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国王に忠誠を誓う騎士団長×その王朝を終わらせようとする最強魔導師。
この国唯一の魔導師リュート・アルトフェルトは、王城で重用されながら、現王朝ヴァイスベルクを憎んでいた。飢える民、疲弊する国土、それでも贅沢をやめない王。
いつかこの国を変える。
その機会を、彼は密かに待ち続けている。 そんなリュートに命じられたのは、各地にある「四悪の祠」の封印を強化する旅。 願ってもない王城脱出――のはずが、同行者として付けられたのは、ヴァイスベルクへの忠誠で知られる騎士団長フェティル(ティル)だった。
しかもティルには、反逆の兆しがあればリュートを斬るよう命令が下されている。
敵同士。相容れないはずの二人。 けれど四地方を巡り、民の暮らしを見て、互いの知らなかった顔に触れるたび、その認識は少しずつ変わっていく。
王家への忠誠を捨てられないティル。
国を変えるためなら命すら懸けるリュート。
惹かれ合うほど、いつか剣を向け合う未来が近付いていく。
「忠誠」とは誰に捧げるものなのか。
「王」とは何を守る存在なのか。
国の行く末と恋の行方が同じ選択に収束していく、騎士団長×最強魔導師の政治ファンタジーBL。
R18、R15のお話には、「*」をつけております。苦手な方はご注意ください。
文字数 26,760
最終更新日 2026.10.29
登録日 2026.10.27
手を繋ぐ。抱き締める。一緒に眠る。キスもする。
それでもリュートの判定は――「友達」。
容姿端麗、成績首位、生徒会長を務めるリュート・アルトフェルト。誰からも一目置かれてもおかしくない彼は、なぜか人と深く関わろうとせず、放課後には人知れず妖を退治していた。
そんな秘密を偶然目撃したのが、喧嘩では負け知らず、友人も多い陽気な同級生フェティル(ティル)。
妖退治を手伝うことになったティルと過ごすうち、孤独だったリュートは初めて「友達」と呼べる存在を得る。
ところが距離感がおかしい。
手を繋いでも友達。
抱き締めても友達。
頬にキスしても友達。
ついには唇を重ねても――
「……友達って、こういうこともするの?」
一方のティルは、とっくにリュートを恋愛対象として好きになっていた。
告白したい。恋人になりたい。
けれどティルはやがて、リュートが「友達」という関係に強くこだわる理由と、その心を狙う怪異の存在を知ってしまう。
そして気付く。
自分の恋を叶えることが、最愛の人を傷つけるかもしれない。
好きだから、恋人になりたい。
好きだから、友達でいなければならない。
「友達」と「恋人」の境界をめぐるすれ違いが、そのまま命を懸けた戦いへ繋がっていく、学園異能BL。
登録日 2026.10.26
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