もう愛は冷めているのですが?

「真実の愛を見つけたから駆け落ちするよ。さよなら」
伯爵令嬢エスターは結婚式当日、婚約者のルシアンに無残にも捨てられてしまう。

3年後。
父を亡くしたエスターは令嬢ながらウィンダム伯領の領地経営を任されていた。
ある日、金髪碧眼の美形司祭マクミランがエスターを訪ねてきて言った。

「ルシアン・アトウッドの居場所を教えてください」
「え……?」

国王の命令によりエスターの元婚約者を探しているとのこと。
忘れたはずの愛しさに突き動かされ、マクミラン司祭と共にルシアンを探すエスター。

しかしルシアンとの再会で心優しいエスターの愛はついに冷め切り、完全に凍り付く。

「助けてくれエスター!僕を愛しているから探してくれたんだろう!?」
「いいえ。あなたへの愛はもう冷めています」

やがて悲しみはエスターを真実の愛へと導いていく……


 ◇ ◇ ◇
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