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空き家の水道メーターが毎月同じだけ進む。検針員・谷口は謎を追う。夜間に蛇口を使う男を見つけた。亡くなった家の息子。工場をやめて車で寝泊まりしている。谷口も母の施設代に困っていた。不正使用と同じ困窮。二つが報告書の前で対峙する。
文字数 2,318
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.11
図書館の返却当番をする高校一年のはるかは、二か月も同じ絵本だけを借りては返す老人に気づく。返ってくる絵本には毎回ちがうページに付箋がはさまり、そのうらには先週とちがう小さな数字が書かれている。動く付箋と病院の売店のレシートを手がかりに、はるかは数字の意味をたどり、答えにたどりついてから、そっとその続きを本にはさむ。
文字数 1,887
最終更新日 2026.09.01
登録日 2026.09.01
川瀬は工場の社員食堂で、昼の定食を数えて出す当番をしている。ある週から、売れた食券の数と、返ってくる盆の数が、毎日ひとつだけ合わなくなった。欠けた小鉢の行方を追った川瀬は、盆がどこへ運ばれるのかを突きとめ、数の合わせかたを自分で決める。
文字数 1,849
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.08.31
派遣事務の森野みなとは、通勤路にある隣家の新聞を、毎朝そっと玄関へ入れている。その家の牛乳受けでは空き瓶が立ったり伏せたりを繰り返し、みなとは向きが変わる規則を追いはじめる。手のふるえで字の書けない隣人が瓶に託した合図を読み解いたとき、みなとは自分の朝に残された一本の意味を確かめる。
文字数 1,821
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.08.31
高校生の松井ひなたは、祖母にかわって銭湯「松の湯」の番台を火曜だけ任されている。冷えたコーヒー牛乳の代金は箱にきちんと合っているのに、栓を抜いた王冠が毎週ひとつだけ足りず、瓶が一本消えていた。ひなたは王冠と空き瓶と箱の金を数えなおし、払われたのに飲まれない一本がどこへ行くのかを、自分の目で確かめようとする。
文字数 1,813
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.08.31
篠田みなとは、今月の資源ごみ当番になった。回収日の朝、だれも取らない古新聞の束が、いつも同じ角に置かれている。みなとは結び目とたたみ方から持ち主をたどり、その人がなぜ読まない新聞を出しつづけるのかを確かめる。
文字数 1,848
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.08.31
母が入院し、楓は放課後の店番をひとりで受け持っている。毎日六時、売れ残りのあんぱんを全部買う老女がいて、その数は日によってちがう。落ちたメモの名前を数えた楓は、その数の意味を確かめ、半額の札をさげないことを選ぶ。
文字数 1,833
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.08.31
蛭沢町の防災無線で、おくやみを読みあげる仕事。手当は一件三百円。ある日から、原稿にない名前が俺の口から勝手に出るようになった。出た名前の人は、その日のうちに死ぬ。読まなければ助かる。代わりに、町がだれかを選ぶ。逃げ場のないホラーで、後味は良くありません。
文字数 1,833
最終更新日 2026.08.29
登録日 2026.08.29
水道検針員の小柳は、三年前から空室のはずの二〇三号のメーターが、毎月ひとつだけ進むことに気づく。控えを並べて照らし合わせると、進んだ月の翌月にかならず住人がひとり消えていた。数字の出どころをたどった先で、彼は三年前の夏の朝に自分がした選択と向きあうことになる。救いのない結末を迎えるホラーであり、後味は良くない。
文字数 1,876
最終更新日 2026.08.29
登録日 2026.08.29
深夜の峠を走る長距離ドライバーの沖田は、先輩から「あそこのミラー、数えると一本多い」と聞かされる。霧の中、鏡に映る自分がこちらを見返し、白いシャツの女がミラー一本ごとに距離をつめてくる。女が読みあげていく数の意味に気づいたとき、沖田は八年前の自分の行いと向きあうことになる。救いのないホラーで、後味は良くありません。
文字数 1,880
最終更新日 2026.08.28
登録日 2026.08.28
深夜の峠を流すのが趣味のフリーター、坂上蓮。幼なじみと旧トンネルの都市伝説を試す。クラクションを三回鳴らすと出る、という噂。何も起きなかったはずが、帰りの車で、誰も座っていない真ん中の席のシートベルトだけが、留められていた。テンポで畳みかける都市伝説ホラー。救いはありません。※AIを使用して執筆した作品です。
文字数 1,813
最終更新日 2026.08.28
登録日 2026.08.28
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