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いつも一緒にいる、仲良し四人組。
天然で明るく、何かとみんなを笑わせる相沢壮。無口で頭が良く、何を考えているのか分かりにくい滝本海。明るくて誰からも愛されるけれど、本当の気持ちを隠すのが上手な木下凛音。そして、誰にでも優しく、面倒見がよくて、いつも凛音のそばにいる大原翔。
そんな四人の関係が変わったのは、ある日のことだった。「俺、海と付き合うことになった!」壮から突然告げられた、海との交際宣言。大好きな二人の幸せを、心から祝いたい。そう思うのに、胸の奥が痛かった。――海が好きだった。ずっと、ずっと好きだった。それでも凛音は笑って「おめでとう」と言う。自分の気持ちを誰にも知られないように、いつも通り明るく振る舞う。そんな凛音の変化に、ただ一人だけ気づいていた男がいた。「……無理して笑わなくていいよ」いつもそばにいて、何も聞かずに支えてくれる翔。
凛音が海を想っていることも。その気持ちを隠していることも。自分のことを、恋愛対象として見ていないことも。翔は全部知っていた。それでも、そばにいる。「俺はずっと、凛音の味方だから」海への片想いを抱えた凛音と、そんな凛音を誰よりも大切に想う翔。
近すぎるから気づけない気持ち。大切だから言えない言葉。誰かを想うほど、誰かを傷つけてしまう恋。「ねえ、海。……こっちを見てよ」届かなかった想いの先で、凛音が最後に見つけるのは――誰なのか。四人の友情から始まる、切なくて優しい恋の物語。
文字数 1,432
最終更新日 2026.10.09
登録日 2026.10.09
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