1
件
「アンタって、思った以上の『ハズレ』よね」
ーー致死量の毒を吐かれ、無職になった29歳の冬。
清寿は異世界へ召喚された。
跡部清寿(29)、失職中の元サラリーマン。
運悪く召喚先でも『ハズレ』認定され、帝都を追い出されるハメに。
流れ着いた先は、訳有り集団『方舟商会』
ーーだが、そこも問題山積みの場所だった。
不味い飯。
崩れかけの住居。
男だらけの貧乏所帯。
──何より、『商会』なのに商会として機能していない。
善意はあるけど、生活力は皆無。
優しさはあるけど、どこか歪。
全てが危ういバランスで、見ていてハラハラしてしまう。
一度は全てを諦めかけた清寿だったが、
僅かに気力が戻れば、生真面目すぎるサガが騒ぎ出す。
「生きていくなら、せめて『普通』に暮らしたい」
チートはない。
それでもやるっきゃない。
あるのは元サラリーマンの経験と趣味の知識。
使えるものは、何でも使う。
地味な工夫で、小さな事からコツコツと。
これは、
無いものだらけのド底辺生活を地道に立て直していく、
地味系元サラリーマンと訳アリな仲間たちの、
『地味時々、ドタバタ』な異世界共同生活譚。
文字数 2,453
最終更新日 2026.07.13
登録日 2026.07.13
1
件