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騎士団長のシャルシェは、巡回中に森の最奥で隠れ家のような洋館『トラットリア イスペシャリィ』を発見する。外観と仄かな料理の香りに惹かれて入店すると、ミステリアスな美貌の店主・クレドが出迎えた。1階の食堂で料理を注文したシャルシェは、料理を待つ間に2階に併設された図書館へと向かう。そこには宮廷魔導師すら凌駕する高度な魔法書と、膨大な蔵書が存在していた。提供された料理と珈琲を堪能し、心地よい読書時間を過ごしたシャルシェは、破格すぎる会計やクレドが無詠唱で高度な錬金術を扱う様に驚愕する。流麗な物腰の裏にあるクレドの底知れぬ能力と柔らかな優しさに魅了されたシャルシェは、ただの客にとどまらない深い関心を抱き、再訪を強く誓って店を後にするのだった……
文字数 114,206
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.08.06
文字数 4,124
最終更新日 2026.03.27
登録日 2026.03.27
実力派Bランク冒険者の剣士(ラーグ)・リスティスと拳闘士(アグス)・レリューは、複数のコカトリスとバジリスク討伐という高難度で魅力的な報酬の依頼を見つける。しかし、魔獣の数と種類から、彼らは魔法師の協力が必要不可欠だと判断し、ギルドの受付へ向かう。
受付職員から、最近登録されたという希少な虹魔法師(パルフェ)の存在を聞き、期待に胸を膨らませるリスティス。しかし職員は、そのパルフェには「ちょっと難がある」と歯切れが悪い。その「難」とは、指名同行は男性冒険者限定で、依頼完遂後にその同行者に抱いてもらえれば報酬は不要という、常識外れな条件だった。
ギルド長の鶴の一声(Aランク適正の希少なパルフェを囲うため)により、その条件が容認されていると知り、渋るリスティスだったが、報酬の魅力と希少なパルフェの力に惹かれ、翌日、会うことを決意する。
待ち合わせ場所に現れたのは、パルフェ・セシル。白いドレスシャツに黒のタイトレザーパンツという、華奢で貴族のような軽装の目を引く青年だった。
改めてリスティスが報酬の件を尋ねると、セシルは一切臆することなく、真っすぐ二人の目を見て告げる。
「はい。討伐完遂後、抱いてくだされば報酬は要りません」
この型破りな提案は、実力派の二人を大いに動揺させるのだった。
文字数 30,342
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.12.13
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