【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
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主人公が何も言わない時点でちゃんと低レベル向けの武器ではあるのかな?(アリシアの棒)
というより、アリシア側が転生か転移者な雰囲気があるし、だんだん二人の過去話が読みたいぞ
もっと後で書く予定かな?
感想、誠にありがとうございます。
返信が遅れましたこと、お詫び申し上げます。今後の物語の核心に触れる部分もございましたので、回答を控えさせていただいておりました。
まず、作中の設定について、いくつか補足をさせていただければと存じます。
【アリシアの背景について】
装備に関して: 彼女が当初所持していた「棒」は、特別な能力のない、ごく普通の木の棒です。RPGで言うところの初期装備(ひのきのぼうと布の服)のような、非常に心許ない状態でした。
過去のパーティでの経緯: 以前所属していたDランクパーティでは、彼女はヒーラーとして、回復薬の費用を節約するための安価な代替要員として雇われました。しかし、彼女の治癒魔法は使用回数が少なく(1日3回)、効果も軽度の治療に限られていたため、「期待したほどの戦力にならない」と判断され、日当だけを渡される形で解雇されてしまった、という大変苦しい過去がございます。
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