夫は私を愛していないそうなので、遠慮なく離婚します。今さら引き止められても遅いです

王妃付き護衛騎士である夫に、「お前を愛したことはない」と告げられた。

理由は単純。
愛などなくても、仕事に支障はないからだという。

──そうですか。

それなら、こちらも遠慮する必要はありませんね。

王妃の機嫌、侍女たちとの関係、贈り物の選定。
夫が「当然のように」こなしていたそれらは、すべて私が整えていたもの。

離婚後、少しずつ歯車は狂い始める。

気づいたときにはもう遅い。
積み上げてきた信用は、静かに崩れていく。

一方で私は、王妃のもとへ。

今さら引き止められても、遅いのです。
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