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激しい時間修正の果てに天才少年・天野晴人君の事故を防ぎ、見事に100年後の地球を救い出した時川港とリス型AIリプリス。しかし、美しい青空を取り戻した2130年の未来へ帰還した瞬間、歓喜は最悪の絶望へと反転する。車椅子に座っているはずの117歳の歩香おばあちゃんが、どこにもいない。歴史の因果が歪み、「歩香が最初から歴史管理機関を作らなかった歴史」へと世界線が書き換わってしまったのだ。
機関の最高権力者の座に君臨していたのは、黒いトレンチコートに身を包んだ冷徹な男――【ドクターM】。崩壊を始める未来、燃料のクルミはゼロ。存在ごと消滅しかける港だったが、お守りとして持っていた「最初のクルミ」に眠る100年の絆がリプリスのエンジンを限界突破させる。
命からがら緊急脱出した港が辿り着いたのは、どんよりとした“灰色”の雲に覆われた、もう一つの2030年だった。そこで明かされるのは、晴人君を優しく支える支援者のフリをして近づき、未来の数式をすべて奪い取って晴人君を絶望の底へと突き落としたドクターMの恐るべき陰謀。
さらに未来から港たちを抹殺するために送り込まれた、漆黒のリスから天敵のハヤブサへと二段変形する時間追跡AIロボット「シャドウ・ナッツ」の脅威が容赦なく襲いかかる。動かないリプリスを抱え、港は17歳の若き日のおばあちゃん(歩香)と合流し、心を閉ざした11歳の晴人君を救うために立ち上がる。
狂わされた歴史の歯車をひっくり返し、本当の未来を取り戻すための、港とリプリスの「大逆転の旅(第2部)」が今、幕を開ける!
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【第2部・注目の新要素!】
■ 新たな黒幕:ドクターM(真鳥 玲司)
2030年では晴人君の良き理解者として慕われる天才科学者。しかしその本性は、未来の数式を独占して100年後の世界を支配しようとする冷酷非道な野心家。
■ 最凶の天敵:シャドウ・ナッツ(ファルコン・ナッツ)
ドクターMがリプリスのデータを悪用して作った追跡ロボ。「黒いリス」から、リスの天敵である「黒いハヤブサ」へと変形し、時空を越えて港たちを追い詰める。
■ 歪んだ2030年での共闘
歴史のパラドックスで存在を消されかけた港が、17歳の歩香、そして絶望した晴人君と共に、知略と絆でドクターMの包囲網に立ち向かう熱いサスペンス展開!
(第2部 本編へつづく)
文字数 8,696
最終更新日 2026.10.03
登録日 2026.10.03
© TIME REUNION スピンオフ — 最初のクルミ:AIリプリス誕生秘話 —
【作品紹介】
本編『TIME REUNION』へと繋がる、切なくも温かい前日譚(エピソードゼロ)。
なぜ人類初のタイムマシンは「リス」の姿で、そのエネルギーは「クルミ」なのか?
117歳の総司令・時川歩香の胸に秘められた、100年前の「失われたペット」の思い出と「天才少年との約束」が明かされる、至高のSFショートストーリー。
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【あらすじ】
時は2130年。地球滅亡の危機を前に、歴史管理機関の総司令・時川歩香(117歳)の手によって、人類初のAI搭載型タイムマシンが誕生する。
起動したシステムが自らをスキャンして驚いたのは、その姿が未来的な機械ではなく、100年以上前の地球に生息していた小動物「リス」そのものだったこと。
さらに、時間跳躍を司る高エネルギーエンジンの燃料として指定されたのは、植物の木の実である「クルミ」だった。
「なぜ、このような姿なのですか?」
無機質なAIの問いかけに、車椅子の小さなおばあちゃんは遠い目を細め、100年前の少女時代を語り始める。
それは、彼女が15歳の頃に寿命で亡くしてしまった、家族同然の愛するリスのペットの思い出。そして、大泣きする彼女の涙を拭いながら、当時11歳だった天才少年・天野晴人君が交わしてくれた、ある「約束」の記憶だった。
「無制限に時間をやり直せたら、人は『今』の重みを忘れてしまう。だから、クルミを齧る仕様にしたのよ」
クルミの残量=やり直せるチャンスの数。
一風変わったエネルギー制限に込められた、創造主の深い祈りと、後に相棒となる青年・時川港との出会い。すべての旅が始まる少し前を描いた、心揺さぶるスピンオフ。
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【注目ポイント!】
■ リプリスの誕生の秘密
本編のマスコットであり重要な鍵を握る「リプリス」の視点で描かれる物語。AIでありながら、歩香の想いに触れて「データ領域が温かくなる」という人間らしい変化の兆しが描かれます。
■ 100年前の約束が未来のガジェットに
15歳の歩香が経験したペットとの悲しい別れ、そして11歳の晴人君が放ったピュアな一言が、100年後の最先端タイムマシンとして結実するロマンあふれる設定。
■ 本編とのリンク
スピンオフを読めば、本編での「クルミの数=チャンスの数」というルールが、いかに優しく、そして重要な意味を持っていたのかがより深く理解できます。港との出会いの瞬間にも注目です。
(スピンオフ 本編へつづく)
文字数 1,308
最終更新日 2026.10.03
登録日 2026.10.03
【キャッチコピー】
「一つの出会いが、100年後の未来を変える。――手持ちのクルミの数だけ、歴史を巻き戻せ」
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【あらすじ】
時は2130年。地球環境の悪化により、人類は滅滅の危機を迎えていた。さらに半年後には富士山の大噴火という予測が下され、世界は完全にカウントダウンを迎える。
歴史管理機関の総司令であり、実年齢117歳の時川歩香は、破滅の未来へつながる致命的な歴史の分岐点が、100年前の過去――「2030年8月1日 13時30分」にあることを突き止める。それは、一人の天才少年が起こす、たった一つの「自転車事故」だった。
重大な任務を託された20歳の青年・時川港は、エネルギー源が『クルミ』という一風変わったリス型AIタイムマシン「リプリス」と共に、100年前の世界へと旅立つ。
過去で港を待ち受けていたのは、まだ自身の運命を知らない17歳の少女・歩香、そして未来の技術のすべてを握る11歳の天才少年・天野晴人君との出会いだった。
しかし、歴史が持つ絶対的な「修正力」が港たちの前に立ちはだかる。何度時間を巻き戻しても、運命は容赦なく少年を事故へと引きずり込んでいく。さらに、過去を変えようとする反動で、港の身体が透け始める奇病「時間固執症」が襲う。
限られた時間、底を突きかけるクルミ。
絶望の淵に立たされた港たちが、運命の13時30分に下した「最大の決断」とは――?
100年の時間を越えた出会いと再会を描く、ハラハラドキドキのSF人間ドラマ!
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【最低限の登場人物紹介】
■ 時川 港(ときかわ・みなと)/ 20歳
2130年の未来から、地球の命運を背負って100年前の過去へと派遣された青年。過去の因果を強引に変えようとすると身体が透けてしまう「時間固執症」の恐怖と戦う。
■ 時川 歩香(ときかわ・あゆか)/ 17歳
2030年の過去を生きる勝ち気な高校生。突如目の前に現れた港の正体を知らないが、共に運命を変えるために奔走する。100年後には歴史管理機関の総司令となる。
■ 天野 晴人(あまの・はると)/ 11歳
2030年の過去を生きる、発明が大好きな少年。地球温暖化を抑える大発明を控えているが、研究に没頭すると周囲の音が聞こえなくなる「過集中」の悪癖を持つ。
■ リプリス / リス型AIタイムマシン
港の相棒である愛らしいリス型AI。「クルミ」をエネルギーにして数秒・数分の時間をコントロールする短距離ワープ能力を持つ。クルミが減るほど人間らしい焦りを見せる。
(第1部 本編へつづく)
文字数 7,888
最終更新日 2026.10.03
登録日 2026.10.03
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