白い結婚を告げようとした王子は、冷遇していた妻に恋をする
ランゲル王国の王太子ヘンリックは結婚式を挙げた夜の寝室で、妻となったローゼリアに白い結婚を宣言する、
……つもりだった。
夫婦の寝室に姿を見せたヘンリックを待っていたのは、妻と同じ髪と瞳の色を持った見知らぬ美しい女性だった。
「『愛するマリーナのために、私はキミとは白い結婚とする』でしたか? 早くおっしゃってくださいな」
そう言って椅子に座っていた美しい女性は悠然と立ち上がる。
「そ、その声はっ、ローゼリア……なのか?」
女性の声を聞いた事で、ヘンリックはやっと彼女が自分の妻となったローゼリアなのだと気付いたのだが、驚きのあまり白い結婚を宣言する事も出来ずに逃げるように自分の部屋へと戻ってしまうのだった。
※こちらは「裏切られた令嬢は、30歳も年上の伯爵さまに嫁ぎましたが、白い結婚ですわ。」のIFストーリーです。
ヘンリック(王太子)が主役となります。
また、上記作品をお読みにならなくてもお楽しみ頂ける内容となっております。
……つもりだった。
夫婦の寝室に姿を見せたヘンリックを待っていたのは、妻と同じ髪と瞳の色を持った見知らぬ美しい女性だった。
「『愛するマリーナのために、私はキミとは白い結婚とする』でしたか? 早くおっしゃってくださいな」
そう言って椅子に座っていた美しい女性は悠然と立ち上がる。
「そ、その声はっ、ローゼリア……なのか?」
女性の声を聞いた事で、ヘンリックはやっと彼女が自分の妻となったローゼリアなのだと気付いたのだが、驚きのあまり白い結婚を宣言する事も出来ずに逃げるように自分の部屋へと戻ってしまうのだった。
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おぅ、、、2人の溝はもはや致命的に思えますネ、、、。
なにか決定的なことが起きないと、リセットしてのやり直しは難しそうですね。
過去のことが土台になって今があるのだから、なかったことにはできないしね、、。
感想ありがとうございます
ヘンリックは決定打になる事を避ける事が出来たのですが、これまでに積み上げた(下げた?)ものが多過ぎて、ご指摘の通りロゼとの関係にはかなり深い溝が出来上がってます。
彼自身どのくらい深い溝なのかにまだ気付いていないので、本人は反省したつもりになっていてもロゼにとっては全く足りていない状態です。
ヘンリック、ロゼに言い寄る前に、《マリーナと別れてケリつける》事をしないとロゼとは前進しないよ。
順番を守ろうね、まずは愛人マリーナとキッパリ別れてからだよね。
感想ありがとうございます
おっしゃる通り、なかなか前進しそうにないですね……。
前作の事もお褒め下さりありがとうございます。
兄は前作以上に活躍してくれますし、相変わらずのシスコンです。
マリーナも変わらずお馬鹿さんですし、前作で使わなかったエピソードや登場人物も出します。
本作もお楽しみいただけると幸いです。
ヘンリック…流されやすいのか…。将来の王としては危ういな。
感想ありがとうございます。
危ういですが、彼も発展途上なので……。
今回の彼は主役なので、これから少しでも成長を感じていただけると嬉しいです。
面白い!!
続き楽しみにしております!
感想ありがとうございます。
序盤で面白いとの感想を頂けてとても嬉しいです。
完結まで執筆済みですので、最終話までお付き合いいただければ幸いですm(_ _)m
IFストーリーありがとうございます。
ヘンリック、今度こそがんばって!
「裏切られた令嬢~」に続いての感想をありがとうございます。
彼の気付きはゆっくりになるかもしれませんが、前向きな子なので見守っていただければと思います。
ヘンリックとエーヴェルトのダブルヒーローみたいな感じになってます。
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