cozy0802

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歴史・時代 連載中 長編
豊臣と徳川が“なぜか共存している”少し不思議な戦国時代。 そこでは定期的に、「天下のことをだいたい決める会」という政務会議が開かれている。 議長は淀殿。補佐は徳川秀忠殿。参考意見は豊臣秀次様。 そして私は――記録係、小早川秀秋。 議題はいつも重大。 しかし結論はだいたい、 「高度な政治的判断により現状維持」。 関ヶ原の到着時期の差異も、言いにくい史実も、 すべて会議の議事録として“やさしく処理”されていく。 これは、歴史が動きそうで動かない、 両家政務会議の記録コメディである。 だが―― この均衡がいつまで続くのかは、誰も知らない。
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小説 5,305 位 / 218,523件 歴史・時代 14 位 / 2,886件
文字数 25,931 最終更新日 2026.03.05 登録日 2026.02.26
ミステリー 完結 長編
静かな展示室に並ぶ、無数の「観測記録」。
それらはすべて、誰かに読まれることで存在が確定する記録だった。 私はただの閲覧者として、記録を読んでいただけのはずだった。
第一展示室。
白紙の遺作。
そして、開示されていく観測記録の数々。 だがあるとき、気づく。
その記録は過去の出来事ではなく、
「今この瞬間の私の行動」を書き続けていることに。 一歩下がる。
視線を向ける。
違和感を覚える。
――すべてがリアルタイムで記録されていく。 やがて表示される一文。
《観測対象:展示閲覧者》 つまり私は、観測者ではなく、
“観測される側”だったのだ。 さらに調べていくうちに明らかになる、
この記録の不思議な構造。
この物語には、固定された語り手が存在しない。
読んでいる人に合わせて、「私」という語りが自動で生成されている。 だからすべての記録は自然に一人称で語られ、
まるで自分の体験のように感じられていた――。 そして最上段に残された、
最後まで開示されなかった基底記録。 【C-000】
記録者:未登録
状態:観測継続中 この記録の「私」は誰なのか。
最初の観測者は誰なのか。 その答えは、物語を最後まで読み続けたとき、
静かに論理として提示される。 本作は、
「読む」という行為そのものをテーマにした
静かなSFミステリーです。 ページをめくること。
読み進めること。
違和感に気づくこと。 そのすべてが、物語の一部になっていきます。 そして最後に、あなたは知ることになります。
この記録が存在していた本当の理由を。 ――あなたが観測するまで、
この記録は存在していなかったのだから。
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小説 17,224 位 / 218,523件 ミステリー 227 位 / 5,170件
文字数 22,420 最終更新日 2026.02.25 登録日 2026.02.25
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