橋本 直

橋本 直

通りすがりのSF書きです

『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』と悪魔の研究』更新しました!

最新話『第54話 電脳が拾った惨劇』更新しました!
得意げにかなめが映し出したのは画質の荒い旧式の監視カメラの映像だった。
その映されている角度からこれが私的な監視カメラでそれにアクセスるのは違法だと茜は愚痴る。
そんな茜を黙らせたのは映し出された二人の人物の映像だった。
冬の服装の少女とそれの手を無造作に引く男。
だが、その少女は突然爆発したように衝撃波をまき散らし周りの群衆や車の群れを弾き飛ばしたことで一同の表情は変わった。
あの化け物の正体が判明した決定的な瞬間だった。
茜はこの映像だけで同盟厚生局を追い詰めようとしても画像の入手ルートを聞かれれば終わりだという。
しかし、かなめは小隊が判明した以上、少女の衣服の画像や少女の身元が割れればそのルートから厚生局の息の根を止められると言って島田のチャーハンを奪って食べ始めた。
糸口が見えてきたということで島田もすっかり明るくなって箸を進める。
かなめはすでにその少女の映像を警察やライラの山岳レンジャーには送信済みだという。
彼等が少女がどこから来たかを特定できれば同盟厚生局は完全に追い詰められる。
そう笑っていたかなめが急に真面目表情になってランの端末を取り上げて操作を始めた。
あの『人買い』志村三郎が4時間後に『租界』の事務所で会いたいとかなめに言ってきたという。
あの少女の出どころは三郎だった。
ランは一同に出撃準備を告げた。
同盟厚生局には麻薬密売組織撲滅のために強力な武装集団の保有が認められている。
少女の出どころを隠蔽するために三郎を口封じのために消す可能性がある。
ラン達は武装を取りに出かけ、誠も島田に肩を叩かせると銃と装備を取りに更衣室を目指した。

感想をお待ちしています!
コメント 0
登録日 2025.12.24 19:49

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン   新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。