エビハラ

エビハラ

小説を書きます!書かせてください!
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少女の姿をした悪魔が、突然目の前に現れた。 「どんな願いも叶えてやろう。もちろん、それ相応の対価は頂くがな」 口から炎を吐き、矢印状の尻尾を持つ異形の悪魔。 僕は彼女の誘いに乗り、たった一つのお願い事をした。 「コーヒーが欲しい。できれば豆で」 「……は?」 「ブラジルとキリマンジャロ、ロブスタもあると、なお良いな」 その対価に魂を支払うことになると知っていて、僕は悪魔にコーヒー豆を望んだ。 なぜなら僕の心は、とっくの昔に死んでしまっていたから。 終末に訪れたかわいい悪魔と、オリジナルブレンドコーヒーをつくるお話。
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文字数 20,742 最終更新日 2023.06.25 登録日 2023.06.25
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