王家の生活は壮麗な建築ばかり備わり、常に華やかな暮らしを当然のものとする。
常に増改築を繰り返すほどで、多くの侍従が存在を求められた。
決して皇后の座につくことなど叶わない。それでも皇子の世話を担った侍従にはいずれ好待遇で迎えられる。そんな将来が約束されているということで、幼き皇子の世話を望む侍従が後を絶たない。
そんなエリアス皇子の専属お世話係をすることになったのは、幼き皇子の一目惚れ。運よく彼のハートを見事射止めたのが、私、ルイザ・チェルニーということになる。
文字数 2,122
最終更新日 2021.12.18
登録日 2021.12.18
突然の婚約破棄。何も問題なんて無いはずだった。それなのにカミル・ローレンからの一方的な申し出から飛び出した言葉は、僕とは釣り合わない。アリーズ・ヴェセリーは僕とは釣り合わないけど兄なら大丈夫。そう言って彼と当主様は家を出て行った。そしてその日から、エリゼオ・ローレンの拘束だらけの日々が始まる。
私とエリゼオの関係は果たしてどうなる――?
文字数 4,907
最終更新日 2021.10.26
登録日 2021.10.26
全知全能の智者として勇者を支え、強く育て上げて来たと自負する賢者アクセリ。心の中では不満を抱えながらも、PTに貢献をして来た。
そんな中、気弱な勇者ベナークは魔王討伐後に態度が一変。女魔導士に命じ、重力呪詛系転移魔法を賢者に使用させる。
裏切りに気付いた賢者は怒りを覚えるも、世界のどこかに転移させられてしまう。呪詛により能力全てが弱くなっていたことに憤慨するも一人ではどうにも出来ないことを知る。
自分と似たあぶれ者に助けられたことをきっかけとし、勇者に復讐をすることを目的に動き始めるのだった。
文字数 140,245
最終更新日 2021.10.04
登録日 2019.08.15