「お姉様の味方なんて誰もいないのよ」とよく言われますが、どうやらそうでもなさそうです

王太子ダンテに盛大な誕生日の席で婚約破棄を宣言された侯爵令嬢イヴ。
彼の隣には、妹ラーラの姿――。
幼い頃から家族に疎まれながらも、王太子妃となるべく努力してきたイヴにとって、それは想定外の屈辱だった。

だがその瞬間、国王クラディウスが立ち上がる。
「ならば仕方あるまい。婚約破棄を認めよう。そして――」

その一声が、ダンテのすべてをひっくり返す。

※ふんわり設定。ハッピーエンドです。
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