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ミステリー 完結 ショートショート
幼い頃お母さんはよく僕に言っていた言葉があった。 [いい子でいなさい] 僕はいい子って何だろうと考えた。 僕の行動による母の態度によって、 僕は幼いながらに結論を出したんだ。 相手の気持ちだけを考えて、 自分の気持ちを押し殺す。 相手が僕に対していい子と思うなら、 僕は相手にとって理想となる自分を演じた ある時、相手が言ったんだ。 [君はどうして僕にそんなに何かしようとするの?] 僕は言った。 [君に喜んでもらいたいからだよ。] 相手は微笑みながらこう言った [それはいい子だね。いい子いい子。 …君は(都合の)いい子だね。]
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文字数 250 最終更新日 2018.06.03 登録日 2018.06.03
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