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――恋人なのに、定義がない。
「好きだよ、律」
その言葉が、幼馴染への何気ない言葉ではなくなるまで。
幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた、真澄と律。
一緒に帰り、食事をして、眠る。
そんな二人にとっては当たり前の日常も、周囲から見れば少しだけ不思議な距離感だった。
中学、高校と進んでいく中で出会う人々や、何気ない出来事。
少しずつ変わっていく環境と、変わらない二人の関係。
幼馴染として続いていくはずだった二人の認識は、いつからかズレていた。
「俺は律が好きだよ」
それは真澄にとって、ずっと変わらない気持ち。
一方で律は、二人の関係を「普通」という基準で考え続ける。
けれど、長すぎた日常は、いつしか幼馴染という言葉だけでは収まらなくなっていた。
生活密着型の真澄と、無自覚世話焼きの律。
近すぎる幼馴染の二人が送る、『境界線ラブコメディー』。
これは、後に恋人となる二人の、学生時代の日常を記録した『観測日記』。
――幼馴染なのに、距離感は恋人のようだった。
(不定期更新です)
※表紙イラストはAIで生成しています。
文字数 1,151
最終更新日 2026.09.09
登録日 2026.09.09
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