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【あらすじ】
「魔導レーションこそが効率! 朝から晩まで厨房で灰汁をすくっているような地味女に用はない!」
帝国夜会の壇上、皇太子エルガーから「台所の豚」と罵倒され、婚約破棄された元宮廷見習い料理人の令嬢ロッタ。
実家からも絶縁され、北の国境にある呪われた廃城『黒曜宮』へと追放されてしまう。
だが、厨房で鍛え抜かれた職人魂を持つ彼女はまったく動じない。
「誰の邪魔もされずに、温かいご飯が作れるわ!」
井戸から極上の湧き水を汲み、竈に火を灯して銅貨五枚の『ベルガー食堂』を開くことに。
そんな嵐の夜、血まみれの巨大な「黒狼」が行き倒れてくる。
その正体は、大衆の過剰な恐怖と期待(視線)を浴びすぎて獣に姿が固定され、狂死寸前だった帝国最強の竜騎公爵ギルバートだった。
飢え凍えていた巨大な黒狼に、丁寧に灰汁を抜いた黄金の澄まし汁を飲ませた瞬間――
硬かった獣毛がシルクのようにふわふわになり、絶世の美青年へと戻って熟睡!?
「君の作るスープの温もりを思い出すだけで、戦場でも正気を保てる。……責任を取ってくれ」
「公爵様、明日はサバの味噌煮です!」
昼は威厳ある冷酷公爵、夜は膝枕でお腹を見せて甘えるもふもふ黒狼。
胃袋を掴まれた公爵は全軍ごと食堂へ引っ越し、過剰な重い愛でヒロインを囲い込み始める。
一方、手料理を失いレーション中毒で内臓を壊した皇太子たちは、民衆の軽蔑を浴びて自らも醜い姿へと変異していき――!?
【主な登場人物】
・ロッタ(ヒロイン)
元宮廷見習い料理人の令嬢。「銅貨五枚の定食屋」を守る誇り高き料理人。公爵の激重アプローチを「サバの味噌煮」で流してしまう天然。
・ギルバート(ヒーロー)
帝国最強の竜騎公爵。出汁一杯で人間に戻り、ヒロインへ狂乱溺愛を開始。
【昼】:色気ダダ漏れの冷酷美青年公爵
【夜】:膝枕でお腹を見せてゴロゴロ喉を鳴らす甘えん坊巨大黒狼
・トト
ネズミ耳の孤児の少年。ロッタの手料理に救われた「ベルガー食堂の一番目のお客様」兼、頼もしい看板給仕。
※第1部(全32話)完結済み。
※本作は、他Web小説サイト等にも掲載する場合がございます。
登録日 2026.11.01
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