレンが一気に降下する。ニルヴェは一人空港に輸送機を届けに戻った。
「待ってろ…ケイン!」
アレンの目にはケインのことがはっきりと浮かんでいた。
アルファケインも、上空を見て増援が来たことをすぐさま察知した。
「ここだ!アレン!」
そういうと、デーモンペイントの傍に転がっているニニーのことを走って抱きかかえて、一目散にアレンの効果ポイントに向かった。当然デーモンペイントもそこへと向かおうと近づいてきた。
すると、デーモンペイントの背後から、バシリスクが全速力で向かってきた。
「逃がさないね、小僧」
バシリスクはアルファを標的に入れた。ニニーごと連れ去ろうと考えたのだ。しかし、サイファーのクォークガンが、バシリスクの眉間にクリーンヒットした。
「くそ!痛い…!」
「少し黙ってなさい…バシリスク」
サイファー、アレン、ベゾスの三人がニニーとアルファに合流した。
「大丈夫か二人とも!」
「なんとかな!」
アルファは、一仕事終えたかのように息をついた。しかしまだ悲劇は進行中である。
「敵が多すぎる…全部で8体くらいいたぞ…」
アレンは耳を疑った。
「8体?あいつ一体でもかなり強力とみるが…あれが8体もいるのか?」
「いや、分からない…もしかしたらもっといるかもしれない…」
サイファーも黙りこくってしまった。
「かなりひどい状況のようだな…」
ベゾスが答える。
ヒーローズの戦力をもってしてもほぼ全滅という状況かつ、誰一人として敵を倒せていないこの状況は、非常に厄介としか言えなかった。
「サイファー!TECHROSUSの増援はもっと呼べないのか?」
アレンが聞く。しかしサイファーは黙って首を横に振った。
「それは出来ない。TECHROSUSの連中がどこにいるかなど…私にはわかりようがないからな」
ニルヴェはたまたまこのギガポリスにいたから合流できたらしい。
「なんてことだ。この魔物どもをギガポリスの中心部に行かせたら何人死ぬかわからないぞ!」
アレンは焦りを隠せなかった。しかし、ギガポリスとてそこまで弱小な都市ではない。最悪の場合が頭をよぎった。
「おい、アルファ!サイファー!ベゾス!俺に案がある。誰でもいいからこのミッションを遂行してほしい!」
ベゾスにサイファー、そしてケインはアレンを見つめた。
「だけど、今はやばい!後ろを見ろ1その蛇の化け物とよくわからない仮面の魔物を倒してからだ!」
アレンの案はいったんお預けになった。
「待て…!」
不意に声を上げたのはニニーだった。
「ニニー?お前生きてたのか?!」
アルファが声をかける。
「五月蠅い…私はもう動けない…いいか…あいつらとは戦うな…」
ニニーの必死の訴えだった。しかし、アレンは同意できなかった。
「それは無理だ。どう考えても戦わなければこの町にあとはない」
「お前らがやりあっても勝てる相手じゃない…相手を選べ…」
「だけどな…!」
「いいからここから逃げろ…!やりあうならほかの奴にしろ!」
アレンはボロボロのニニーの姿を見て、納得せざるを得なかった。ここでやられては作戦もクソもない。
「仕方ない。一同退散だ…!サイファー!ニニーを頼む!」
「任せな」
「ベゾス!アルファ!ここから逃げて索敵しろ!」
「分かった」
そういってそれぞれが散り散りになった。
アレンは其の緊急事態を、さっそうとケインから仕入れていた。そして、すぐさまにサイファーとニルヴェ、そしてベゾスに連絡していたのだ。
「アレン…今回の敵は強力みたいだけど…何なの?」
サイファーが問う。
「俺も詳細はわからない。しかし、アルファが必死に訴えてくるもんだからな」
「私も来た意味はあるのか?」
ベゾスも問う。「今にわかる…ベゾスはいま戦えといわれたら戦えるのか?」アレンは聞き直した。
「いま直ぐって、それは無理だろ…だけど戦えはするさ」
「サイファー!目標を補足したぞ」
ニルヴェの合図があった。ニルヴェは輸送用貨物機を操縦しており、その貨物台にサイファーたちが乗り込んでいた。
「よし!みんな降下しろ!目標はアルファケイン‼グラスで確認しろよ」
アレンはそういって、眼鏡の様なものを装着し大空へとダイブした。この眼鏡の様なものはスマートグラスで、標的の場所が仮想化技術を通して視覚的に認知できるようになっている。この時代にしてみればかなりの骨董品だった。
上空からTECHROSUSのメンバーとアレンが一気に降下する。ニルヴェは一人空港に輸送機を届けに戻った。
「待ってろ…ケイン!」
アレンの目にはケインのことがはっきりと浮かんでいた。
アルファケインも、上空を見て増援が来たことをすぐさま察知した。
「ここだ!アレン!」
そういうと、デーモンペイントの傍に転がっているニニーのことを走って抱きかかえて、一目散にアレンの効果ポイントに向かった。当然デーモンペイントもそこへと向かおうと近づいてきた。
すると、デーモンペイントの背後から、バシリスクが全速力で向かってきた。
「逃がさないね、小僧」
バシリスクはアルファを標的に入れた。ニニーごと連れ去ろうと考えたのだ。しかし、サイファーのクォークガンが、バシリスクの眉間にクリーンヒットした。
「くそ!痛い…!」
「少し黙ってなさい…バシリスク」
サイファー、アレン、ベゾスの三人がニニーとアルファに合流した。
「大丈夫か二人とも!」
「なんとかな!」
アルファは、一仕事終えたかのように息をついた。しかしまだ悲劇は進行中である。
「敵が多すぎる…全部で8体くらいいたぞ…」
アレンは耳を疑った。
「8体?あいつ一体でもかなり強力とみるが…あれが8体もいるのか?」
「いや、分からない…もしかしたらもっといるかもしれない…」
サイファーも黙りこくってしまった。
「かなりひどい状況のようだな…」
ベゾスが答える。
ヒーローズの戦力をもってしてもほぼ全滅という状況かつ、誰一人として敵を倒せていないこの状況は、非常に厄介としか言えなかった。
「サイファー!TECHROSUSの増援はもっと呼べないのか?」
アレンが聞く。しかしサイファーは黙って首を横に振った。
「それは出来ない。TECHROSUSの連中がどこにいるかなど…私にはわかりようがないからな」
ニルヴェはたまたまこのギガポリスにいたから合流できたらしい。
「なんてことだ。この魔物どもをギガポリスの中心部に行かせたら何人死ぬかわからないぞ!」
アレンは焦りを隠せなかった。しかし、ギガポリスとてそこまで弱小な都市ではない。最悪の場合が頭をよぎった。
「おい、アルファ!サイファー!ベゾス!俺に案がある。誰でもいいからこのミッションを遂行してほしい!」
ベゾスにサイファー、そしてケインはアレンを見つめた。
「だけど、今はやばい!後ろを見ろ1その蛇の化け物とよくわからない仮面の魔物を倒してからだ!」
アレンの案はいったんお預けになった。
「待て…!」
不意に声を上げたのはニニーだった。
「ニニー?お前生きてたのか?!」
アルファが声をかける。
「五月蠅い…私はもう動けない…いいか…あいつらとは戦うな…」
ニニーの必死の訴えだった。しかし、アレンは同意できなかった。
「それは無理だ。どう考えても戦わなければこの町にあとはない」
「お前らがやりあっても勝てる相手じゃない…相手を選べ…」
「だけどな…!」
「いいからここから逃げろ…!やりあうならほかの奴にしろ!」
アレンはボロボロのニニーの姿を見て、納得せざるを得なかった。ここでやられては作戦もクソもない。
「仕方ない。一同退散だ…!サイファー!ニニーを頼む!」
「任せな」
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「分かった」
そういってそれぞれが散り散りになった。
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