異銀河クロニクル

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ヒーローズ大会への参戦

アイドル的展開図

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大荒れの空模様は遠く離れたフェアレディにも届いていた。そのことを聞きつけた、ボブ、そしてマックス、キャサリンの4人は、すぐさまにある人物に連絡した。藤堂灯里だ。

「灯里さんで間違いないですか?」

「はい。そうです」
遠隔通信により灯里に直接連絡したのは、フェアレディ本人だった。

「私はフェアレディです。あなたもご存じかもしれませんが、現在ギガポリスの西の方で暗雲が立ち込めているようで…状況を知りたく連絡させていただきました」

「西の方で暗雲?一体何のことですか?」

「アップル社にはこの情報はいきわたっていないのですか?アルファ君も現地に駆けつけている様ですよ?」

「何が起きているんですか?」
灯里はやや焦り気味で聞き返してきた。その間にもフェアレディの一派は、現地へ直行する準備をしていた。
「マックス!この転送装置で西ギガポリスまで一気に行くぞ!」
キャサリンとマックスは覚えたての魔術で転送の準備をしていた。

「3、2、1、いくぞ!レッツゴー!」

早速キャサリンが実験台となり転送された。その瞬間キャサリンはフェアレディの本拠地であるギガポリス南区から、ギガポリス西区の大運動場まで一気に飛んで行った。間もなく、マックスも転送され、フェアレディも後に続いた。

フェアレディに関しては灯里と通信しながらの転送だった。

「ついた…ここがギガポリス西区だ」
溌溂とマックスが叫ぶと、そこには大量のカニバルマンとフィッシュヘッドが大渦を作っていた。

「なんだこれ…やばすぎだろ…」
すぐに脚が棒になったマックスだったが、ひるむことなく立ち向かおうとした。

一報でアレンたちは、最後の敵であるヘクトルをついに見つけ出した。
「そいつだ!そいつをやれ!」
サイファーに抱きかかえられていたニニーはいきなり叫びだした。

「ニニー!こいつでいいのか?」
「そうだ…くそ…私を解放してほしい。あいつに勝てる策を思いついた」
「何だと?!」
アレンはその言葉に耳を寄せた。
「いいか…アレンとアルファ、お前らでTECHROSUSのあいつを空に飛ばせ…そしてベゾス…ベゾスがヘクトルめがけて粒子砲を放て…そうすれば奴は怯むだろう。その隙に私がもう一撃あいつの急所に打撃を入れるから、最後にサイファーの上空からの攻撃でとどめを刺せ…」

「分かった。その作戦でいこう!」

そういうと早速一同はニニーの作戦を遂行し始めた。

まず最初にアレンとアルファがサイファーを上空に飛ばした。
「サイファー!行ってこい!」

これによりサイファーはヘクトルのはるか上空に飛び上がった。

そしてベゾスは、衝撃波を打てるレールガンを取り出し、ヘクトルめがけて、それを放った。それはきれいにヘクトルの中心部を捉え、怯ませることに成功した。
そして、その隙を見て、最後の力を振り絞るようにニニーがヘクトルに向かって全速力でかけていった。

「終わりだ…くそ野郎ども!」

ニニーの一撃はヘクトルの中心をとらえていた。ヘクトルに電気的なショックが走ると、エラーの表示が出るようになった。そして、上空からサイファーが電気刀でヘクトルを突き刺した。
「サイファー!離れろ!」
ヘクトルは、爆破寸前だった。間一髪離れたサイファーだったが、直ぐにヘクトルは大爆発し、少しの破片がサイファーを襲った。

「やったぞ!」

ヘクトルは木っ端みじんになった。サイファーは傷を負ったが大事には至らなかった。

「これで、一体か…」
アルファはそう呟いた。
ところ変わってマックスたちは、カニバルマンと対峙していた。フェアレディの参戦もあり戦況は大きく変わっていた。そこに、骨折を何か所もして足を引きずっていたリンリンが現れた。

「あなたは…?」
キャサリンが誰だという顔をする。そこへ、カニバルマンから逃げていたクレメンタインが現れた。

「フェアレディ?何でここに!?」

クレメンタインは拍子抜けに驚いた。
「あなたはヒーローズのメンバーですね…今すぐにこの惨劇を止めましょう…」
フェアレディはそう言って戦いを促した。しかし、リンリンは負傷度合いがひどかったので、転生によってマックスがギガポリス南区に連れて行った。

「何かこの状況を打開できるアイデアはないのですか?」
フェアレディはクレメンタインに問った。
「いまのところないかもしれない。だけど辛抱強く逃げていれば何か見えてくるかも…」
しかし、それを聞いたフェアレディは心底呆れていた。
「それじゃ勝てませんよ…クレメンタインさん。何とか作戦を練りましょう!私に一つ考えがあります。得策かどうかは分かりませんが」

ギガポリス南区に転送してきたマックスはリンリンをベッドに寝かせた。それと同時に、ボブにあった。
「ボブじゃないか!何やってるんだこんなところで…今すぐにギガポリス西区に行ったらどう?」

「ギガポリス西区だと?行けるかよあんな危ないところ」
ボブは今の騒ぎのことを知っていたのだ。
「ならなおさらじゃないの?知ってるんだったら早くいきなよ!」
友人のアルファも参戦しているとは知っていたが、それでも行く気がなかった。
「五月蠅いなマックス。だったらあいつらに勝てる方法があるのかよ?」

「そんなの行かなきゃわからないじゃない!何事もやらなければ分からない!」

マックスは怒り腐っていた。
「…五月蠅いな…行けばいいとでも思ってんのか?」

「行かなきゃわからないこともあるんだよ…」
何度も強調するその言葉にボブはついに折れた。

「仕方ないな…少しだけ見てきてやる。危なかったら秒速でここへ戻ってくるからな。お前も来いよ」

「私はこの人の看病で行けないから」
マックスはそう言い放つと、ボブは転送されてしまった。
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