粟生木 志伸

粟生木 志伸

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 夜の帳が降りた頃、山の中腹辺りから奴の顔が見えてくる。こいつが通り過ぎるまで一緒に話すのが、最近の俺の日課となっていた。
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文字数 24,528 最終更新日 2017.07.12 登録日 2017.07.12
 トゥアール王国のリリシーナ王女は、結婚ができないという悩みを抱えていた。  そんな彼女がある日偶然聞いたこともない薬を手に入れた。それは豊胸の薬という如何にも怪しいものだった。  結婚ができないことで、かなり参っていた彼女は、結婚できないのは自分のこのおっぱいが慎ましいからではないかと考えた。  そして彼女はその怪しげな薬に手を出してしまった。  しかし世の中そんな上手い話はない。この薬にはとんでもない副作用があったのだ。
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登録日 2016.02.09
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