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塩と医療に精通した現代の専門家が、味気ない食文化と魔法頼みの医療しかない異世界に転生。塩商人の次男アッシュとして、塩の効能と薬膳料理を駆使し、家族の健康を救うことから始まり、料理と医療を融合させた“医食同源”の理念で世界を変革していく。数々の偏見や妨害を乗り越え、治療料理の国家制度化、国際平和外交、そして食で命を救う帝国の皇帝へと成り上がる。食べることで治す──それが新しい医療のかたちだった。
文字数 48,520
最終更新日 2025.07.31
登録日 2025.07.31
台風の夜、羽田空港に突然現れた身元不明の異世界住人、百名。DNA検査でも戸籍でも一切の記録が見つからず、政府は大混乱! 隔離、検疫、就職斡旋…前例のない事態に官僚たちも四苦八苦する。
一方、魔法が使えない現代日本に困惑する異世界住人たち。公爵令嬢も平民も関係なく、政府に保護され借金生活からスタート。「働かざる者食うべからず」の現実を知り、全員が就職活動に奮闘することに。
コンビニ、満員電車、スマホ…未知の文明に四苦八苦しながらも、洗濯機に怯え、エレベーターで剣を抜く日々。公爵令嬢シャルロットは受付嬢となり同僚に初恋し、騎士エリックは警備員として平和な世界の素晴らしさを知る。魔法使いメルリンは薬局でおばあちゃんと黄昏恋に落ち、農民ハンスは現代農業で才能を開花させる。
現代社会の仕組みに驚きの連続の異世界住人たちだが、現代人との心温まる交流を通じて新しい絆を育み、第二の人生を歩み始める。異世界住人の視点から見た現代日本の滑稽さと温かさを描く、笑いと涙の異文化交流ストーリー。
文字数 61,790
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.07.19
悪役令嬢として追放されたエリアナは、前世の航空工学知識を活かし、革新的な飛行補助装置「軽量浮遊ハンドル」を開発する。
現代技術と魔法の融合、既得権益との対立、国際政治の変化など、一つの技術革新が世界全体を変革していく壮大な物語。技術者としての成長と社会変革者としての責任を描く、本格技術革新ファンタジー。
文字数 132,419
最終更新日 2025.07.14
登録日 2025.07.13
布が貴重な異世界に転生した、和裁好きの少女。持ち込んだのは、祖母の裁縫箱《継ノ箱》――どんな道具も整い、感情を縫い込む不思議な箱だった。縫製文化のない世界で、着物を仕立て、衣の美しさを広めていく。貴族や王族、兵士すら虜にし、やがてその針仕事は、人の運命をも縫い直す力となる。針と糸で世界を変える、布の革命スローライフ!
文字数 19,768
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.07.02
「君、何にもしてないよね?」
そう言われて、地脈案内人の少年は勇者パーティーを追放された。スキルは、歩いた場所に道を作る《開路行者》。戦えない、役立たず――でもその“道”が、世界をつなぎ、歴史を揺るがすとは誰も思わなかった。
道を消し、道を通し、仲間を得て、裏世界へ。これは、ひとりの案内人が“誰よりも遠くまで歩いた”物語。
文字数 48,184
最終更新日 2025.06.27
登録日 2025.06.27
神殿に仕える深祈(しんき)の聖女セリナは、“皮膚が治せない聖女”として今日も絶賛苦情受付中。
だが彼女の力《浄化》は、体の奥――肝臓や肺など、見えない臓器の呪いを祓う超ニッチなもの。
外傷は無理でも内臓ならお任せ!と、騎士も貴族もこっそり駆け込んでくる。
ちょっぴり不便で、でも確実に効く“白衣さま”の祈りが今日も誰かの命を救う(たぶん)。
文字数 24,890
最終更新日 2025.06.27
登録日 2025.06.27
戦闘?回復?補助?──いいえ、“ぽわっ”と光るだけです。異世界に転移したカイトのスキル、その名も〈光のしずく〉。道案内に便利だったり、敵の目くらましになったり、なんか屋台まで光りはじめた!? 気づけば、地味だったはずの光が仲間と世界を照らしていく。頼れるのはセンスと発想力と、ぽよんと浮かぶ豆球ひとつ。ゆるくて優しくて、ちょっとだけ泣ける、一話完結の光る冒険ファンタジー!
文字数 17,687
最終更新日 2025.06.23
登録日 2025.06.23
異世界に召喚された少年・カイが授かったのは、使い道がわからないとされる「枯葉探知スキル」だった。戦闘も魔法もできず、王都から遠く離れた辺境村に送られるが、かつてホームセンターで園芸を担当していた知識を活かし、枯れ葉を香り袋や染料、腐葉土に活用しはじめる。
落ち葉一枚に価値を見出し、村を少しずつ豊かに変えていくカイの姿は、やがて人々の心を動かしていく――。
“役に立たない”と笑われたスキルで、今日もクラフトの火を灯す。
これは、ひとりの少年が落ち葉とともに世界を耕していく、再生と創造の異世界クラフト物語。
文字数 30,414
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.06.19
外れスキル〈異種混芽〉を持つ農民ギルド所属の青年・セロは、奇妙な野菜ばかり作る落ちこぼれと呼ばれていた。誰にも理解されず、丘の上の畑でひっそり実験を続けていた彼だったが、ある年、周辺村の作物が病気で壊滅。食糧難が迫るなか、セロの奇妙な野菜たちが“環境に強く、食べられる作物”として注目され始める。戦わず、魔法もなく、地道に土を耕す――これは、裏方農民が小さな畑から村を救い、やがて世界を変えていく、静かで力強い農業ファンタジー。
文字数 13,334
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.06.17
異世界に転移した平凡な青年・フェリク・アルメスが授かったのは、「手順書展開スキル」――あらゆる作業や戦術の最適な手順を可視化する、地味で非戦闘向けの能力だった。剣も魔法も使えず、役立たずと蔑まれる彼。しかし、鍛冶、調薬、建築、戦闘指示に至るまで、このスキルの応用範囲は広く、凡人を一流に変える力を秘めていた。やがてフェリクは、誰よりも戦わず、誰よりも多くの命を救い、戦場を動かす存在となっていく――これは、“手順”だけで英雄になった、静かなる支援者の逆転譚である。
文字数 12,545
最終更新日 2025.06.15
登録日 2025.06.15
伯爵家の令嬢クラリーチェは、名門アカデミーに通う15歳。婚約者候補は山ほどいるが、どれも家同士の都合ばかり。そんな中、彼女が授かったのは《階段》という奇妙なスキル。どこにでも現れる階段を使って、空も海底も地下迷宮も自在に行き来できるのだ。化粧品事業を営む実家のため、海底で採れる真珠や幻の薬草を持ち帰る日々だったが、ある日、古文書に記された「七つの秘宝と理想の伴侶」を巡る旅が始まる。スキルを“戦えない”と見下す者たちを横目に、階段で世界を駆け抜けるクラリーチェ。果たして、宝と運命の婿は見つかるのか——?
文字数 54,168
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.06.14
ミリアは17歳。生まれ育った村を離れ、海を見るために旅を始めた。彼女が持つスキルは「避難所」──戦えないし、派手でもない。飲み水のある清潔な個室にトイレとシャワー。外では役立たずと笑われたその力こそ、ミリアにとって“安心して眠れる場所”だった。食料は森で自給、昼は歩き、夜は静かな避難所で空を眺める。魔物の被害、天候の荒れ、種族間の摩擦……そんな世界を旅するなか、ミリアの穏やかな心と避難所が、少しずつ人々の心を癒していく。彼女の旅は、やがて世界の片隅で小さな奇跡を重ねていく――。
文字数 76,653
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.06.14
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