おくルキ

おくルキ

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正月明けに急性リンパ性白血病(ALL)を発生。 放っておけば、早急に死に至るタイプの白血病だと判明し即入院。 死を覚悟した。 入院して2〜3日が経った頃から、ベッドサイド右側で「音」が聴こえるようになる。 他の誰にも聴こえない… 私だけに聴こえている音… 四六時中ずっと。 最初は小さな「音」というか「音階」「声のようなもの」だった。 それと、ふいごで音を出しているような「古いオルガン」のような音。 ある日の出来事をきっかけに「音楽」や「歌」、そして現代の「曲」まで流れてくるようになる。 1日のうち何度も聴こえる「曲」があり、調べたところ 「ジョーン・バエス」の歌だった。 メモに書き取った箇所は、後から判ったのだが曲名ではなく歌詞の部分。 「I am a poor Wayfaring Strange」 それから1ヶ月余りの入院中、奇跡のような出来事が毎日、何度も起こるようになる。  まるで神さまが私の為に先回りして用意してくれているように… 本当に私は独り 奇妙な旅をしていた。  今は2度目の入院中。 そしてこの音は現在も聴こえている。 今回の退院後、残り8回の入院(抗ガン剤治療)となり、来年の夏まで入退院を繰り返す。 まずは1回めの入院中に起こった奇跡の数々と、不可思議な入院生活について書こうと思う。 薬のせいで覚醒してしまい、眠れない日々の中、ノートに書き留めた思い出日記のようなものや、さまざまな奇跡の内容から疑問に思って調べた事などもランダムに。     ちなみに私はクリスチャンではなく、 特定の宗教に関わる信仰をもってはいない。  神さまはいると信じているが、日本古来の「八百万の神」的な、「神は万物に宿る」と考える方がしっくりくるし、今現在もそう思っている。
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文字数 2,208 最終更新日 2026.04.02 登録日 2026.04.02
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