《完結》「婚約一つだろう?」と言って私を捨てた元婚約者が、卒業式で振られているようです。
卒業式の日。
伯爵令嬢マロン・フライエが学院の正門前で馬車を待っていると、少し離れたところから聞き覚えのある声がした。
「俺は君のために婚約まで解消したんだぞ!」
怒鳴っているのは、半年前までマロンの婚約者だったトルナド・クライン。
その相手であるアプフェル・アドランテは、不思議そうに首を傾げていた。
「でも、在学中だけってお手紙に書いたでしょう?」
半年前。
トルナドは突然、好きな女性ができたから婚約を解消してほしいと言い出した。
「婚約一つだろう?」と…
※初日以外は12時・22時の投稿となります。
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